新時代のアウトソーシングの課題と解決策

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新時代のアウトソーシングの課題と解決策

2010/03/18


 IT分野のアウトソーシングが転換期を迎えている。約10年前から行われてきた「戦略的アウトソーシング」は、期待が高かっただけに手にした効果に物足りなさを感じる企業も多いのではないか。IT技術は継続的に進化しており、経営手法もビジネス環境に応じて変化してきている。今までどおりのアウトソーシングを続けていてよいのかどうか悩むケースは多いだろう。これから新しくアウトソーシングを始める企業も含め、現在、そして今後のアウトソーシングでより大きな成果を上げるためにはどのように取り組むべきなのだろうか。今回はますます重要性を増すITアウトソーシングの戦略/戦術に関して考えてみよう。

アウトソーシング

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アナリストプロフィール

足立祐子

リサーチ ソーシング リサーチ ディレクター 足立祐子(Yuko Adachi)

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アナリストファイル #50

ガートナー ジャパンにおいて、ソーシングとITサービス分野の分析を担当。主にグローバル・ソーシングとITサービス全般の動向を分析、提言を行っている。国内格付け会社にて国内電機・電子機器製品メーカーの財務分析、格付けを担当した後、メーカー財務企画室を経て現職。シカゴ大学大学院 哲学・人文科学修士課程修了。ガートナーのソーシングサミットのチェアを務める。



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ITアウトソーシングの現状

■多くの面で多様化する技術と環境のなかで最適なソーシング・モデルを考えるべき時期

 「戦略的アウトソーシング」が流行したのは2000年前後のこと。この頃にアウトソーシング契約を行った企業がいま、契約更新の時期を迎えている。契約の端境期になった現在、多くの企業はアウトソーシングを従来どおりに続けていくべきか、見直すべきかの判断に迷っているように見える。
 景気が低迷する中で、アウトソーシングにはコスト削減に関する期待がどうしても高くなる。しかし従来のアウトソーシングの効果を振り返ったとき、そもそもの期待値以上の効果を上げたとは必ずしも言えないケースが多いようだ。アウトソーシングの開始当初はそれなりのコスト削減が果たせたかもしれないが、数年を経過するうちに、コスト削減効果は落ち着いてくる。長い契約期間の間には、多くの環境変化があり、最初は奏効していたアウトソーシングも変化に追随して適時に変化することが難しく、次第に効果が得られなくなってしまうからだ。もちろん、アウトソーシングの目的はコスト削減だけではない。人材のスキルアップや、外販ビジネスの展開などに着目した企業もある。しかしやはり同じように長い期間を経過した今では効果が薄れてきている。
 こうした実感から、現在では2000年当時に比較して、伝統的なアウトソーシングへの期待値は非常に低くなってしまった。従来のアウトソーシングの延長上にはあまり期待できないという認識が拡がっているからだ。
 しかしその一方で、一部の企業はすでに新時代のビジネスには新しいソーシング戦略が必要なことに気づき始めている。景気低迷から抜け出し、成長路線へと向かうために、アウトソーシングを原点に返って見直し、インソースとアウトソースの適切な組合せや、クラウドサービスの利用なども含めて考え直す気運が、いま寄せる波のように高まり始めている。
 現在はかつてよりも技術的変化が大きく、企業の環境も異なっている。また従来のアウトソーシングの反省から、柔軟性や景気変動への対応といった面が重視されるようになってきた。さらに、「持たざる経営」が脚光を浴びるようになり、IT部門が自らの存在意義を危機感をもって再考せざるを得ない状況も現出してきた。
 いまは、IT部門がこれからの10年に向けて、どのようなゴールを設定し、そのゴールに向かってどのような機能が必要なのかを考えるべき時期だ。アウトソーシングだけを考えるのではなく、さまざまな要素を含む「ソーシング」という視点に立って捉え直すことが大事になるだろう。

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