急成長が期待される「新世代M2M」とは?

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流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

急成長が期待される「新世代M2M」とは?

2012/08/22


 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマ「新世代M2M」の「M2M」は「Machine to Machine」の略語で機器相互間のコミュニケーション技術のこと。昔からあるM2Mが今話題になっているのは、世界規模で市場が急成長しようとしているからです。2010年までは10億ドル規模でずっと横ばいだったM2M通信モジュール市場が、2017年までに約65億ドルに達する右上がりの急カーブを描いて成長しているのです。現在でも十数億のデバイスがネットワーク接続されていますが、10年後には500億個が接続するとも言われます。これを見れば既に「画期」が訪れ「新世代」が到来しているのは確か。日本国内でも2015年度には約3300億円の市場になるという見込みもあります。今回はそんなM2Mと新技術、新利用技術が拓く可能性と課題を紹介しましょう。

M2M

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M2M、「新世代」M2Mとは何か

 M2M(Machine to Machine)は、携帯電話会社などの通信キャリアがビジネスの領域を「人間同士のコミュニケーション」から「機械同士のコミュニケーション」へと広げたいという事情から生み出されたキーワードだと言ってよいだろう。そのため今でも通信の側面が強調されることが多いのだが、実際には通信の領域を超えて「何かの現象・事象を検知するセンサ」と「多数のセンサから収集した情報をもとにした機器制御技術」を利用する仕組み全般のことを指すようになってきた。

図1 「新世代M2M」のイメージ
図1 「新世代M2M」のイメージ
資料提供:日本電気

 例えば、今春開通した「東京ゲートブリッジ」には多数の加速度計、ひずみ計、温度計、変位計が取り付けられている。これらが「センサ」だ。これらセンサは常時橋の状態をモニタし、情報をネットワークで伝える。その先のサーバには「ビッグデータ」解析システムがあり、橋の異常検出や経年劣化予測、保守計画の策定などに活用されている。また通行する車重や車種の推定、特殊車両情報の把握も可能になっている(NTTデータ公表資料による)。

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従来からのM2Mでは何が行われてきたか

 日本では総務省が提唱した「ユビキタスネットワーク社会」の実現の要素として機器間通信のコンセプトが十数年前から語られ、10年ほど前から「M2M」というキーワードが使われ、具体的な事例が語られるようになった。例えばファシリティ管理(ビルの設備管理用の空調、照明、エレベータの稼働管理など)、自動販売機の在庫補給管理やICカード決済、物品やトラックなどの物流管理、防災・災害対策(地震速報や警報システムなど)、防犯・セキュリティ対策、自動車への交通情報配信などのテレマティクス、農産物管理、遠隔健康管理、交通管制など、他領域、他業種をまたがるさまざまな活用例がある。

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