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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

インターネットVPNの導入状況

2012/08/28


 キーマンズネットでは、2012年5月15日〜2012年5月22日にかけて「インターネットVPNの導入」に関するアンケートを実施した(有効回答数:574)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の51.0%、一般部門が49.0%という構成比であった。今回、お聞きしたのはインターネットVPNの「利用用途」や「選定時の重要ポイント」など、その導入状況を把握するための質問。その結果、全体の5割以上がインターネットVPNを導入済みで、その多くが拠点間接続に用いられている傾向にあることが分かった。
 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

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1

半数以上が導入済み、拠点数11〜50の企業の導入率が高い結果に

 最初にインターネットVPNの「導入状況」について尋ねたところ、「既に導入済みである(追加リプレイスなし)」が48.8%、「既に導入済みである(追加リプレイスあり)」が5.7%、「新規で導入を検討している」が3.8%、「必要性を感じているが導入は検討しない」が10.1%、「必要性を感じない」が31.5%と続いた。まとめると全体では54.5%が「導入済み」、追加リプレイスを含めた9.6%が「検討中」という結果となった(図1)。
 「導入済み」を拠点数別に見ると「1〜5拠点」が45.5%、「6〜10拠点」が54.5%、「11〜50拠点」が68.5%、「51〜100拠点」が64.1%、「101拠点以上」が56.6%となっていた。VPNや専用回線といったプライベートネットワークは拠点間を接続するためのネットワークとして使われることが多く、拠点数が多いほどその導入率は高い。1拠点から50拠点まで導入率が上がっていくのはプライベートネットワークの中でも比較的安価なインターネットVPNが選ばれているためだろう。一方で拠点数が101以上の大規模企業になるとインターネットVPNではなく、より安全で安定性の高いIP-VPNや広域イーサネットが選ばれているものと思われる。

図1 インターネットVPNの導入状況

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図1 インターネットVPNの導入状況
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2

導入済みの6割以上が「拠点間接続」としてインターネットVPNを利用

 次に、インターネットVPNを「導入済み」、「導入予定」と回答した方を対象に、インターネットVPNの利用用途を尋ねた。その結果「導入済み」では、1位が「拠点間接続」で67.6%、2位が「外出先からのリモートアクセス」で42.5%、3位が「協力会社・販売店など、関連会社との接続」で20.9%となり、4位「バックアップ回線」、5位「在宅勤務」、6位「BCP対策」と続いた(図2)。
 これを従業員規模別に見ると「1001名以上」で「外出先からのリモートアクセス」の需要がほかよりも高く、「100名以下」が26.6%、「101〜1000名以下」が40.1%だったのに対して、「1001名以上」では55.2%と、「100名以下」と比較すると倍以上の差が表れていた。昨今、スマートフォンやメディアタブレットといったモバイルデバイスが大企業を中心に普及しつつあり、「1001名以上」において「外出先からのリモートアクセス」の利用率が多かったのは、これらモバイルデバイスの利便性や安全性を確保するためと予想される。
 「導入予定」では、「導入済み」と傾向は近しいもののBCP対策が優先順位を上げて3位となった。

図2 インターネットVPNの利用用途

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3

製品選定の重視ポイント、コスト以外にもセキュリティ、品質・安定性を意識

 次に、インターネットVPNを「導入済み」、「導入予定」と回答した方を対象に、インターネットVPN製品選定の「最も重視しているポイント」を尋ねた(1〜3位で順位付けをする単一回答)。その結果「導入済み」では、1位が「運用コスト」で27.1%、2位が「導入コスト」で25.1%、3位が「通信のセキュリティ」で18.0%となり、4位「通信の品質・安定性」、5位「通信速度」と続いた(図3)。これを従業員規模別に見ると、「1001名以上」の大規模企業において「通信の品質・安定性」と「通信のセキュリティ」がほかの従業員規模に比べて大きく差がでた。まず「通信の品質・安定性」においては、「1001名以上」が22.4%となっているのに対して、「101〜1000名以下」では9.8%と、最小と最大で12.6ポイントも差が開いた。次に「通信のセキュリティ」においては、「1001名以上」が23.5%となっているのに対して、「100名以下」が9.4%と、最小と最大で14.1ポイントも差が開いた。
 インターネットVPNは、類似するサービスとして「IP-VPN」や「広域イーサネット」などがあるが、どちらも通信事業者のクローズドなネットワークを介すためにインターネットVPNよりも安全で安定した通信が行える。拠点数が多い大規模企業はこれらサービスと比較することが多く、それ故に品質・安定性やセキュリティ面を重視する傾向にあるのだろう。

図3 重視ポイント

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