仮想化への対応がキモ!バックアップツール

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仮想化への対応がキモ!バックアップツール

2008/12/15


 バックアップがシステムの復旧を迅速かつ確実に行うための基本であるのは今も昔も変わらない。しかしビジネス環境が激しく変わる現在、システムもそれに追随または先行して変化を遂げてきている中で、バックアップシステムはシステム環境に合致しているだろうか。数年先も使い続けられるだろうか。最新のバックアップツールは、新技術によりバックアップと復旧が高速化し、サーバやストレージの統合環境や仮想環境に対応する機能も備えるようになっている。ここでは今あるバックアップ運用管理と、それと一体であるツールを見直してみたい方に向け、最新のバックアップツールを選ぶときの参考になるポイントを紹介しよう。

バックアップツール

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バックアップツールの選び方

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自社の環境に最適な形態を選ぼう

■利用サーバのOSにツールが対応しているかどうかを調べよう

 バックアップ対象のサーバがすべてWindowsならたいていのバックアップツールが対応するが、中にUNIX、Linux、MacOSなどが混在していたら要注意だ。スタンドアローンのサーバに直接テープ装置を接続する場合には迷いようがないが、統合バックアップを図るときには対象サーバとそのOSを、バージョンまで把握してツールの対応を調べる必要がある。ほとんどはベンダの資料に掲載されているが、わずかなバージョンの違いなどで不安があればベンダなりSIerなりに相談してみよう。
 なお、統合バックアップのための集中バックアップ管理用のサーバは業務用サーバと同じOSである必要はない。もちろんサーバ運用管理の視点での複雑化を避けるために同一OSを選ぶことは有意義だが、管理技術者のスキル面でほかのOSのほうが効率的と思われる場合などには、クライアントサーバのOSとは別の最も使いやすいOSに対応したツールを選ぶのが適切だろう。

■ディスクへのバックアップかテープへのバックアップか

 ディスクの特徴とテープの特徴を簡単にまとめると次のようになる

表1
表1

 現在ではディスクの容量あたり単価は低下しており、SATAディスクによるRAID装置とテープドライブやテープライブラリの導入コストを比較すると大きな差はない。主な相違点は、バックアップやリストアに要する時間がディスクは短く、テープは長いという点(ディスクが有利)と、完全にシステムとも電源とも切り離して長期に保管しておけるかどうかという点(テープが有利)、そして運用管理が複雑か単純か(ディスクのほうが単純な運用設計が可能)というところになる。
 システム障害の迅速な復旧という面で考えるとディスクへのバックアップが望ましいが、過去の業務履歴等の監査(内部統制にかかわる)に備えるためのデータ長期保管という面ではテープのほうが役に立つ。また、災害対策としては遠隔地にデータを保管する場合、遠隔地へのバックアップシステム構築には相応のコストが必要だが、テープの遠隔地への移動と保管であれば、かなり安上がりにできる。ディスクへのバックアップとそのテープへの書き出しを一連の運用ポリシーとしたD2D2T(Disk to Disk to Tape)運用によれば、さまざまな情報保護対策に対応できるが、導入コストと人件費も含めたランニングコスト、さらに長期保管等の必要性を考え合わせてバックアップメディアを選ぶべきだ。

■既存周辺機器の対応状況を調べよう

 バックアップに関係する周辺機器にはテープドライブ、テープローダ/テープライブラリ装置をはじめ、SAN/NAS装置、ディスクアレイ装置などがある。カタログ情報だけでなく、ベンダやSIerに相談して接続実績があるかどうかを確認してみよう。バックアップツール導入に合わせて周辺機器の導入も図る場合にも、もちろん対応の確認は不可欠だ。ベンダの検証が済んでいる機器を選びたい。

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