【第4回】応募者の見極め方と、面接官の口説き方

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2012/10/29

“人材採用”成功の鉄則とは?

自己紹介
株式会社クオリティ・オブ・ライフ フェロー 常見 陽平
主な経歴
就職活動、採用活動の研究家。これまでに学生時代の就職氷河期体験、転職情報誌編集部、教育・研修企業の企画担当、企業の採用担当者、大学のキャリア教育担当非常勤講師、官庁・自治体の若年層支援事業コンサルティ…

【第4回】応募者の見極め方と、面接官の口説き方

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「なんでこんな奴、採ったんだ!」見極め方の基本は“事実の確認”

 この連載も最終回。いよいよ「選考」について考えます。特に応募者の見極め方、口説き方について考えてみます。皆さんも、選考でいかに応募者を見抜くかということにお悩みではないでしょうか?
 
  「なんでこんな奴、採ったんだ!」
 
  事業部門の課長などから、こんなクレームを受けたことはないでしょうか?私も採用担当者になりたての頃は正直なところ、こんな失敗を繰り返してきました(もっとも、こんなクレームを言ってくる人の中には、その若手社員を自分が面接して高評価をつけたことを忘れている人もいるのですが)。面接では優秀そうに見えるのに、入社してみてガッカリということはないでしょうか。 
  こういう場合は選考プロセスを振り返ってみると分かりやすいです。たいていの場合、その人に対する“事実確認”を怠っています。たとえ、事実確認をしていたとしても、一部の事実を表面的にジャッジして見ていたわけです。特に、こういう言い方は失礼ですが、中堅・中小のIT企業の中には有名大学の学生などがあまり応募してこない企業もあることでしょう。そういう場合、大学の名前やTOEICのスコア、出身企業など見栄えの良い事実に流されがちです。これが危険なのです。

■「どう」やったかを確認する

 選考には基本があります。それは「事実の確認」であり、「何」をやったかだけではなく、「どう」やったかを確認することです。例えば、「早稲田大学政治経済学部出身」などのピカピカの学歴が書かれていたところで、そこを過剰に評価せず、どうやって入学したのか、その時にこだわったことは何か、どんな学生生活を過ごしたのかなどを丁寧に確認していきましょう。
 特に最近の就活は、「学生時代に頑張ったこと」のプレゼンテーション大会になっていると感じます。学生の中には就活で自慢できるネタを用意するために、学生生活を送っているのではないかと感じることがよくあります。採用担当者もこのような「プレゼン上手学生」をどう見抜くか、頭を痛めています。この際も質問が大事です。何をどう頑張ったのかを確認しておきましょう。
 中途採用の場合は、これまで関わってきた業務と、これまで勤めていた企業の風土について詳しく聞きましょう。今の業務とマッチするのかどうか判断しやすくなります。また、なぜ転職しようとしているのか、ポジティブな理由だけでなく、ネガティブな理由も含めて分析すると良いでしょう。

■「困難を乗り越えた経験の確認」と「質問時間をしっかり取る」

 気をつけるべきポイントはもう2つあります。1つは困難を乗り越えた経験を聞くことです。課題から逃げないこと、創意工夫して乗り越えることなどを確認するとよいでしょう。もう1つは、最後に質問の時間をしっかりと取ることです。
 これは3つの意味で有効です。1つは、応募者の満足度を高めることです。ちゃんと質問し、疑問を解消することが、応募者にとっての満足度アップにつながります。仮にその応募者と御縁がなかったとしても、将来的に顧客になる可能性はあります。採用活動は未来の顧客開拓活動の1つでもあるのです。2つ目は、質問に対する回答を通じて“自社の魅力”を伝えることができることです。 
  3つ目は、応募者の本音が出やすいからです。実はこのやり取りの中で、素の価値観、こだわっていることが出たりするものです。私も以前、「世界を股にかけて、グローバルに活躍したい」という学生が、最後の質疑応答で「実家から通える大阪支店に通える可能性はどれくらいですか?」という質問をしてきて、ひっくり返りそうになりました。質問するためには一定以上のコミュニケーション能力が必要ですので、ここを確かめることもできます。
  なお、見極めるという点について言うならば、そもそも面接で完全に見極めるのは難しいということも認識しておきたいです。最後は、応募者と採用担当者の覚悟が大事ですし、入社後に互いに成長、変化していくことが大事です。応募者の可能性にかけてみましょう。

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