この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

製品の基礎から選び方までをサポート! IT導入完全ガイド

ロードバランサの進化系「ADC」に迫る

2012/01/23


 いつでも、どこからでも、どのデバイスからでも、アプリケーションを安全に、ストレスなく利用できるようにしたい。この古くからの要求に応えるための、ネットワーク機器側からのアプローチの1つがアプリケーション・デリバリ・コントローラ(Application Delivery Controller 以下、ADC)だ。もともとは「ロードバランサ」と呼ばれてきたツールだが、やがて機能を増強して「L7スイッチ」、「アプリケーションスイッチ」と呼び名が変わった。さらに今ではソフトウェア化や仮想化が進むことによりスイッチという言葉が似合わなくなり、ADCと称されるようになってきた。今回は、最新ADCの盛りだくさんの機能と役割を見ていきながら、製品の選び方のポイントを考えていく。

ADC

※「ADC/ロードバランサの進化系「ADC」に迫る」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「ADC/ロードバランサの進化系「ADC」に迫る」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)



1

 ADCの役割は大きく分ければ3つある。まずはインターネットやイントラネットで提供されている各種サービスを「止めない」こと。そしてユーザが不満を感じたり業務に遅滞や問題が生じたりしないよう「レスポンスを確保する」こと。さらに「安心できるセキュリティや可用性を実現する」ことだ。
 ただし、ADCはこれら課題解決の主役ではない。主役はサーバだ。ADCは多数のサーバとクライアントとの間に立ち、より速く、より確実で安全に通信ができるように仲をとりもつ。時にはサーバの役目を肩代わりして使命を果たす。その使命達成のためにADCは多彩な機能を備えるようになった。

1-1

ADCの製品の種類は?

 まずはADCの外観から見てみよう。ロードバランサと呼ばれた時代から、ADCは図1のような「箱モノ」として普及してきた。専用OSとASICをもったアプライアンス製品だ。ネットワークに1台導入し、その冗長化のためにもう1台という導入形態から、現在では多数のADCがさらに大量のサーバを管理対象として設置されるようになった。
 このようにシステムが大規模化してくると、サーバの世界でブレードサーバが登場したように、ADCにもブレードで柔軟に拡張できるタイプが求められ、図2のようなシャーシ型の製品も登場している(ちなみにブレードサーバ用のブレードとしてのADCアプライアンスもある)。

図1 ADCアプライアンス製品の例
図1 ADCアプライアンス製品の例
資料提供:F5ネットワークスジャパン
図2 ブレード搭載型シャーシタイプ(1)
図2 ブレード搭載型シャーシタイプ(1)
資料提供:F5ネットワークスジャパン

図3 ブレード搭載型シャーシタイプ(2)
図3 ブレード搭載型シャーシタイプ(2)
資料提供:F5ネットワークスジャパン

 また、汎用OSとコモディティハードウェア上に、あるいは物理ADCアプライアンス上に、仮想ADCサーバを作成するタイプの「仮想アプライアンス」(実際はソフトウェア)のADCもある。サーバの仮想化と組み合わせて、システム追加や変更を柔軟に行えるところが魅力だ。図4、図5は、仮想アプライアンスの画面の例だ。

図4 仮想ADCアプライアンスの監視画面例
図4 仮想ADCアプライアンスの監視画面例
資料提供:シトリックス・システムズ・ジャパン

+拡大

図5 仮想ADCアプライアンスの構成管理画面例
図5 仮想ADCアプライアンスの構成管理画面例
資料提供:シトリックス・システムズ・ジャパン

+拡大


…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ
関連キーワード

ADC/ロードバランサの進化系「ADC」に迫る」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「ADC」関連情報をランダムに表示しています。

ADC」関連の製品

仮想ADC/ロードバランサー Brocade Virtual Traffic Manager 【SCSK】 PAS-K シリーズ 【パイオリンク】 Barracuda Load Balancer 【バラクーダネットワークスジャパン】
ADC/ロードバランサ ADC/ロードバランサ ADC/ロードバランサ
SSLアクセラレータを標準搭載する、仮想ADC(L7ロードバランサー/アプリケーション・デリバリ・コントローラ)。ソフトウェアベースのためクラウド・仮想環境に最適。 PAS-Kシリーズは、負荷分散機能とセキュリティのための高性能処理、及び、拡張性を高めるために設計されたアドバンストADC製品。 トラフィックを複数のサーバへ負荷分散。サーバ障害に備えたフェールオーバ機能やセキュリティ対策に有効な不正侵入防御機能を搭載した低価格・簡単操作のロードバランサ。

ADC」関連の特集


スマートフォンなどの新たなデバイスの普及に伴い、サーバへのトラフィックが急増する中で注目を集めるAD…



意外と知らない、導入形態ごとの構築期間の違いや、規模ごとに異なる機能へのマストこだわりポイントまで・…



サーバーやネットワークのダウンを引き起こすDDoS攻撃。止められない攻撃は待つしかない?知らぬ間に踏…


「ネットワーク機器」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

ADC/ ロードバランサの進化系「ADC」に迫る」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「ADC/ ロードバランサの進化系「ADC」に迫る」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30004513


IT・IT製品TOP > ネットワーク機器 > ADC/ロードバランサ > ADC/ロードバランサのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ