多様な環境をどう管理?統合運用管理ツール

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多様な環境をどう管理?統合運用管理ツール

2011/08/29


 システムの運用管理コスト圧縮は、この十年来ずっとITの大きな課題であり続けている。運用管理ツールはこの課題解決のために大きな役割を果たしてきたが、それを上回る勢いで企業のITシステムが変貌を遂げてきた。物理サーバの乱立状態を解消できるはずの仮想サーバの導入は、安易なサーバ追加を繰り返した結果、かえって複雑化を進め、プライベートクラウドやパブリッククラウドの登場は、従来の枠組みではとらえきれない運用管理の仕組みを必要としている。
 そこで今回は、こうした最新のIT環境に対応して統合運用管理ツールがどのように進化しているのか、を中心に詳しく解説する。記事後半では今時の統合運用管理ツールの選択ポイントについて分かりやすく紹介する。

運用管理ツール

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統合運用管理ツールってどんなもの?

 企業のITコストの約8割が運用管理に充てられていることをご存知だろうか。この多額のコストをどうにか削減しながら、同時に使命であるシステムの安定稼働やタイムリーな新サービス提供を果たすために、運用管理技術者は心血を注いできた。その仕事を助けるために大きな役割を果たしてきたのが、各システム構築と同時に導入される運用管理ツールだ。
 しかしIT環境の変化の勢いは速く、システムは常に変化を強いられる。運用管理ツールが複数併行して利用され、個別にツールを使ってはいても管理の手間がどんどん増えていき、やがては全体像を見失ってしまうほど運用管理が複雑化する。こんな悩みを解決するために統合運用管理ツールがあるのだ。

■統合運用管理ツールのシステム構成

 統合運用管理ツールは、基本的には1台の管理コンソールだけを利用して、複数のシステムの運用管理を統合的に行えるようにするツールだ。複雑化したシステムでは管理コンソールがいくつも並ぶ光景を目にすることがあるが、そんな不合理を解消し、また個別に運用管理を行うことで生じがちなヒューマンエラーを減らし、そのうえでシステムを横断した情報把握ができるのが大きなメリットだ。
 おおよそのシステム構成は図1のようになる。

図1 統合運用管理ツールの構成
図1 統合運用管理ツールの構成

 拠点内のシステムにとどまらず、遠隔地の拠点にあるシステムでも同様の運用管理が可能だ。サーバソフトと管理対象のサーバなどに導入するエージェントソフトで構成するのが一般的だが、最近ではエージェントソフトを利用しない管理方法(エージェントレス方式)を採用するツールが多くなっている。これは二者択一というわけではなく、管理対象の必要に応じてエージェントを使うか使わないかを決めて使い分けることもできる。
 従来から利用してきた運用管理ツールを丸ごと統合運用管理ツールにリプレースすることも可能だが、実際にはかえって工数がかかることもある。従来のものは残しながら、その情報を統合運用管理ツールに取り込んで、同じ画面で管理できるようにすることのほうが多いようだ。
 また、代表的なツールについては連携用のオプション機能が用意されている場合があるが、そうでなければ連携部分の開発がいる。

■統合運用管理ツールの機能

 統合運用管理ツールの管理対象は、具体的には次のような機器だ。

各種の業務サーバ…アプライアンスやブレードサーバ、仮想サーバなども含む。

ネットワーク機器…ルータやスイッチ、ハブ、無線LANアクセスポイントなどを含む。

ストレージ装置…ストレージアレイ装置、テープライブラリ、バックアップサーバなどを含む。

クライアントPC

 それぞれの管理対象機器の情報を一元的に集め、その情報に基づいて必要な管理操作を効率的に行うことができる。その管理機能は多様で、表1のような項目(管理領域)がある。

表1 統合運用管理ツールの機能項目例
表1 統合運用管理ツールの機能項目例

 この表の左側は基本的なITリソースの監視項目であり、この部分はほとんどの統合運用管理ツールが備えている。ただしベンダによって機能項目の考え方は違うので、同じ機能を別の言葉で呼んでいることがあるので注意しよう。

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