【第3回】実践!社員のスキルUPの課題にTRIZを使う

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2012/10/22

ビジネスの矛盾解決!TRIZ活用術を知っている?

自己紹介
NBIコンサルティング株式会社 代表取締役社長 本田 秀行
主な経歴
大手IT系企業でSEとして多数のシステム開発を経験後、2006年にITコーディネータとして独立。2010年にNBIコンサルティング株式会社設立。代表取締役社長に就任。自治体や民間企業等、ITコーディネ…

【第3回】実践!社員のスキルUPの課題にTRIZを使う

 今回からは、いよいよTRIZを使って問題を解決してみましょう。
 仕事上の問題は色々とありますが、特に会社で仕事をしている場合は、組織の問題や、そこで働いている社員に関する問題がたくさん考えられます。組織改革を試みたり、社員教育を充実させようとしても、一筋縄ではいかない理由もたくさんあるでしょう。そんなときにもTRIZを使って問題解決策を探ってみると、いろいろな解決策が見えてきます。

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社員の知識を増やしたい…けれども「時間には限りがある」

 現代は、非常に世の中の流れが速くなっている時代です。特にICTの分野などは、まさに日進月歩という感じで、プロとして仕事をしている人たちでも、日々、情報収集と技術の習得に追われている状況です。当然、教育や情報収集に時間が必要ですが、会社の中で教育や情報収集に時間をかけるということは、即コストに跳ね返ってきます。会社としても、そう簡単にお金や時間をかけるというのは難しいかもしれません。
 ここでの問題を整理すると、「社員の知識は増やす必要がある」が「時間は限られている」ということになってきます。社員の知識を増やそうとすると時間もかかってしまうという矛盾が発生するわけです。
 ここで、前回のコラムで紹介した「矛盾解決マトリクス」を見ると、この問題にあてはまりそうなパラメータとして「情報の損失」と「時間の損失」というものが見つかります。パラメータは表1にあるように、全部で39種類あります。この問題では、改善するパラメータとして「情報の損失」、それによって悪化するパラメータとして「時間の損失」を選ぶことにしましょう。

表1 矛盾解決マトリクス(技術的パラメータ)
表1 矛盾解決マトリクス(技術的パラメータ)

 矛盾解決マトリクスで、これらのパラメータの交点を見てみると、「24、26、28、32」という数値が書かれています。これらはそれぞれ「仲介原理」、「代替原理」、「機械的システム代替原理」、「変色利用原理」を表します。
 「仲介原理」は何かを仲介させることによる問題解決原理です。例えば、不動産屋などはこの原理を使ったものといって良いでしょう。「代替原理」は本物や現在使っているものの代わりの何かを使う原理で、自動車教習所の運転シミュレータなどが考えられます。「機械的システム代替原理」は、それまで機械的な方法で実現していたシステムを別の方法で置き換える原理です。例としてドアの鍵を指紋認証などに変えたというのは、この原理と言えます。「変色利用原理は色や透明度などを変えることで問題解決します。ブラウザですでにクリックしたリンク先の文字の色を変えるなどということが例として挙げられます。

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