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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

「ビッグデータ」の現状

2012/06/26


 キーマンズネットでは、2012年3月27日〜 2012年4月3日にかけて「ビッグデータの現状」に関するアンケートを実施した(有効回答数:490)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の50.2%、一般部門が49.8%という構成比であった。
 今回お聞きしたのは、ビッグデータ処理の要望や今後分析・活用したいと考えるデータの種類など、ビッグデータの現状を把握するための質問。その結果、経営層や一般部門からビッグデータ処理の要望が届いている企業はわずか3割で、今後データ分析のためのシステム強化を考えている人は1割程度しかいないことが分かった。
 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

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1

約7割が「要望なし」のビッグデータ需要…分析内容は構造化データが大半を占める

 ソーシャルメディアやスマートデバイスの普及、センサ技術の発達など、企業が扱うデータは多様化し、その容量も増加している。そんな膨大な量のデータを高度なデータマイニングによって分析し、その結果を経営改善に生かすことが今回のテーマ「ビッグデータ」である。大手ITベンダはビッグデータに本腰を入れ始め、今年に入ってビッグデータに関連する新製品やサービスの発表が相次いでいるが、実際ユーザ企業はビッグデータをどうとらえているのだろうか。

 まずは全員を対象に「経営層、または一般部門からビッグデータを処理したいという要望が届いているのか」を尋ねた。その結果、「とても要望がある」は2.9%、「まあ要望がある」は23.3%、「まったく要望はない」との回答が73.9%となった。まとめると全体では26.2%が「要望がある」、73.9%が「要望がない」というのが現状のようだ。「要望がある」を従業員規模別で見ると、100名以下の企業が13.4%に対して、101〜1000名以下の企業が26.7%、1001名以上の企業が33.9%となり、従業員規模が大きいほどビッグデータに対する要望が強いことが分かる。
 次に「現状、分析・活用しているデータ」について尋ねた。その結果、1位が「構造化データ」で66.0%、2位が「Webサイトのアクセスログデータ」で26.7%、3位が「コールセンタのログデータ」で11.1%となり、「半構造化データ(7.6%)」、「イベントデータ(7.3%)」、「センサデータ(5.8%)」、「地理データ(5.6%)」、「ソーシャルメディアのデータ(4.7%)」の順で後に続いた。
 続いて「今後、分析・活用したいデータ」について尋ねている。その結果、1位が「構造化データ」で53.3%、2位が「Webサイトのアクセスログデータ」で25.0%、3位が「ソーシャルメディアのデータ」で15.4%となり、「半構造化データ(12.6%)」、「イベントデータ(12.1%)」、「コールセンタのログデータ(9.8%)」、「地理データ(7.9%)」、「センサデータ(6.5%)」の順で後に続いた。
 「ソーシャルメディアのデータ」においては現在と今後とで10%以上も上がっていることが分かる。FacebookやTwitterをはじめ、参加者が増加の一途をたどるソーシャルメディア上の口コミデータやトラッキングデータは、顧客の動向を知る重要なヒントとなる。それだけに今後ビジネスに分析・活用したいと思う企業が増えているのだろう。

図1 データ活用の現状1

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2

分析時の利用ツールは“表計算ソフト”が約7割と圧倒、今後はBIスイートに注目

 企業に集められたデータをどのように分析しているのか、「データを分析する際に利用しているツール」を尋ねた。その結果、1位が「表計算ソフトウェア」で69.0%、2位が「汎用データベース」で37.0%、3位が「レポーティングツール」で15.7%、4位が「データウェアハウス」で12.0%、5位が「BIスイート」で11.0%となった。Excelを代表とした表計算ソフトウェアによる分析が根強いようで約7割が使っている。他のツールと違い、手軽に導入し、活用できることが人気の理由と思われる。
 また、「今後、データ分析する際に利用したいツール」についても尋ねている。これによると1位が「表計算ソフトウェア」で39.1%と順位は変わらないが、現在と今後で30%ほど低下している。そして2位は「汎用データベース」で29.7%、3位は「BIスイート」で24.5%、4位は「レポーティングツール」で22.5%、5位は「データウェアハウス」で19.1%となった。「BIスイート」が現在と今後で10%以上上昇し、そのニーズの高まりが分かる。企業における分析の難易度が高まり、もはや表計算ソフトウェアだけでは分析の限界に近づいているのかもしれない。
  BIツールを導入するとなるとデータを格納するインフラ基盤が重要となるが、参考までに、「現在自社で導入しているデータベース」についても聞いているので紹介しよう。これによると、1位が「Oracle Database」で38.9%、2位が「Microsoft SQL Server」で21.0%、3位が「Access」で13.2%となった。「Oracle Database」の需要は高く、およそ4割が導入しており、1001名以上の企業においてはおよそ5割の導入率を誇っている。

図2 データ分析に利用するツール1

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3

システム強化を考える企業はわずか1割程度、注目のHadoopへのニーズは?

 前述の通り、大手ITベンダはビッグデータに本腰を入れ始めているが、実際ユーザ企業はどう動くのか、「データを分析・活用するためにITシステムの導入または強化を考えているのか」尋ねている。その結果、「導入・強化を考えている」と答えたのは全体でわずか11.4%にとどまり、「分からない」が50.8%、「とくにない」が37.8%となった。
 「導入または強化したいと考えているITシステム」を尋ねた。その結果、1位が「ストレージやサーバの増強」で50.9%、2位が「BIツール」で41.8%、3位が「データウェアハウス」で27.3%、4位が「大規模分散データ処理フレームワーク」で16.4%、5位が「MDM(マスタデータ管理)ツール」で9.1%となった。データ分析・活用のために導入・強化を考えている企業は、まずインフラから見直したいと考えているように見える。また、近頃注目されているHadoopを代表とした「大規模分散データ処理フレームワーク」については4位にとどまった。

図3 データ分析のためのシステム強化

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