クラウドを見据えた戦略は?L7スイッチ特集

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クラウドを見据えた戦略は?L7スイッチ特集

2010/10/18


 インターネットが積極的にビジネスで活用され、各種アプリケーションのWeb化が進んでいる今日、以前のレイヤ4レベルでのロードバランサから、アプリケーションレイヤでの負荷分散が求められており、レイヤ7スイッチ(以下、L7スイッチ)の需要は高まりを見せている。また、最近のL7スイッチは単にサーバへのバランシングだけでなく、各種セキュリティ機能や高速化機能などを取り込んでおり、その機能は多岐にわたる。そんなL7スイッチの今を概観しながら、その最新動向を見ていきたい。製品の選び方については「IT製品選び方ガイド」で紹介しているので、そちらをご覧いただきたい。

L7スイッチ

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L7スイッチを解体しよう

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L7スイッチとは?

 L7スイッチはその名の通り、OSI参照モデル第7層のアプリケーション層で動作するプロトコルを用いてサーバへのトラフィックを振り分ける装置のことで、TCP/IPモデルでいえば上位層のレイヤでスイッチングを行うものだ。以前は、TCPなどのプロトコルを扱うトランスポート層で動作するレイヤ4スイッチ、いわゆるロードバランサ(負荷分散装置)が主流だったが、今ではアプリケーションレベルでトラフィック処理を行うものが増えている。ゆえに、L7スイッチは「ロードバランサ」や「アプリケーションスイッチ」、「マルチレイヤスイッチ」などとも呼ばれている。最近では、アプリケーションへのトラフィックを効率的にサーバに振り分け、サービス維持を図るための役割を担っていることから「アプリケーションデリバリコントローラ(Application Delivery Controller:ADC)」とも呼ばれている。

図1 L7スイッチの構造とネットワーク構成
図1 L7スイッチの構造とネットワーク構成
資料提供:パイオリンク

 インターネットが広く普及し、業務アプリケーションのWeb化への流れが顕著となっている今、HTTPなどを用いたアプリケーションレベルでのロードバランシング需要が高まっている。そこで、Webアプリケーション開発においてもL7スイッチが持つサーバのオフロード機能(一部の機能だけに特化したシステムを切り出し、外部システムとして扱う機能)を前提に開発が行われるケースも増えており、L7スイッチは様々な拡張機能で市場のニーズに応えている状況だ。同様に、アプリケーションのクラウド化によりデータセンタ集約やサーバ集約が進んでいることも、アプリケーションを落とさないために活躍するL7スイッチの需要を押し上げている要因と言える。

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