省エネ・クラウド…最新データセンタ特集

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

製品の基礎をきちんと理解! IT製品解体新書

省エネ・クラウド…最新データセンタ特集

2009/08/17


 ネットワーク技術の進歩と相まって企業システムは複雑さを増してきた。システムを維持・管理するためのコストも膨らむ一方だ。ここでコスト削減の有効な解決策となるのが、データセンタの利用だ。設備(=ファシリティ)を自社で保有することなく借りることで、より効率的、経済的なシステム運用が可能となる。今回は、改めてデータセンタの基礎知識を解説するとともに、最新のファシリティやグリーンITへの対応をレポートする。また、「IT製品選び方ガイド」では、データセンタ選択のポイントについて解説しているので、そちらも是非ご参照いただきたい。

データセンタ

※「データセンタ/省エネ・クラウド…最新データセンタ特集」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「データセンタ/省エネ・クラウド…最新データセンタ特集」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)

データセンタの選び方ガイドへ


1

データセンタを解体しよう!

1-1

データセンタとは?

 データセンタ事業者が提供するサービス形態は、大きく2つに分類される。1つが、ユーザの保有するサーバや通信機器を、ネットワーク設備の整った事業者の施設内に設置する「ハウジングサービス」、もう1つが、事業者の保有するサーバの処理能力や容量をユーザに貸し出す「ホスティングサービス」だ。

 データセンタの設備を見ていこう。提供されるファシリティは、サーバの設置スペース、サーバを収納するためのサーバラック、空調設備、電源、ネットワーク回線などが挙げられる。データセンタの建物自体には、耐震構造や免震構造が施され、万一災害などで通常の電力供給ができなくなった場合でも、UPS(無停電電源装置)や自家発電装置を装備されているので、突発的なシステムダウンを防ぐことができるようになっている。

図1 データセンタのファシリティ例
図1 データセンタのファシリティ例
(資料提供:日本ワムネット)

 また悪意ある第三者の物理的な侵入を防ぐため、サーバルームへのアクセスには、複数の“関所”を通過しなければ、辿りつけないようになっている。図2の例では、5段階のゲートを設けて物理的なセキュリティを確保している。

図2 ラックに辿りつくまでのセキュリティ対策の一例
図2 ラックに辿りつくまでのセキュリティ対策の一例
(資料提供:日本ワムネット)

  1つめが、有人による24時間体制での登録者(=顧客担当者)のチェック、2つめがICカードによる入退館時のゲートチェックで、共連れができないようになっている。3つめがフロア単位での入退館チェック、4つめがサーバルーム入室時の指静脈認証を利用した生体認証チェックで、入口で一旦小部屋に入り、ここでも共連れができないように上から赤外線を当てて登録者1人であることを確認してから入室する形になる。そして5つめが、ラック単位での鍵による管理だ。
 企業データの重要度が増している昨今、こうしたセキュリティ対策はデータセンタでは必須の取り組みとも言えるだろう。

■ハウジングサービス

 ハウジングサービスとは、端的に言えば“場所貸し”サービスのことだ。ユーザ企業は、サーバや通信機器を自前もしくはレンタルなどで用意し、データセンタ内の専用ルームに預けることになる。これによって安全性と効率性に優れた建物/ファシリティ/ネットワーク環境などを安価に利用することが可能となる。従来はラック1台分ごとのスペース貸しが基本となっていたが、現在では4分の1ラックや8分の1ラック、さらにはサーバの最小単位である1Uから利用できるサービスも提供されており、中小規模の企業でも利用しやすくなってきている。

■ホスティングサービス

 ホスティングサービスとは、データセンタ事業者が自社の保有するサーバの処理能力を、ネットワークを介して貸し出す“リソース貸し”サービスだ。ユーザ企業は電源設備やネットワーク環境に加えて、最新のサーバ能力を手軽に利用できるほか、ミドルウェア/アプリケーション/データベースなどを含めてレンタルできるサービスも提供されている。またシステムの開発期間だけリソースが必要というユーザ向けに、1ヵ月程度の短期間からホスティングサービスを利用可能としているデータセンタ事業者も増えている。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ

データセンタ/省エネ・クラウド…最新データセンタ特集」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「データセンタ」関連情報をランダムに表示しています。

データセンタ」関連の製品

Oracle Cloudの「強み」「違い」をユーザー視点で聞いてみた 【日本オラクル株式会社】 Wi-Fi制御/VPN利用の強制 秘文 Device Control 【日立ソリューションズ】 法人向けオンラインストレージ DirectCloud-BOX 【ダイレクトクラウド】
IaaS/PaaS 認証 オンラインストレージ/ファイルストレージ
Oracle Cloudの「強み」「違い」をユーザー視点で聞いてみた Wi-Fi制御とVPN利用の強制でネットワークの安全な活用を実現するWindows PC・タブレット向けソリューション。通信回線は、無線LAN、3G、LTEいずれでも適用可能。 社内外でファイルを効率よく安全に共有・管理。「ユーザー数無制限」の法人向けオンラインストレージ。

データセンタ」関連の特集


海外との遠隔会議を実現する際には、日本とは異なる環境があることに注意すべき。中国におけるグレートファ…



仮想環境あるいは大規模物理サーバの運用管理の効率化、自動化を行う「クラウド管理」。同市場のシェアデー…



基本機能、導入検討の際の盲点など、イチからきっちり解説します。サーバ統合時には欠かせないツールとなり…


データセンタ」関連のセミナー

はじめてのAWSを失敗させない、移行/運用/監視のポイントとは? 【主催:ソニーネットワークコミュニケーションズ/共催:アマゾン ウェブ サービス ジャパン/サイオステクノロジー】 注目 

開催日 2月22日(木)   開催地 大阪府   参加費 無料

移行から運用そして監視まで、AWSを確実に軌道にのせるまでのポイントを分かりやすく解説するセミナーです。AWS導入にあたり誰もが抱える不安や疑問、「自分達だけで…

はじめてのAWSを失敗させない、移行/運用/監視のポイントとは? 【主催:ソニーネットワークコミュニケーションズ/共催:アマゾン ウェブ サービス ジャパン/サイオステクノロジー】 注目 

開催日 3月1日(木)   開催地 東京都   参加費 無料

移行から運用そして監視まで、AWSを確実に軌道にのせるまでのポイントを分かりやすく解説するセミナーです。AWS導入にあたり誰もが抱える不安や疑問、「自分達だけで…

次世代ハイパーバイザー Nutanix AHVの可能性を見極めろ! 【主催:JBCC 協賛:ネットワールド/ニュータニックス・ジャパン】 注目 

開催日 3月9日(金)   開催地 東京都   参加費 無料

【本セミナーのポイント】 ●2017年11月にフランス、ニースで開催された「Nutanix .NEXT Europe 2017」からの最新情報をお届け●近年導入…

「データセンター」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

データセンタ/ 省エネ・クラウド…最新データセンタ特集」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「データセンタ/ 省エネ・クラウド…最新データセンタ特集」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2


30003146


IT・IT製品TOP > データセンター > データセンター運用 > データセンター運用のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ