【第4回】経営者にうまく伝えられなかったジレンマ

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2012/04/23

経営者に知って欲しい、IT推進者の悩み

自己紹介
一般社団法人 千葉IT経営センター 理事 鬼澤 健八
主な経歴
ミサワホームで20年(営業・経理の実務、業務監査、経営企画、IT企画運営)の社内IT利活用を経験後、(財)千葉県産業振興センターのITアドバイザーに従事。現在は、おにざわIT経営支援オフィスとして独立…

【第4回】経営者にうまく伝えられなかったジレンマ

 経営者がIT推進者(IT担当者)に求めている役割は、社内システムを回すための運用管理、ITベンダとの折衝、ホームページの更新管理、データ集計業務などの定型的な業務が多いと思います。
 私は会社勤務時代に、300名程度の企業に出向して、経営企画業務等と兼務で日常のIT関係の運用をしていました。日常の運用業務をしながらも、積極的に業務改善に繋がる情報システム活用を意識していました。そして、その情報システムの購入許可を得るために、経営層に説明いたします。「現状の業務内容」と「導入予定の情報システムの機能」は、次の内容です。

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効果の表現が人件費換算のワンパターン

 当然ながら、経営的には「効果」を判断できれば、それに見合う「投資」をするという考えがあります。IT推進者としては、その「効果」を表現しようとしますが、その表現の仕方がワンパターンで、人件費換算になっていました。
 よくある「効果」の表現で、『××システムを入れると、作業時間が××時間削減でき、直接担当者の残業時間が××時間削減され、間接的に△△部門の作業時間も××時間削減されて、時給換算すると合計××円の効果。××円を投資しても1年で回収できます。』のような表現があります。
 単純作業の時間短縮の場合はこれでよいと思いますが、無理にこのパターンにハメこんで判断しているときがあります。例えば、「顧客情報システム」の導入を例に説明すると、次のようになります。

■現状の業務内容

お客様に書いてもらった顧客シート(住所・氏名・連絡先・簡単なアンケート)に穴を開けて、“アカサタナ・・”のラベルを貼って仕切っているバインダーに保管。

購入していただいた商品を、顧客シートの裏面に、履歴として手書きで記録。

お客様と面談する前に、顧客シートを何十冊もあるバインダーから探して、購入履歴を調べて話題のきっかけに利用。

年に数回は、全顧客シートから○○という商品を購入した人をピックアップして、リストを作成して販売促進のDMを発送。

■導入予定の顧客情報システムの機能

顧客シート(住所・氏名・連絡先・簡単なアンケート)の情報を入力して電子化。

購入履歴は、販売管理システムからデータを受け入れて、お客様毎の履歴として自動的に整理。

お客様を多様な切り口(50音・住所・電話番号等)で検索してパソコンの画面に表示。データ加工して顧客リスト作成も可能。

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