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会社の課題を解決する処方箋。 課題スッキリ!IT処方箋

赤字プロジェクトを少なくしたい

2011/01/11


 プロジェクトの予算超過が目に見えるようになったときにはすでに手遅れに…。システム開発の現場では多数のプロジェクトが同時並行で動くことが多く、なかには多数の赤字プロジェクトを抱えて苦労しているIT部門も少なくないはずだ。その一方で開発の低コスト化と短期間化を求める圧力は高まり続けており、プロジェクトの予算の正確な見積りと合理的なリソース配分が今まで以上に重要になっている。短時間により正確で合理的なプロジェクト計画を行い、忠実に実行し、変化が必要ならすぐに対応できる体制が必要だ。そこで今回は、ITツールを駆使しながらシステム開発部門の永遠の悩みである赤字プロジェクトの発生を抑えるための3つの処方箋を紹介する。

赤字プロジェクト

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なぜ赤字プロジェクトがなくならないのか

 当初の予算よりも大幅にコストが膨らんでしまう赤字プロジェクト。システム開発プロジェクトであれば、コストの大部分は人件費および外注費だ。開発環境やテスト環境の構築などに必要な材料費、経費、間接費も当然必要となるが、それらの割合はおおむね低い。だからこそ、開発技術者のスキルに応じた時間単価が決められている場合が多い人件費や外注費について、「どんなスキルをもつ人間が、どれだけの量の作業をすればよいのか」を正確に予測できるかが予算策定の重要なポイントとなってくる。
 とはいえ、開発プロジェクトにはいつでも新しい挑戦となる部分があり、従来の知識・経験がそのまま流用できるわけではない。そこでは、次のような問題が起こりがちだ。

プロジェクト開始当初に仕様が細部まで具体的に固められない

プロジェクト開始後に仕様変更が頻繁に行われる

開発(製作)段階で設計の問題点が発見される

必要な品質が実現されていないことが後段階で発見され、手戻りが発生する

 また、開発プロジェクトに多くの人間がかかわることから、次のような問題も生じやすい。

ユーザ(発注者)と開発側、あるいは複数の開発チームや個人間でスコープがずれる

問題が適切に管理・共有されず、対応に余計な工数がかさむ

担当者のスキルや生産性を正確に把握できず、予測よりも工数やコストがかさむ

同じ担当者が複数プロジェクトに参加しておりプロジェクト毎のコスト計算が難しい

 このように、プロジェクトに要求されるものが何であるかが最初からは完全に明確にできず、プロジェクトの推進方法や管理の仕方によって作業量が変化するのがシステム開発の宿命だ。プロジェクトが赤字になる主な要因はここにある。そこで今回は、前述した課題に対する改善策を3つの処方箋にまとめてみる。


1

プロジェクト管理を徹底する

プロジェクト管理には9つの領域がある

 プロジェクトが赤字にならないようにするには、プロジェクトマネージャによる厳密な管理が必要なことは言うまでもない。プロジェクト管理を行うためには、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)と呼ばれる国際的な管理手法があるのはご存じだろう。PMBOKにより、現在ではプロジェクト管理の領域を図1に示すような9領域に整理して考えるのが一般的になった。
 従来から「品質」「コスト(予算・実績)」「納期(進捗・スケジュール)」の3要素のバランスが必要だとはよく言われてきたが、PMBOKはそれに「スコープ(プロジェクトの目的と対象範囲の定義)」、「リソース(人材をはじめとする資源・環境)」、「コミュニケーション」、「リスク」、「調達」という各領域の管理、そして各領域に共通の管理項目を統合的に管理する「統合」を加えている。

図1 プロジェクト管理の9領域

図1 プロジェクト管理の9領域

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