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掲載日 2009/10/02
偉人の遺伝子をEasyに読み解く!キーマン列伝
#0098bitOSの覇者が掴み損ねた16bitOSの覇権 〜ゲイリー・キルドール氏〜

 まもなく(2009年10月22日)Windows OSの新バージョン、「Windows 7」が発売される。現バージョン「Windows Vista」の一般受けがあまりかんばしくないといわれることもあり、IT業界全般も今回のバージョンアップにいろいろな意味で期待を寄せていることだろう。今回はそんなOSの話題をしたい。

 突然だが、「CP/M」が記憶にある方も少なくないはずだ。そう、「マイコン」と呼ばれた8bitマシンが全盛を誇っていた時代の代表的なOSである。そのCP/Mを開発したキーマンが、ゲイリー・キルドール氏(以下敬称略)。今回は、彼の足跡を辿ってみたい。
 ワシントン大学時代からコンピュータに没頭していたキルドールは、1972年に大学を卒業してから、メインフレーム業界に身を置いていたのだが、その当時のシステムに限界を感じ始める。そんな折、目に留まったのが、低価格のCPUを採用し、ハードウェア設計も単純な「マイコン」だ。これからは個人でコンピュータを持つ時代だ、とその将来性に魅了された彼は、その頃から普及し始めたフロッピーディスクを記憶装置として8bitマイコンで動作するOSの開発を始めた。そのOSこそが「CP/M」(Control Program for Microcomputer)だったのだ。
 1974年に開発が完了したCP/Mは、2年後の1976年にコンピュータ誌に広告を掲載したところ瞬く間に大ヒット。同年にはデジタル・リサーチ社を設立し、CP/Mを積極的に販売。当時の8bitパソコンのOSをほとんど独占することとなった。

ゲイリー・キルドール氏
1942年
米国・ワシントン州シアトルで誕生。
1960年
ワシントン大学へ入学。当初は教師を目指していたがコンピュータに耽溺。在学中、徴兵により海軍大学でコンピュータ科学の教鞭を執る。
1967年
ワシントン大学大学院へ進み、72年に計算機科学博士号を取得。
1974年
CP/Mを開発。大ヒット。
1976年
デジタル・リサーチ社を設立。
1980年
IBMと交渉決裂。翌年、PC DOSを搭載したIBM PCが発売される。
1982年
CP/M-86を発売するも、ヒットせず。
1991年
デジタル・リサーチ社、ノベル社と合併。
1994年
飲食店で負傷し、そのまま死去。享年52歳。

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