あえて自動化せず?IT活用で従業員の意識改革

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あえて自動化しない部分も?IT活用で従業員の意識改革!

2012/03/05


 全従業員が同じ場所で働いている企業では、社内の意思統一は比較的やさしい。メンバー同士が顔を合わせ、話をする機会が頻繁にあるからだ。一方、小売業やサービス業、飲食業などで小規模な店舗を多数展開する企業の場合、各店舗のスタッフが会う頻度はそれほど多くないのが普通。そのため、企業が成長して店舗数が増えるほど、社内の一体感が失われる危険性が出てくる。
 そうした企業に勧めたいのが、社内の情報共有システムだ。各店舗で得られたノウハウ、成功事例を全メンバーで共有できるのが最大の利点。また、社内コミュニケーションの活性化など、他にもたくさんのメリットがあるのだ。

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導入企業プロフィール

株式会社KUURAKU GROUP
従業員数/正社員38名、アルバイト約200名
売上高/10億6771万円/2010年9月
事業内容/飲食店・学習塾の運営など
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導入製品・ソリューション

情報共有ソフト「ウィン・ボード」
株式会社イー・カムトゥルー
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課題 導入システム 効果

業績が上がって店舗数が増加。社内のコミュニケーションが不足し、「KUURAKUらしさ」が薄れることを防ぐ対策が必要だった。

勤怠管理・日次決算などの機能も持った情報共有システムを導入。

社内の交流が活性化。また、メニューなどのデータが蓄積され、新たな商品開発の効率化・精度向上が図れた。


1

“メンバー間の距離”が離れないようにする対策が必要だった

■店舗拡大で従業員数も増加!一方でメンバー同士の“一体感の維持”が課題に…

 KUURAKU GROUPは、「炭火串焼厨房 くふ楽」「串焼BISTRO 福みみ」などの飲食店を運営している企業。創業からわずか10年あまりで、飲食店の数を24(国内直営店16、FC店5、海外3店/2012年3月現在)にまで伸ばした成長企業だ。また、「ITTO個別指導学院」による教育事業や、コンサルティング事業なども手がけている。
 同社が社内情報共有システム「くふ楽i's」(くうらくアイズ)を導入したのは、2003年9月のこと。創業から約5年が経過し、店舗が9店舗に増えた時期だった。業績が順調に伸び、同時に、従業員の人数も増えていく一方。創業時と同じような「社内の一体感」を、いかにして維持していくかが課題になっていたという。

担当者のナマ声:あえてマニュアルはつくらない!“らしさ”守るため情報共有の仕組み作りを!

 創業したばかりの頃は、メンバー全員の距離がとても近かったと思います。そのため、経営者(同社代表取締役・福原裕一氏)の考えも、すぐに全社に浸透させることができました。
ところが、店舗数が増えて全員が顔を合わせる機会が少なくなってきたことで、「KUURAKUらしさ」が薄れる懸念が生まれてきたのです。
 当社では、あえて接客や調理をマニュアル化していません。お客さまに感動していただく店をつくるには、“マニュアルを超えたおもてなし”が必要だと考えているからです。それだけに、各店舗の運営は、店長の裁量に任される部分が大きくなっています。
もし「KUURAKUらしさ」が失われ、各店のスタッフがバラバラに店を切り盛りするようになったら……。そんな危機感を覚えたのが、情報共有システムを導入したきっかけでした。
(戦略企画本部 人財プロモーショングループ・廣濱成二郎氏)

システム導入のきっかけを語る廣濱氏
システム導入のきっかけを語る廣濱氏
取材にお答えいただいた、KUURAKU GROUPの廣濱成二郎氏。

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