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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

OSSの利用状況

2010/08/17


 キーマンズネットでは、2010年7月6日〜 7月13日にかけて「オープンソースソフトウェア(OSS)の導入」に関するアンケートを実施した(有効回答数:560)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の57.1%、一般部門が42.9%という構成比であった。
 今回、お聞きしたのは「導入しているOSSの種類」「OSSを導入したきっかけ」「OSSのメリット」など、OSSの現状を把握するための質問。集計結果から、OSSを使いこなすための技術ノウハウや運用ノウハウを持つ企業は既に導入済みで、性能やパフォーマンスには不満を感じていないことが明らかになった。

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1

「導入済み」は43.0%、約7割がOSSの「必要性」を認識!

 最初に、全体に対し「現在OSSを利用していますか?」と尋ねてみたところ、全体の43.0%が導入済みという結果になった。また、「必要性は感じるが利用するかは未定」と答えた割合が28.0%で、両者を合わせると7割以上の人たちがOSSの必要性を認識している。その一方で、「現在導入を検討している」と答えた割合は3.8%と低い値を示していた。この傾向は企業規模に関係なく表れており、全体的にOSSの企業導入が進んでいることが明らかになった。(図1参照)
 また、OSSを「現在利用している」と回答した人に「OSSをどこで利用していますか?」と尋ねたところ、1位はOS(Linuxなど)で74.1%、2位はWebサーバ(Apacheなど)で68.6%、3位はデータベース(MySQLなど)で48.5%、4位は開発フレームワーク(Javaなど)で44.8%、5位はファイルサーバやメールサーバ(Samba、Sendmailなど)で38.9%という結果になった(図1参照)。全体的に見ると、システムインフラ系のOSSの導入が進んでいるが、業務アプリ系のOSSについては、まだそこまで導入が進んでいない。これは業務アプリに定番ソフトが少ないことや、業務アプリは直接エンドユーザが操作するため、OSSの導入に慎重になるケースも多いことが要因と考えられる。

図1 OSSの利用状況と現在使用中のOSSの利用個所

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2

OSS導入のきっかけ、大半が「コスト削減」を理由に!

 次に、OSSを「現在利用している」と回答した人に「現在利用中のOSSを導入したきっかけは何ですか?」と、その理由を尋ねてみた。その結果を図2に紹介する。1位は「IT投資額を抑えるため」で68.6%、2位は「商用ソフトウェアは高すぎるため」で44.4%、3位は「システム構築の納期が短縮できるため」で19.7%であった。この結果から分かるように、コスト削減をきっかけに利用を始めるケースが大半を占めていた。
 一方、「自社が戦略的にOSSの利用を進める方針のため」「商用ソフトウェアでは技術的に自社ニーズにこたえられないため」を選択した割合はそれほど大きくなく、OSSと商用ソフトウェアとの違いはコスト面に集約される傾向にあるようだ。
 ただし、フリーコメントを見てみると「必要に応じて不具合修正や機能追加ができるため」「OSSを導入した方が安定している面があるため」「導入実績が豊富だったから」「デファクトスタンダードだから」といった意見も寄せられており、適用分野によっては商用ソフトウェアよりも技術面や実績で優れており、しかも情報が豊富に出回っている(コミュニティが成熟している)ケースもあることから、導入される面もあるようだ。

図2 現在使用中のOSSの導入きっかけ

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3

OSS導入メリットの1位は「導入コストの削減が可能」、ではデメリットの1位は?

 OSSを「現在利用している」「現在検討している」と回答した人に、「OSSを利用、もしくは導入するメリットは何ですか?」と尋ねてみたところ、図3のような結果になった。1位は「導入コストの削減が可能な点」で94.0%、2位は「特定ベンダに依存しなくて良い点」で61.4%、3位は「運用コストの削減が可能な点」で50.6%、4位は「関連情報が豊富に存在する点」で41.0%であった。次に、OSSを「現在利用している」「現在検討している」と回答した人に対し、「OSS利用によるデメリットは何ですか?」と尋ねてみたところ、1位は「サポートが得にくい点」で80.3%、2位は「利用OSSの今後の存続が不明な点」で57.0%、3位は「セキュリティホールに対するコミュニティの対応に不安がある点」で39.8%であった。また、4位に「トータルでの投資額が高くなるという懸念がある点」がランクインしている。(図3参照)
 ここで注目すべきは、導入コストと運用コストに関する評価。OSSの利用・導入メリットでは「導入コストの削減が可能な点」が94.0%と圧倒的1位なのに対し、「運用コストの削減が可能な点」が50.6%で3位。OSSの利用・導入のデメリットでは、1位に「サポートが得にくい点」、4位に「トータルでの投資額が高くなるという懸念がある」点が挙げられている。
 この結果から、OSSでは導入コストは削減できても運用コストはサポートなどの関係から削減が難しいと考えるユーザの割合が高くなっていると考えられる。
 今回アンケートに寄せられたフリーコメントを見ても、「トラブル発生時に自分で調べなければならないので、復旧に時間がかかる」「SIerなどによるOSSサービスのサポート料金が商用ソフトの場合よりも高くつくケースがある」「情報が一元的でない場合が多く、情報源により情報内容が違う場合、どれを信じるかが難しい」といった不安や不満を訴える声が聞かれた。

図3 OSS利用のメリット/デメリット

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