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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

ストレージの導入状況

2012/04/24


 キーマンズネットでは、2012年2月8日〜 2012年2月15日にかけて「ストレージの導入」に関するアンケートを実施した(有効回答数:593)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の54.6%、一般部門が45.4%という構成比であった。
 今回、お聞きしたのはストレージの「利用環境」や「選定時の重視ポイント」など、導入状況を把握するための質問。その結果、全体で61.6%がストレージを導入済みで、今後導入を予定している企業においてはiSCSI SANに注目しており、ストレージにおける信頼性の基準として導入実績や業界でのシェアはあまり重要視していないことが分かった。
 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

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1

全体で6割以上が導入済み、SANでの利用はiSCSIへの注目が高まる結果に

 最初にストレージの「導入状況」について尋ねたところ、「既に導入済みである(追加リプレイスなし)」が51.8%、「既に導入済みである(追加リプレイスあり)」が9.8%、「新規で導入を検討している」が4.6%、「必要性を感じるが導入は検討しない」が15.2%、「必要性を感じない」が18.7%と続いた(図1-1)。まとめると全体では61.6%が導入済み、追加リプレイスを含めると14.3%が検討中という結果となる。また、追加リプレイスの有無を合わせて「導入済み」と回答している割合を従業員別に見ると、100名以下の中小企業で49.2%、1001名以上の大企業では71.6%と従業員規模が大きくなるにつれて「導入済み」の割合が大きくなる傾向にあった。

 続いて、ストレージを「導入済み」、「導入予定」と回答した方を対象に、ストレージの利用環境について尋ねたところ、「導入済み」では1位が「NASのみ」で44.8%、2位が「サーバ内蔵型ディスク」で44.5%、3位が「SANとNAS」で14.0%となり、4位が「FC SANとiSCSI SAN」、5位が「FC SANのみ」と続いた。そして「導入予定」では1位が「NASのみ」で41.7%、2位が「サーバ内蔵型ディスク」で38.1%、3位が「FC SANとiSCSI SAN」で15.5%となり、4位が「SANとNAS」、5位が「iSCSI SANのみ」と続いた(図1-2)。
 「SAN」に注目すると「FC SANのみ」では、「導入済み」が9.5%だったのに対して、「導入予定」で4.8%と減っている。一方、「iSCSI SANのみ」では、「導入済み」が6.2%だったのに対して「導入予定」では14.3%に、割合が上がっている。増え続けるデータの管理を容易にするSAN環境を低コストで実現できることから昨今iSCSI SANに注目が集まっており、これが今回の結果に反映されていると思われる。

図1 導入状況と利用環境

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2

「データ増大」が導入のきっかけ、中小企業はコンシューマ系製品で課題解決

 次に、ストレージを「導入済み」、「導入予定」と回答した方を対象に、なぜストレージを導入しようと考えたのかその背景にある課題を探るべく、ストレージ導入の「きっかけ」を尋ねた。その結果「導入済み」では、1位が「データ増大」で58.8%、2位が「ストレージ集約」で36.5%、3位が「新システムの導入にともなって」で25.1%となり、「導入予定」では1位が「データ増大」で61.9%、2位が「ストレージ集約」で35.7%、3位が「新システムの導入にともなって」で27.4%となった。多くの企業は「データ増大」の解決策としてストレージの導入を考えているようだ。

 参考までに、ストレージを「導入済み」と回答した方がどの程度の規模のストレージを導入しているか、「ストレージ環境の規模」を尋ねたところ、1位が「ローエンド製品中心(30〜300万円未満)」で31.5%、2位が「ミッドレンジ製品中心(300〜3000万円未満)」で30.1%、3位が「コンシューマ系製品中心(30万円未満)」で27.9%となった。従業員規模で見ると100名以下の中小企業では「コンシューマ系製品中心(30万円未満)」が52.7%で1位、1001名以上の大企業では「ミットレンジ製品中心(300〜3000万円未満)」が42.6%で1位と、従業員規模に応じて選ぶ製品の規模も変わってくることが分かった。

図2 きっかけとストレージ環境規模

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3

運用コストよりも“安定性”を重視、“障害の起きにくさ”が信頼性の基準に

 次に、ストレージを「導入済み」、「導入予定」と回答した方を対象に、ストレージ製品選定で「最も重視しているポイント」を尋ねた(1〜3位で順位付けをする単一回答)。その結果「導入済み」では、1位が「導入コスト」で50.0%、2位が「安定性・可用性」で17.8%、3位が「処理性能」で9.0%となり、「導入予定」では1位が「導入コスト」で42.4%、2位が「安定性・可用性」で16.5%、3位が「管理・運用にしやすさ」と「処理性能」の同順で9.4%となった(図3-1)。ほかのIT製品と同様に「導入コスト」を強く意識しているが、一方でほかのIT製品とは違い「運用コスト」よりも「安定性・可用性」や「処理性能」が重視されていることが分かった。

 企業の重要情報を保管するものとしてストレージは信頼性が重要である。選定者がその信頼性をどのような基準で判断するのかを確認するために、「信頼性の基準としてストレージ選定時に最も重視するポイント」についてすべての方に尋ねた(1〜3位で順位付けをする単一回答)。その結果、1位が「パーツや構造上の故障・障害の起きにくさ」で39.9%、2位が「故障・障害発生時の継続稼働」で24.0%、3位が「信頼できるメーカーの製品」で11.6%となり、4位「稼働状況や障害発生など監視・保守の容易さ」、5位「故障・障害発生時のメーカー対応の迅速さ」、6位「過去の自部門での安定稼働実績」、7位「高い市場シェア・導入実績」8位「過去の他社や他部門での安定稼働実績」と続いた(図3-2)。選定者がストレージの信頼性を測る上で最も重要だと考えているのは実績よりもストレージに搭載されるパーツや技術のようだ。ほかのIT製品でありがちな「導入実績」や「シェア」があまり重要視されていないことは珍しい。ストレージ製品はどのベンダも目立った差別化ポイントがないのが現状で、前述の“選定時の重視ポイント”の結果と合わせて考えると、いかに低いコストで高く安定した技術を取り入れているかがストレージ選定のポイントとなるようだ。

図3 導入済み/導入予定企業の重視ポイントと選定時の信頼性基準

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