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サーバ管理の命綱!KVMスイッチ再入門

2012/03/05


 離れた場所にあるサーバのキーボード(K)、画面(V)、マウス(M)を、自分の手元まで延長してくれる装置が「KVMスイッチ」。サーバルーム内部や運用管理室で多くのサーバを操作することはもちろん、IPネットワークを経由して、海外からでも、自宅からでもサーバの運用管理操作が可能になるのが利点だ。現在では、運用管理オペレーションの負荷軽減、集中管理の枠を超えて、セキュリティ強化やデータセンタの電力管理の目的でも注目されている。大震災以降はBCP(Business Continuity Plan)の一環としての視点でも評価され、さらには新しいシンクライアントとしての利用ケースも出てきた。今回は、KVMスイッチの基本機能を改めて整理・確認するとともに、新しい視点からみた活用法を紹介していく。

KVMスイッチ

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KVMスイッチとは

 KVMスイッチは、複数のサーバやPCの操作を、1セットの1組のキーボード、ディスプレイ、マウスによって行うための装置。PCユーザなら個人向けの「CPU切替器」はご存知のことだろう。KVMスイッチは、その企業向け・大規模版だと考えるとわかりやすい。

■KVMスイッチの目的と利用イメージ

 KVMスイッチの主な目的はサーバ運用管理の合理化だ。もともとは、マシンルーム内の複数のサーバを簡単に操作したいというニーズから生まれた装置。やがてマシンルーム外の運用管理室からも利用できるようになった。これを「アナログ方式のKVMスイッチ」と呼ぶ。
 さらに各入出力機器の信号(アナログ信号)をデジタル化してIPに載せ、LAN/WANを越えたところにある管理コンソールからでも操作できるようになった。これは「IP方式(またはデジタル方式、あるいはover IP方式などとも)のKVMスイッチ」と呼ぶ。
 アナログ方式だけの使い方もあれば、基本はIP方式で使い、マシンルーム内での対応が必要なときだけアナログ方式を使うという使い方もある。利用イメージを図1に示す。

図1 KVMスイッチの利用イメージ
図1 KVMスイッチの利用イメージ
資料提供:富士通コンポーネント

 マシンルーム内では、サーバラックの規格に準じたサイズの引き出し型コンソール(コンソールドロワー)がよく使われている。
 KVMスイッチは、コンソールドロワーとは別に、サーバ近辺(遠くても10m程度の範囲)に設置する(コンソールドロワーに内蔵されている製品も多い)。アナログ方式KVMスイッチは、キーボード、ディスプレイ、マウスの各信号をアナログのまま、サーバと、離れた場所(運用管理室など)の管理コンソールとの間で中継する。
 中継するケーブルは、LANケーブルと同じカテゴリ5(Cat5)ケーブルだ。その中をアナログ信号が通り抜ける。ケーブルは、延長アダプタ(エクステンダ)を使って、最長300mまで延長可能だ(規格上の限界)。
 IP方式KVMスイッチも、同様に設置され、複数のサーバと接続される。サーバとの間の信号はアナログだが、KVMスイッチと管理コンソールとの間の通信は、IPプロトコルで行う(デジタル信号)。LANやWANに信号をそのまま載せられるので、IPネットワークで接続された端末なら、たとえ海外にあってもインターネット経由で接続できる。
 なお、シリアル(RS-232C)接続でネットワーク機器や電源コンセントのリモート制御を行うこともできる。

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