比較でわかる「モバイルPC」最新テクノロジ

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製品の基礎をきちんと理解! IT製品解体新書

比較でわかる「モバイルPC」最新テクノロジ

2010/09/27


 企業で使用するノート型PCの中でも、社外で活動することの多い営業マンなどに人気が高いのが「モバイルPC」である。ご存じのように、最近のモバイルPCは最新デスクトップPC並みの性能を持ちながら、小型軽量でバッテリ性能も向上している。そこで今回は、最新のビジネス用モバイルPCがどれだけ進化を遂げているかを明らかにするために、4年前のモバイルPCに多く採用されていたテクノロジと最新のテクノロジを比較。ベンチマークによる性能評価も行い、進歩の度合いを明らかにした。また「IT製品選び方ガイド」では、ベンダ各社の「独自の工夫」に注目して、モバイルPCの選択ポイントを紹介しているので併せてご参照いただきたい。

モバイルPC

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進化し続けるモバイルPCを解体しよう

 ノート型PCには、主に机の上に据え置くタイプの「A4ノートPC(ディスプレイサイズが14.1型以上)」や、A4ノートPCよりもひと回り小さい「モバイルPC(ディスプレイサイズが12.1型あるいは13.3型のもの)」、モバイルPCとほぼ同じサイズでタッチパネル式のディスプレイを持つ「タブレットPC」、あるいはモバイルPCよりもさらに小さくCPUにAtomを採用して価格を抑えた「ネットブック」などがある。これらのノート型PCの中で、今回は「モバイルPC」に注目する。

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 4年前のモデルとはこんなに違う!構成要素に見る最新モバイルPCのテクノロジ

 キーマンズネットによる「モバイルPCに関する読者アンケート」の結果から、現在PCの買い替えを考えている読者の多くが、3〜4年程前に購入したマシンを使用していることがわかった。そこで多くの読者が使用している思われる4年程前のモデルに多く採用されていた「CPU」や「メモリ」、「ストレージ」などのテクノロジと、最新のモデルに多く採用されるテクノロジとを比較してみることにした(図1)。

図1 4年前のスペックと最新モデルのスペックの比較
図1 4年前のスペックと最新モデルのスペックの比較

 最新のモバイルPCには、デスクトップPCと同等の高性能なCPUが搭載されるようになり、以前のように“持ち運びやすさを優先するために性能を犠牲にする”といったことがなくなった。“小型・軽量”で“長時間駆動”、さらに“高性能”という技術的に背反するニーズを満たしつつあるようだ。

■シングルコアからマルチコアへ!モバイル向けCPUの新キーワードは「Arrandale」

 CPUはシングルコアからマルチコアへと移行し、さらに1つのコアで1つのスレッド(処理命令の単位)しか処理できなかったシングルスレッドから、1つのコアで2つのスレッドを処理するように進化を遂げている。
 モバイルPCにおいては上位機種にモバイルPC向けCPU「Core i5(Arrandale)」を採用する傾向にある。このCPUには、従来マザーボードのノースブリッジとして機能していた「メモリコントローラ」と「ビデオコントローラ(PCIExpressコントローラ)」が統合されている。ノースブリッジにあたる通信は、従来のFSB(Front Side Bus)からQPI(QuickPath Interconnect)という接続方法に一新され、大幅に高速化している。また、これまで分離していた発熱源が集約されていることから冷却が容易になっているのも特徴だ。

■DDR2の2倍“高速”で“省エネ”!メモリは「DDR3」が主役に

 メモリは「DDR2 SDRAM」という規格から「DDR3 SDRAM」という規格に移行が進んでいる。DDR3 SDRAMはDDR2 SDRAMを改良したものであり、データ転送の高速化と同時に低消費電力化を実現している。DDR3 SDRAMでは1度に8ビットのデータを転送することが可能で、1度に4ビット転送することができるDDR2に対して、理論上2倍高速にデータ転送を行える。また、動作電圧はDDR2 SDRAMの1.8Vに対して、DDR3 SDRAMでは1.5Vと、省電力化にも寄与している。
 DDR2 SDRAMとDDR3 SDRAMでは互換性がないためチップセットへの採用はあまり進まなかったが、インテルCore i7/i5/i3プロセッサがDDR3 SDRAMのメモリコントローラを内蔵すると、一気に採用されるようになった。

■とんでもなく“大容量”でしかも“高速”に!「ストレージ」の進化に迫る!

 ハードディスク(HDD)のサイズは2.5インチで変わらないが、記憶容量は確実に大きくなっている。4年前は60GBあるいは80GBが多かったが、最近では250GB、320GB、500GBのHDDを採用するベンダが多くなっている。また、回転速度も5400〜7200回転/分のHDDが一般化し、さらにUltra ATAなどパラレル方式で転送していた通信経路もシリアル化(Serial ATA)されるなど、ストレージのパフォーマンスも大きく向上している。
 HDDが高速化する一方で、SSDにも変化があった。セキュリティの面では、暗号化機能付きのSSDが登場している。またパフォーマンスの面では、SSDの省スペース性を活かして最大4台までのRAID 0(ストライピング)構成を選択できるモバイルPCも登場している。

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