価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

失敗できないアナタを応援します IT製品選び方ガイド

価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実

2008/12/08


 最新技術を導入していくたびにますます複雑になっていくITシステム。もはや自社の技術スタッフだけでは十分な運用・管理を進めていくことが困難な事態に追い込まれつつある。こうした中、市場を拡大しているのがデータセンタである。すでにその事業者は相当数にのぼっていることから利用しやすい環境は整備されつつある。しかしその一方で、価格やサービスなど、多くの選択肢の中から自社に最適なサービスを選び出すには手間と時間がかかるようになってきた。そこで今回のIT製品選び方ガイドでは、データセンタを選択するときに見落とせない、役立つ重要ポイントを分かりやすく紹介する。
 また注目される次世代データセンタの詳細や最新事情などは、IT製品解体新書のデータセンタ特集で詳しく触れているので、こちらもあわせて参考にしてほしい。

データセンタ

※「データセンタ/価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「データセンタ/価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)

データセンタの基礎解説へ


1

データセンタサービスの選び方

■価格だけじゃない!見落とせない"データセンタ"サービス選択3つのPointはこれだ!!

 データセンタのサービス事業者はすでに100社以上に達しており、価格競争も激化し始めていることから、どうしても魅力的なサービス料金体系を打ち出している事業者に目を奪われがちだ。しかし、データセンタ選びには立地条件や交通の便を考慮するといった、不動産物件を探すのに似ている側面もあり、単なるサービス料金の違いだけではその優劣はなかなか見えてこない。例えば、交通の利便性を取るか、それとも設備の充実度を取るかといった判断に悩まされるケースも出てくる。その場合、データセンタにアウトソーシングするビジネスプロセスの重要度や特性によって判断していかなければならなくなる。こうした点を理解した上で、価格以外の観点では以下の3つの視点から検討を重ねていくとよい。

1:

ハウジングサービスなら立地条件や設備の充実度

2:

ホスティングサービスならマネージドサービスの充実度

3:

データセンタの運用体制と実績の豊富さ

要件1

ハウジングサービスなら、立地条件や設備の充実度に注目!!

 データセンタサービスはハウジングサービスとホスティングサービスに大別できるが、両者の間でデータセンタ選びのポイントは微妙に異なってくる。ハウジングサービスを利用したい場合には、データセンタの立地条件やIT機器の保全設備などが特に重要になってくる。
 まず、立地条件としては、自社所有のIT機器を預かってもらうことになるので、地震に強い地盤か、洪水の心配はないか、落雷の被害を受けにくいか、周辺に危険な建物はないか、地震などの災害が起こった場合の救援体制が整っている場所なのかなど、不動産物件を探すときと同じ目線で確認したい。
 この時、湾岸沿いなどの埋立地に建てられているデータセンタは危険に感じるかも知れないが、実際には液状化の可能性がある地層よりもさらに深いところにある固い地層まで地中連続壁(建物と地下の固い地盤とを結ぶ壁)が設置されていれば、建物が沈下あるは浮上する心配はほとんどない。また、津波の心配については、行政の都市計画で決められている津波に対する基準をどの程度上回って建物が建築されているかを確認すればよい。
 このほか、機器の保守や拡張時にはデータセンタへ足を運ばなければならないことから、平日の昼間だけでなく夜間や土日祭日における交通の便はどうか、機器搬入時に使える駐車スペースは確保されているかを確認する必要がある。さらに細かい部分では、IT機器の入っていたダンボール箱などを捨てることができるかなど、広範囲にわたって確認しよう。
 一方、保全設備に関しては、温度を一定に保つための空調設備についての詳しい説明を受けたい。例を挙げると、図1に示すデータセンタの場合、中心となる冷却システムに加え、複数のユニットを備えた多重空調管理環境が整備されている。さらにエアフローの綿密なシミュレーションから生まれた新開発のラック「ColdMall」が採用されているので、高密度で収容した状態でラックを配置することができる。

図1 データセンタ独自開発によるラック「ColdMall」
図1 データセンタ独自開発によるラック「ColdMall」
空調効率を最適化することで、消費電力量や発熱量の高いブレードサーバなどの高集積型サーバにも対応できる。
(資料提供:ソフトバンクIDC)
図2 ラック鍵管理
図2 ラック鍵管理
ラックの鍵1本単位から監視を行っている。
(資料提供:NTTぷらら)

 ラックについては上記のような独自開発のラックを採用しているケースのほか、標準ラックを使えるところや自社のラックをそのまま自由に持ち込めるところもある。また、借りられる最小ラック単位も1/8ラック、1/4ラック、1/2ラック、1ラック・・・と事業者によって異なるので注意が必要だ。さらにラックの鍵管理方法についても確認したい。図3に示すデータセンタの場合、ICカードで開閉できるキーボックスが導入されており、さらにキーボックス内でカード認証を行うことで必要なラック鍵だけを取り出せる仕組みになっている。

 このほか、データセンタの拠点ごとに異なる要素として、バックボーン回線容量や総床面積などを挙げることができるので、必要に応じてこれらの項目についても確認しておこう。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ
関連キーワード

データセンタ/価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「データセンタ」関連情報をランダムに表示しています。

データセンタ」関連の製品

高機能データセンター EINS/VDC 【インテック】 FUJITSU Enterprise Application アドオンマイナンバーシステム 【富士通マーケティング】 「営業と話す前に購入判断済み」 変化を迫られる販売戦略 【日本マイクロソフト】
ハウジング 人事管理システム IaaS/PaaS
全国3地域/6拠点に展開する高品質データセンター。各種クラウドシステムと組み合わせて柔軟なシステムを構築でき、専門の技術員が運用をサポートする。 マイナンバーの申請・収集・保管及び申告帳票の出力を行うアドオン型のシステム。既存システムとの連携インターフェースを構築することで短期間・低価格の制度対応が可能。 営業展開どうする? B2B 製品購入客の65%が「営業と話す前に購入決定済み」

データセンタ」関連の特集


ネットワーク、サーバーの可用性、耐障害性をまとめて面倒を見てくれるロードバランサ。今回は分散方式、パ…



クラウドサービス「アマゾン ウェブ サービス」を本格活用するのはハードルが高いと考えている企業も少な…



基本機能、導入検討の際の盲点など、イチからきっちり解説します。サーバ統合時には欠かせないツールとなり…


データセンタ」関連のセミナー

Japan Storage Vision 2017 【インターナショナルデーターコーポレイションジャパン】 注目 

開催日 2月14日(火)   開催地 東京都   参加費 有料 3万2400円(税込)

ストレージ市場ではクラウド、コンバージェンス(統合)、フラッシュ、Software-Definedへのシフトが大きな潮流となっています。この潮流の変化の中で、オ…

安全、快適、運用楽々 ー ソフトバンクのオールフラッシュDaaS 【ソフトバンク/ピュア・ストレージ・ジャパン】 注目 

開催日 2月21日(火)   開催地 東京都   参加費 無料

ワークスタイルの変革や端末の多様化により、デスクトップ環境管理は複雑さを極めています。デスクトップ仮想化 (VDI)の普及に加え、DaaS (Desktop a…

ユーザー事例、AWS最新情報!クラウド活用のポイント 【主催:NTTデータイントラマートCSI/共催:アマゾンウェブサービスジャパン/エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート】 締切間近 

開催日 1月26日(木)   開催地 愛知県   参加費 無料

■概要日時:2017年1月26日(木) 14:00〜17:00 (受付開始 13:30〜)会場:名古屋 ミッドランドホール 会議室A定員:60名参加費:無料ユー…

「データセンター」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

データセンタ/ 価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「データセンタ/ 価格だけじゃない"データセンタ"選択の真実」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2


30002811


IT・IT製品TOP > データセンター > データセンター運用 > データセンター運用のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ