中堅中小企業向けストレージ活用の極意

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中堅中小企業向けストレージ活用の極意

2009/06/18


 企業が取り扱うデータ量が増大の一途を辿る中、ストレージを効率的に管理・運用することの重要性はますます高まっている。しかし、ストレージ導入にはサーバの活用状況やシステムの運用形態といった様々な要素が関係する。特に中堅・中小企業向けストレージは単に大企業向け製品をスペックダウンすれば良いというものではない。そこで本稿では中堅・中小企業を年商に応じて中堅Hクラス、中堅M/Lクラス、中小企業クラスの3つに分け、「ユーザの課題とニーズ」「ベンダの動向」「ユーザにとっての選定ポイント」を解説していくことにする。

ストレージ

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アナリストプロフィール

岩上 由高

シニアアナリスト 岩上 由高(Yutaka Iwakami)

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アナリストファイル #045

早稲田大学大学院理工学研究科数理科学専攻卒業後、ジャストシステム、ソニーグローバルソリューションズ、ベンチャー企業などでIT製品及びビジネスの企画/開発/マネジメントに携わる。ノークリサーチでは技術面での経験を生かしたリサーチ/コンサル/執筆活動を担当。



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中堅・中小企業の年商区分

 中堅・中小企業と一言で表現しても、その範囲は非常に広い。情報システム部門を擁し大企業とほぼ同様の投資傾向を示すものもあれば、ごく小規模でSOHOに近いものもある。これらを分類する際には年商、従業員数、情報システム部門の有無/人数など様々な指標がある。ストレージの投資状況は従業員数よりも年商や業種に依存することが多い。例えば、業績が好調な動画/音声コンテンツの配信サービスを提供する企業は従業員数と関係なくストレージへ積極的に投資する傾向がある。そこで、本稿では年商区分を元にして中堅・中小企業を以下のように分類し、その分類ごとにストレージ活用の実態と今後の展望を見ていくことにする。

中堅Hクラス(年商300〜500億円)

 情報システム部門を持つ場合が多く、ストレージへの投資傾向は大企業に近い。

中堅L/Mクラス(年商50〜300億円)

 計画性や全体最適の視点が十分でないため、IT投資における試行錯誤が多い。通常は中堅Lクラス(年商100〜300億円)及び中堅Mクラス(年商50〜100億円)に分けるが、ストレージでは両者の傾向が近いため、ここでは中堅L/Mクラスとしてまとめる。

中小企業クラス(年商5〜50億円)

 専任の情報システム部門担当者はほとんどおらず、扱うデータ量も少ない。

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