【第2回】海外進出!単なる製造工場から販売市場へ

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2012/04/09

中堅・中小企業の海外展開における実態に迫る!

自己紹介
株式会社ノークリサーチ シニアアナリスト 岩上 由高
主な経歴
早稲田大学大学院理工学研究科数理科学専攻卒業後、ジャストシステム、ソニーグローバルソリューションズ、ベンチャー企業などでIT製品及びビジネスの企画/開発/マネジメントに携わる。ノークリサーチでは技術面…

【第2回】海外進出!単なる製造工場から販売市場へ

 今回は製造業の海外展開について見ていくことにしましょう。製造業は大きく分けて「組立製造業」と「加工製造業」に大別されます。前者は自動車、電気製品、建機、工作機械といった多数の部品を組み立てて一つの製品を作り上げる業態です。後者は飲食料品、化学工業、衣類など、原材料を処理/混合することで副産物も含めた様々な製品を生成する業態です。こうした業態の違いに起因する傾向差もあるため、以下のデータでは「組立製造業」と「加工製造業」に分けて集計した結果を掲載しています。

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海外へのビジネス展開状況…海外拠点は単なる工場ではない!

 製造業の海外展開といえば、新興国の安い労働力を生かした工場進出を思い浮かべる方も多いかも知れません。しかし、中堅・中小の製造業における海外展開は昨今大きな変化を見せてきています。
 以下のグラフは年商500億円未満の製造業に対し、「海外へのビジネス展開状況」を尋ねた結果です。

+拡大

 「組立製造業」「加工製造業」ともに「既に海外拠点を持ち、商材やサービスを販売/流通させている」という回答が「既に海外拠点を持ち、製造やサポートのアウトソース先として活用している」よりも多いことがわかります。日本の中堅・中小企業は金型や部品など、ベースとなる部分において高い評価を受けています。それらを元に中国やアジアの企業が完成品を製造し、欧米で販売するという流れも多いのです。日本の中堅・中小の製造業にとって海外拠点は単なる工場ではなく、既に重要な販売/流通の市場となっているのです。

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