5つの視点で選ぶ「ストレージ仮想化」

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5つの視点で選ぶ「ストレージ仮想化」

2010/03/08


 ベンダの異なる複数のストレージを仮想的にまとめ、ひとつのストレージプールとして活用できる「ストレージ仮想化」。この技術は、現在多くの企業で見られる多種多様なストレージの複合的な利用により管理が煩雑化しているストレージ環境を改善するのに最適なソリューションである。しかし、ストレージ仮想化自体を知らない、コストの考え方が分からない、といったユーザ企業が多いのも実情だ。そこで今回の特集では、こうした現状を踏まえた上で、選び方ガイドではストレージの仮想化を導入する上で検討すべきポイントについて解説していく。なお「解体新書」では、ストレージ仮想化の基礎知識、登場背景、導入メリットについて解説しているので、併せてご参照いただきたい。

ストレージ仮想化

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ストレージ仮想化製品の選び方

Point1

解決したい課題を明確にしておく

 第一にユーザ企業が整理すべきポイントは、解決したい課題の優先順位だ。「運用負荷の低減」なのか、「利便性の向上」なのか、あるいはより直接的に「コストの削減」なのか。始めにこの点を明確にしておかなければ、製品検討時に重視する機能もブレてしまう。
 例えば、よく言われているのがテープバックアップの負荷。テープ交換そのものはアウトソーシングサービスを利用すればいいが、どのテープの、どの場所に、どんなデータが保存されているのか、という管理は、やはりユーザ企業側で行わなければならない。この時にストレージ仮想化の機能を利用すれば、本番用と同じ構造のデータをバックアップ用のストレージに自動コピーすることが可能となる。この場合、運用面も含めてストレージの仮想化を実施したい、ということになる。今まで人が介在していた作業を自動化したいというニーズだ。
 あるいはシステムの更改時、これまでのやり方では、システムにダウンタイムを設け、データをマイグレーションする必要があった。例えば数十TB規模のデータ環境なら、ゴールデンウィークなどの長期休暇を見計らい、ユーザ企業とSIer双方の担当者が一緒になって作業に当たる必要があった。この時には、“ツール”としてストレージ仮想化を利用することで、データ移行の利便性を高めることができる。仮想化レイヤーを設けることで、システムの裏側でデータを移すことが可能だ。移行完了後、仮想化環境は利用し続けてもいいし、必要がなければ外してしまってもいい。
 コストの削減は、単純に分散しているストレージ容量を有効活用したいのか、あるいは運用負荷を下げることで人件費を抑えたいのか。どの視点からのコストカットなのかで、選択すべき機能も数も変わってくる。

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