モバイルもOK!「資産管理ツール」最新情報

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製品の基礎をきちんと理解! IT製品解体新書

モバイルもOK!「資産管理ツール」最新情報

2008/06/23


 あなたの会社にPCは何台あるだろうか? オフィスソフトの実インストール数は? IT資産管理の基本となる、これらの数字を正確に導き出すのは実は意外に難しい。しかし現実のシステム部門には「ソフトの不正使用がないことを証明せよ」「特定のパッチが未適用のPCを全部発見せよ」といった、はるかに高度な作業が求められる。数百台を超えるPCを運用する企業では、人手だけでその答を出すのは現実的に不可能だ。また内部統制を実現しようという企業では、より厳密なIT運用管理が必須となる。そこで活躍するのが資産管理ツールである。資産管理ツールは運用管理業務の多くを自動化し、かつPC運用での厳密なポリシー適用を可能にする。今回は資産管理ツールの仕組みと最新の機能を「解体」していこう。

資産管理ツール

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資産管理ツールとは何か?

 資産管理ツール(IT資産管理ツール)は、企業が保有する多数のクライアントPCのハードウェア情報とソフトウェア情報をオンラインで集中管理するためのソフトウェアだ。そもそもは資産管理台帳の効率的な作成や改訂のために用いられてきたが、現在では多くの機能が付加されており、クライアントサポートをはじめとする日々の運用管理業務の効率化や、セキュリティ強化、情報流出防止、内部統制対策などを実施するためのクライアント管理ツールとして認められている。

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資産管理ツールを解体しよう

■資産管理ツールの基本構成

 資産管理ツールの実体は、(1) クライアントPC等のインベントリ情報を格納するDBを備えた専用サーバ、(2) 多数のクライアントPCそれぞれに導入されたエージェント(常駐ソフト)−−の2種類のソフトウェアで構成されている(例外的にエージェントを必要としないツールもある)。
 PCのハードウェア情報やソフトウェア情報はエージェントの働きにより収集され、定期的に、または必要に応じた管理者の操作によって専用サーバに集約される。

図1 資産管理ツールの構成例 (QND Plus/QAWの場合)
図1 資産管理ツールの構成例 (QND Plus/QAWの場合)
資料提供:クオリティ

 マスタサーバは主要拠点に備え、その拠点のPCから情報を収集する。遠隔地の拠点の情報はサブマスタサーバ(図のスレーブサーバ)が収集し、WAN経由でマスタサーバに集約する。PC台数が少なければマスタサーバだけでも各拠点の情報収集は可能だが、数百台規模のPCを抱える企業での運用では、ネットワーク負荷を分散するためにサブマスタサーバを利用することが多い。
 スタンドアロンPCやモバイルPCなど常時LANに接続していないPCは、図に記されているように外部記憶媒体を経てマスタサーバに集約したり、LANに接続された時点でメールなど何らかの方法で集約したりする。
 収集されるインベントリ情報は製品によって若干項目が異なるが、一例をあげれば表1のような情報になる。

表1 資産管理ツールが管理対象とするインベントリ情報の例 (QND Plusの場合)
表1 資産管理ツールが管理対象とするインベントリ情報の例 (QND Plusの場合)
※これらのほか、SNMPによるプリンタ、ルータ、ハブ等のMIB情報や、任意に設定した管理項目に対応する情報の収集が可能な場合がある。
資料提供:クオリティ
■集約された情報は運用管理の基礎情報として活用

 集約されたPCの情報は、管理者用のコンソールで一括管理され、「どこに(フロアや部署など)」「どれだけの数のPCがあるか」が即座に把握できる。また一覧の中から例えば「IEのバージョンが○.○でセキュリティパッチのリリース×が未適用のPC」などといった条件検索でPCをフィルタリングでき、特定のPCを選択すれば、その構成が細かく表示できる。
 こうした機能をベースにすれば、さまざまな運用管理業務が合理化、効率化できる。資産管理ツール自身にも、情報収集以外に運用管理業務を自動化、省力化するための機能が数々用意されている。図2左は、対象PCを絞り込んでセキュリティパッチを自動適用する操作を行っている操作画面の例だ。

図2 管理コンソールの例
図2 管理コンソールの例
資料提供:ソリトンシステムズ

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