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マクロがOffice 2010移行の妨げに? それを解消したのは…

2012/01/27


 アプリケーションソフトウェアのバージョンアップには様々な困難をともなう。コア業務でフルに活用しているアプリケーションであれば、なおさらのことである。
 営業実績管理をExcelのマクロ機能を使って行ってきたかゆみ止め薬の「ムヒ」で知られる池田模範堂は、業務に全く支障をきたすことなく、ユーザインターフェースやアーキテクチャが大幅に異なるOffice XPからOffice 2010へのスムーズな全社移行を実現した。それを可能にしたのが大塚商会の「マクロ互換性検証サービス」だったのである。

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導入企業プロフィール

株式会社 池田模範堂
従業員数/260名(2011年1月現在)
売上高/115億円(2010年11月期)
事業内容/かゆみ止めなどの医薬品製造・販売
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導入製品・ソリューション

マクロ互換性検証サービス
株式会社 大塚商会
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課題 導入システム 効果

Excel 2002用のマクロがExcel 2010でも正常に動作するかどうか分からず、移行に不安を抱えていた。

「マクロ互換性検証サービス」を利用して、正常に動作するかどうかを事前に検証した。

Office2010へのスムーズな全社移行を実現。個々のマクロの重要度が分かり、システム化も進展した。


1

既存のマクロがExcel 2010でも正常に動作するかどうか分からない

■Office XPがサポート切れに…

 池田模範堂は、かゆみ止め薬の「ムヒ」で知られる外用剤医薬品メーカーだ。富山県に置く本社(工場・研究所・経営支援部)のほか、東京支店、名古屋支店、大阪支店、福岡支店の5ヵ所を活動拠点として、日本全国をカバーする営業体制をとっている。
 同社では販売実績や営業進捗などの各種レポートを、Excelのマクロ機能を使って作成・管理してきた。これらのマクロは元々は東京支店の営業企画課が内製したものだが、各支店がそれぞれの使い勝手に合わせてそれらを改良・拡張を施して使っていたほか、業務効率化のために各拠点のパワーユーザが独自に開発したマクロも多数あるなど、社内では膨大な量のマクロが使用されていたという。
 そこに出てきたのがサポート切れの問題である。
 同社はOffice XPを中心に使用してきたが、Office XPは2011年7月にサポートが終了になるため、最新版のOffice 2010に移行しなくてはならなくなった。しかし2007以降のOfficeはユーザインターフェースやアーキテクチャが大幅に変更されているため、これまで業務で使用してきたマクロがOffice 2010でも正常に動作するかどうかが分からない、という難題に直面したのである。

担当者のナマ声:各支店でカスタマイズしたデータの把握がしきれなかった

 このプロジェクトを主導した東京支店営業企画課の早川 健氏は次のように語る。

 中堅中小企業にありがちなことですが、弊社にも情報システム部門がありません。このため販売実績や営業進捗などを管理・集計している東京支店の営業企画課が各種レポート用のExcelマクロを作成して各支店に提供していました。
 営業企画課で作成したものだけであれば、ちゃんと動くかどうかをまだ検証することもできたでしょうが、各支店でカスタマイズしたものや独自に開発したものなどが数多く使われており、検証しなくてはならないマクロがいったいどれだけあるのか分からない状況でした。
 Officeのバージョン管理にも課題を感じていました。情報システム部門がなく各部署がそれぞれの判断でパソコンやソフトウェアを購入しているため、ある部署ではOffice XP、別の部署ではOffice 2003とバージョンがバラバラで、統制しきれていない状態でした。
 そんな状況の中、Office 2010への移行に備えて、2003以前のバージョンのOfficeとOffice 2010との機能の差異を理解・把握するために大塚商会の「Officeバージョンアップ差分研修」に参加したところ、マクロの互換性を移行前に検証する「マクロ互換性検証サービス」というサービスがあることを知ったのです。
(東京支店営業企画課・早川 健氏)

東京支店営業企画課の早川 健氏
東京支店営業企画課の早川 健氏
Office 2010への全社移行、並びにExcelマクロの互換性検証プロジェクトを主導した東京支店営業企画課の早川 健氏。「どんなマクロがあるのか、どんな業務に使われているのか、いったいどれだけあるのかなどが分からず、取りまとめるのに苦労しました」と話す。

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