冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

失敗できないアナタを応援します IT製品選び方ガイド

冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方

2009/03/30


 企業とそのシステムを支えるサーバを設置するために欠かせないもの、それがサーバラックである。外見的には大きな違いのないサーバラックだが、意外なところに選び方のポイントがある。ここでは、企業のニーズにあったサーバラック選びのポイントを解説していく。なお現在、企業の情報システム部門やデータセンタなどが採用するサーバ製品の主流が、タワー型サーバからラックマウントサーバやブレードサーバになりつつあるということはIT製品解体新書でも触れた。そのため、ここでも19インチラックの選び方を中心に紹介する。

サーバラック

※「サーバラック/冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「サーバラック/冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)

サーバラックの基礎解説へ


1

サーバラック(19インチラック)選択のポイント

 ここでは、サーバラックのなかでも現在の主流といえる「19インチラック」の選び方について、主に以下の5つの視点で解説する。

1:

設置場所や収納量

2:

冷却性能

3:

堅牢性

4:

耐震性

5:

その他(セキュリティ、作業性、拡張性など)

1-1

設置場所や収納量からの選定

  19インチラックを選ぶ場合、まずは、設置する場所と、収納するサーバや機器の台数から、ラックのサイズを選定する。19インチラックはEIA規格によって、マウンティングレールの幅と、サーバ機器を設置するための取り付け穴のピッチが決められている。そう考えると選択は簡単そうだが、いくつかの注意すべきポイントがある。EIA規格について詳しくはIT製品解体新書を参考にしていただきたい。

■高さ

  19インチラックの高さは「1U」(44.45mm)を基準とし、通常はその整数倍サイズの高さで製品がラインナップされている。その実際の高さは、15Uで約800mm、42Uで約2000mm程度。設置するサーバルームやオフィスの天井高に応じた選択が必要だ。
 当然ながら、ラックの高さがあるほどサーバの収納台数は多くなる。たとえば、42Uサイズのラックには1Uサーバが42台、3Uサーバであれば14台収納できるということだ。現状は収納する台数が少なくても、将来のサーバ増強を考慮に入れるならば、ある程度の高さがあるラックを選択するべきだろう。開いている部分はブランクパネルなどで塞いでおけばラック内の空気の循環にも影響はない。
 ただし、ラックにサーバを固定する高さによっては、操作性やメンテナンス性に影響を及ぼすことがあることも考慮に入れたい。

■奥行き

  19インチラックの高さや幅はEIA規格で決められているが、実は奥行きに関しての規定はない。そのため、設置場所はもちろんだが、収納するサーバやネットワーク機器の奥行きを確認し、それに十分見合う奥行きのあるラックを選定する必要がある。製品は奥行き600〜1200mmでラインナップされていることが多く、一般的には、収納するサーバや機器の奥行きプラス200〜300mm以上の奥行きサイズのものを選ぶ。
 奥行きが足りないと、サーバに接続された電源ケーブルやネットワークケーブルなどをうまくさばけないため、サーバからの排気を妨げ、結果的に排熱によるトラブルを生み出すこととなるからだ。特に複数台のサーバやブレードサーバを収納する場合は、ネットワークケーブル、電源ケーブルの数が増えることになるため、奥行きスペースには留意したい。
 またこのところ、ラックマウント型サーバやネットワーク機器などが、薄さを保ったまま高機能化を進め、奥行き方向にサイズの拡大が進む傾向がある。その点でも、ラックの奥行きを十分に確保することを念頭に置き、製品を選んでいく必要がある。

図1 奥行きの違いによる内部スペースの差
図1 奥行きの違いによる内部スペースの差
(資料提供:エーピーシー・ジャパン)
■幅

 19インチラックには、外寸の幅が600mmである製品と、700〜750mmとやや幅が広い製品がある。もちろん、機器を固定するマウンティングレールの幅は19インチである。何が異なるかといえば、そのレール外側の空きスペースだ。
  19インチラックの中でも前者は「サーバラック」、後者は「ネットワークラック」と呼称されることが多い。ネットワークラックは、スイッチやルータ、ハブといったネットワーク機器を収納することを目的にしている。マウンティングレール左右にあるスペースを利用して、ケーブルの取り回しを行うのだ。
 本来であれば、サーバにはサーバラックを、ネットワーク機器にはネットワークラックをという使い方が望ましいが、サーバやネットワークの規模によっては1ラックに機器を混載する可能性もある。もちろん、19インチのマウンティングレールがあるのだから、どちらの種類のラックにもサーバとネットワーク機器のいずれも取り付けることができる。しかし、冷却能力の違い(マウンティングレールの左右にスペースがあるため、空流が乱れ、冷却性能が劣る)などから、ベンダによってはネットワークラックにサーバを取り付けることを推奨していないこともある。サーバとネットワーク機器を混載する場合は、標準幅のラックを選択するほうが望ましい。
 これらの観点から、収納する機器と設置するスペースのバランスを検討して19インチラックを選定しよう。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ

サーバラック/冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「サーバラック」関連情報をランダムに表示しています。

サーバラック」関連の製品

限られた空間に演算能力を凝縮する NeXtScale System 【レノボ・ジャパン株式会社】
Windows
ハイエンドな3DCG制作で、舞台裏を支えるITインフラの正体

サーバラック」関連の特集


クラウド時代に欠かせない基盤として脚光を浴びているデータセンタ。バッテリを持たない“ロータリーUPS…



東北のIT企業に震災の教訓を学ぶシリーズ第二弾。今回のポイントは、安否確認における声の重要性と外部に…



複数のサーバを1組のKVMデバイスで管理できるKVMスイッチは今やサーバルームの必需品。基礎から最新…


「サーバー」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

サーバラック/ 冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「サーバラック/ 冷却性能に注目!「サーバラック」の選び方」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2


30002944


IT・IT製品TOP > サーバー > その他サーバー関連 > その他サーバー関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ