この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

IT担当者の必須知識が身につく 初級ネットワーク講座

第22回 LANケーブルの種類と選び方

2009/08/04


 普及が進む無線LANの一方で、ツイストペアケーブルや光ファイバケーブルを用いたLAN(有線LAN)もいまだ多く用いられている。かつて、同軸ケーブルという直径1cm程度の太い線を用いていたイーサネットの生い立ちから、ツイストペアケーブル、光ファイバケーブルまでの流れ、それら各種LANケーブルの特徴、あわせてギガビット通信の仕組みまでを今回の初級ネットワーク講座では説明する。改めて有線LANについて、詳しく見てみよう。

有線LAN

※「有線LAN/第22回 LANケーブルの種類と選び方」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「有線LAN/第22回 LANケーブルの種類と選び方」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)



1

有線LANの基礎知識

1-1

イーサネットが主流の有線LAN規格

 前号(第21回初級ネットワーク講座)で無線LANについて解説したが、現在でも「安定性」「安全性」などの面から、LANケーブルを使って接続する有線LANが多く用いられている。
 有線LANの規格は、ほぼイーサネット(Ethernet)が主流である。イーサネットは、米ゼロックス社パロアルト研究所のロバート・メカトフ博士が、ハワイ州立大学のキャンパスで電波を使ったデータ通信(CSMA方式)に成功したのを期に、無線で利用した周波数を使って有線でデータ通信ができないものかと考案しCSMA/CD方式に改良し、1973年にIEEEに発表した。その後、1980年2月にIEEE802委員会が発足し、イーサネットはIEEE802.3分科会で規格化された。イーサネットは、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、光ファイバケーブルなどを通信媒体として用いる。
 CSMA/CD方式の基本的なルールは、“1つの伝送路(Bus)をみんなで使おう”というものだが、その使い方は、「はい、あなたの番」「次はあなたの番」というように順番を制御するものがなく、伝送路が空き次第、誰でも早い者勝ちというものだ。そのため衝突も発生する。会議に例えていうならば、議長がいない、誰か話しをしていたら話を聞く(Carrier Sense)、誰も話をしていなければ自由に話してよい(Multiple Access)、また、誰かが話しを終えた途端、複数の人が話し始めることがある(Collision)、そうなると聞き手は誰が何を話しているのか聞き取れない。各話し手が衝突に気がついたら(Detection)、話をやめる。伝送路が1つしかないので半二重通信である。

コラム:イーサネットとエチルアルコールのルーツは同じ?

 古代ギリシャでは、万物は次の五元素で形成されていると考えられていた。それは「火」「水」「土」「風」そして「Ether:エーテル」である。エーテルとは、光や音を運ぶもので、宇宙空間に充満していると考えられていた。
 現在科学では当然否定されているが、イーサネットの開発者たちは、この「Ether」と「network」とを結びつけて「Ethernet:イーサネット」と名づけた。なお「Ether」は英語では“イーサ”と発音するが、ヨーロッパの多くでは“エーテル”と発音する。実は、消毒薬やお酒に入っているエチルアルコールの“エチル”の語源も「Ether」である。


…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ
関連キーワード

有線LAN/第22回 LANケーブルの種類と選び方」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「有線LAN」関連情報をランダムに表示しています。

有線LAN」関連の製品

RADIUSアプライアンスサーバ シリーズ 【インフィニコ】 LTE/3Gモジュール内蔵セルラールーター 『CTL-101JC / CTL-101JE』 【キャセイ・トライテック】 秘文AE AccessPoint Control 【日立ソリューションズ】
認証 ルーター 認証
Made in JAPANの省電力RADIUSアプライアンスサーバ。シリーズ全製品が異拠点間での冗長構成が可能。多様な認証方式、IPv6に対応。外部AD連携機能標準搭載モデルも用意。 M2M/IoT市場の様々なニーズに対応する無線通信ルーター。LTE/3Gネットワークを介しての無線データ転送機能や回線バックアップ機能を提供する。 Wi-Fi制御とVPN利用の強制でネットワークの安全な活用を実現するWindows PC・タブレット向けソリューション。通信回線は、無線LAN、3G、LTEいずれでも適用可能。

有線LAN」関連の特集


リプレースだけで店舗マーケも野良AP駆除も実現できるってご存じですか? 無線LANを置き換えるならチ…



企業買収が進み、異業種も参入するなど無線LAN業界は激変の時を迎えています。そんな無線LAN業界の今…



企業の会議室で利用するプロジェクタは、ここ数年でコンパクト・軽量・低価格化が進んでいます。利用者のス…


「ネットワーク機器」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

有線LAN/ 第22回 LANケーブルの種類と選び方」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「有線LAN/ 第22回 LANケーブルの種類と選び方」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30003134


IT・IT製品TOP > ネットワーク機器 > LAN構築 > LAN構築のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ