SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

製品の基礎をきちんと理解! IT製品解体新書

SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!

2008/03/24


 これまでSANは大規模システムを中心に導入が進んでおり、SMB(中堅・中小企業)市場では「SAN全般の知識・情報が不足している」「SANを導入しても費用対効果に見合うかどうかわからない」などの理由であまり導入が進んでいなかった。しかし最近では、SMBをターゲットにした安価で信頼できるSAN製品が充実化しつつある。そこで今回の解体新書では、SMBに向けたSAN製品を取り上げる。まず、SANの基本機能について解説した後、IP-SANや新しい規格などの最新動向を紹介する。また、選び方ガイドではSANを構築するときに必要な製品選びのポイントを紹介しているので、ご参照いただきたい。

SAN

※「SAN/SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「SAN/SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)

SANの選び方ガイドへ


1

SANを解体しよう!

1-1

SANとは

 SAN(Storage Area Network)とは、データストレージ専用のネットワークのことで、サーバにストレージ用のネットワーク環境を提供する仕組みのことを指す。SANを導入すると、ストレージ装置はサーバから独立することになり、複数のサーバのデータを集中管理することが可能になる。
 SANには「ファイバチャネル」と呼ばれるシリアルSCSIで接続する「FC-SAN」と、SCSIの命令体系をIPにマッピングした「iSCSI」(Internet SCSI)やファイバチャネルをベースにIPネットワークを利用する「FCIP」(Fiber Channel over IP)などを使って接続する「IP-SAN」がある。単にSANといった場合はFC-SANを指し、IP-SANといった場合はiSCSIを指す場合が多い。

■FC-SAN

 図1にFC-SANの基本構成を紹介する。FC-SANを構築する場合には、サーバにファイバチャネル接続のためのHBA(ホストバスアダプタ)を取り付ける必要がある。HBAはイーサネットのNICに相当する働きをするもので、イーサネットのMACアドレスに相当するユニークなWWN(World Wide Name)が付与されていて、SANのデータをホストバスに渡す機能が実装されている。
 また、複数のサーバと複数のSANストレージを相互接続させるには、SANスイッチやダイレクタが必要になる。ファイバチャネルのトポロジ(接続方式)はサーバとストレージを1対1でつなぐPoint to Point型も利用可能だが、サーバとストレージ間の中継装置としてSANスイッチを導入することにより、接続できる装置数を容易に増やすことが可能になる。

図1 FC-SANの基本構成
図1 FC-SANの基本構成
ボックス型はSANスイッチ、シャーシ型はダイレクタと呼ばれている。
資料提供:ブロケード コミュニケーションズ システムズ

 このほか、FC-SANを構築するには、銅線または光ファイバのFCケーブルが必要になる。図1のGBIC(GigaBit ethernet Interface Connector)、SFP(Small Form Factor Pluggable)、XFP(10 Gigabit Small Form Factor Pluggable)は、いずれも電気信号と光信号を相互に変換するためのモジュールで、ホットスワップ可能な入出力デバイスとして、ポートのケーブル接続を可能にする電子部品のことだ。

■IP-SAN

 一方、IP-SAN(iSCSI)の場合には、ファイバチャネルを使わずにギガビットイーサネット環境をそのまま利用することができるので、通常のLAN環境(NICやLANスイッチ)にiSCSIストレージをそのまま導入できる。参考までに、iSCSIとNASを同時に実現したシステム構成例を図2に紹介しよう。この製品ではiSCSIによる共有ストレージ機能と、NASによるファイル共有機能を同時に提供することができる。

図2 IP-SANとNASによるストレージ構成
図2 IP-SANとNASによるストレージ構成
SANとアプリケーションサーバとの接続には、プライベートのギガビットイーサネットを使う。
資料提供:日本ヒューレット・パッカード

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ
関連キーワード

SAN/SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「SAN」関連情報をランダムに表示しています。

SAN」関連の製品

働き方改革の4つの課題とソリューションとは 【株式会社ネットワールド】 経費精算&ワークフロー MAJOR FLOW Z CLOUD 【パナソニック ネットソリューションズ】 リモートアクセスサービス OneOffice スマートコネクト 【TOKAIコミュニケーションズ】
VDI ワークフロー リモートアクセス
働き方改革の4つの課題とソリューションとは 経費精算とワークフロー2つのラインアップで申請/承認の決裁だけではなく、経費精算の業務改善や内部統制を支援するビジネスリフォーム機能満載のクラウドサービス。 インターネットを使って、社外のモバイルPCやタブレットから、
オフィス内PCを遠隔操作する、日額従量課金制のリモートアクセスサービス。

SAN」関連の特集


社会的コストは8兆円?30代・40代の働き盛りを中心にメンタル不調に陥るケースが増加。この問題に対し…



総務省指導で全国敷設が進められている通信ケーブルの標準「光ファイバ」の構造や基礎知識を学びながら、近…



Windows8タブレットとVDIで働き方はどう変えられるのか?今回は田辺三菱製薬が考える理想の働き…


SAN」関連のセミナー

ITモダナイゼーションで実践!最後のホストレガシーシステム刷新 【システムズ】 注目 

開催日 7月6日(金)   開催地 東京都   参加費 無料

モダナイゼーション プロバイダ システムズでは、レガシー化した既存システムをモダナイズ(近代化)するための、システム移行最新動向や適用事例などを、お客様の課題や…

Qlik Sense ツアー 2018 的確な情報を素早く入手しましょう 【アグニコンサルティング/クリックテック・ジャパン】 注目 

開催日 6月22日(金)   開催地 東京都   参加費 無料

旧いビジネスインテリジェンスを導入されて頭を悩まされていた方向けに、ユーザー自らデータを探索して気付きを得る『セルフ・サービス』型ソリューション『Qlik Se…

『ITサービスマネジメントセミナー』 【野村総合研究所】 締切間近 

開催日 6月28日(木)   開催地 東京都   参加費 無料

情報システムの「所有」から、ITサービスの「利用」に移り変わっています。システム運用の役割は情報システムの「維持管理」からITサービスの「提供」に大きく変わる必…

「ストレージ」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

SAN/ SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「SAN/ SMBに手厚い御持て成し!「SAN」に願いを!」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2


30002438


IT・IT製品TOP > ストレージ > SAN > SANのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ