最大500分の1へ圧縮!?バックアップ大特集

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最大500分の1へ圧縮!?バックアップ大特集

2008/12/15


 企業システムの情報量・処理量・運用管理コストは増大の一途をたどっており、システムはそれによって生じる課題をサーバ統合、ストレージ統合、サーバ仮想化といった新技術で解決しようと進化している。そこでなおざりにしてはいけないのがバックアップシステムだ。あなたの会社のバックアップツールはシステム進化に追随できているだろうか。運用管理負荷増大に歯止めをかける仕組みはあるだろうか。最新のバックアップツールにはデータ量増大や運用管理負荷増大に対する答えがある。今回は企業向けバックアップツールを「解体」し、最新のシステム環境でどのように役立つのかを紹介していく。

バックアップツール

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バックアップツールを解体しよう!

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バックアップツールとは

 バックアップとは、情報システムに万一障害が起きた際に、障害前のシステム状態に戻せるように、特定の時点での状態をコピーして保管しておくことだ。障害対応には2種類ある。1つはデータが壊れたりウイルス等により不正なデータが混入したりした場合に現状のデータを消して過去の正常な状態のデータに戻せば済むケース。もう1つはハードウェア障害によりOSやアプリケーション部分も含めて全体を別のサーバに移動したり、新しいハードウェアに新規に全体を構築し直したりするケースだ。

■データバックアップとイメージバックアップの違い

 OSやアプリケーションについては別途正規のバージョンが保管されているのが一般的なので、時間さえかければ復旧ができる。しかし日々の業務で生じたデータはバックアップをしておかなければ回復はほぼ不可能だ。日々の業務データのバックアップを行うことがシステム管理の基本となっている。これはデータバックアップと呼ばれ、ほとんどすべての会社で何らかの形で行われているはずだ。記録媒体としては従来からテープ(Disk to Tape:D2T)が主流だが、現在はディスクをその代わりに用いる(Disk to Disk:D2D)ケースも増えている。また長期保管などの目的のためにディスクにバックアップしたデータをさらにテープにコピーする方法もとられている(Disk to Disk to Tape:D2D2T)。

図1 ディスクへのバックアップとテープへの書き出し
図1 ディスクへのバックアップとテープへの書き出し

 一方、現在ではOSやアプリケーション部分も含めて全体をバックアップするイメージバックアップと呼ばれる手法も一般化してきた。OSやアプリケーションを再導入して必要な設定を済ませるにはそれなりの時間と手間、知識がいる。それを可能なだけ迅速に復旧するのがイメージバックアップの目的だ。データバックアップは運用が複雑化しやすいが、イメージバックアップは比較的単純なので、専門技術者が得られない比較的小規模な企業でも適用しやすく、現在、対応ツールの導入が著しく増加している。この場合の記録メディアにはディスクを用いるのが前提だ。
 現在のところ、データバックアップ用のツールとイメージバックアップ用のツールが別々に、あるいはデータバックアップ用のツールのオプション製品的な扱いでイメージバックアップ用ツールが販売されているので、使い分けや併用が必要だ。

図2 データバックアップとイメージバックアップ
図2 データバックアップとイメージバックアップ
                                                        
(資料提供:ネットワールド)
■複数サーバのバックアップを集中管理する統合バックアップ

 サーバ単位のバックアップであればOSのコマンドで行うことも可能だが、GUIを備えたバックアップツールを使ったほうが操作時間短縮につながりオペレーションミスも防ぐことができる。とはいえこの運用方法はサーバが増えれば増えるほど担当者が増え、バックアップ作業時間が増え、保管すべきテープの量、テープ装置の数も増えていき、運用管理コストが増え続ける欠点がある。
 そこで、複数のサーバのデータをバックアップするために、ネットワークを利用してデータをバックアップ専用のサーバに集め、バックアップ作業は専用サーバで一括して行う統合バックアップの手法が登場した。各フロアや拠点に分散しているサーバのデータを、パックアップサーバ側のストレージに記録、保管する仕組みだ。この仕組みをとれば、部門での担当者の作業は不要になり、手慣れて専門知識もあるIT部門の担当者が運用管理を行うことが可能になる。もちろん、バックアップ作業に使われる業務部門のサーバのリソースも最小限にすることができるので、業務への影響を抑えることも可能だ。

図3 統合バックアップのイメージ
図3 統合バックアップのイメージ
                                                                   
(資料提供:ノックス)
■災害対策としてのバックアップ

 拠点が災害等によって機能しなくなった場合には、上述のようなバックアップだけでは業務継続が難しい。そこで通常は災害対策(ディザスタリカバリ)としてバックアップデータを遠隔地に別に保管しておく手法がとられている。 
 災害対策用のバックアップは一般に高コストになるが、最も手軽に行えるのがバックアップテープをトラック等で遠隔拠点に運び、保管する対策だ(上記図3の左下、オフサイト保管)。被害にあった拠点のシステムが回復し次第、テープを運び込んでリストアすれば復旧できる。
 テープからのリストアにはそれなりの時間がかかる。また被害拠点のシステム復旧が長引く場合にはほかの拠点でシステムを再構築する必要もでてくる。そこで利用されるのが遠隔地のディスクへのバックアップだ(上記図3の右下)。なお、同様の構成イメージでレプリケーションツールが用いられることがあるが、これは目的が違う別ジャンルのデータ保護法である。

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