激解!アプリケーションスイッチ選びのツボ

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激解!アプリケーションスイッチ選びのツボ

2008/01/07


 アプリケーションスイッチ市場はレガシー路線をより低価格化で勝負する負荷分散タイプと、Webアプリケーションの高速化機能やセキュリティ機能をアプリケーションスイッチに統合する複合機能タイプの2つの製品群から構成されている。低価格で導入の手軽さをセールスポイントにしている製品群により、中規模以下のネットワークにも負荷分散が浸透していく可能性が高い。また、従来複数の製品で実施されていた機能を1台に統合した多機能な製品の登場によって、大規模ネットワークでの効率導入が促進されるはずだ。IT製品解体新書では、アプリケーションスイッチの基礎から最新動向を紹介しているので、こちらも参考にしていただきたい。

アプリケーションスイッチ

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1

アプリケーションスイッチ(ロードバランサ)の選び方

製品選択の5つの視点
 従来、L4スイッチとして登場したロードバランサの導入目的に筆頭として挙げられていたのはWebサーバのパフォーマンス改善だった。しかし今ではメールシステムやグループウェアなどの企業内の情報系システム、業務アプリケーション、さらには拠点間ネットワークのパフォーマンス改善など、導入目的は多様化している。高機能化・多機能化が進み選択の幅が広がった中、最新のアプリケーションスイッチを導入するには、以下のような5つの視点で検討を重ねていくとよい。

要件1

負荷分散する対象と処理能力の評価

 まず、負荷分散したいシステムに合わせてアプリケーションスイッチを選択する必要がある。たとえば、社内LANに配置されているWebサーバやアプリケーションサーバなどのローカルサーバを対象に負荷分散する以外に、次のようなシステムの負荷分散に対応できる製品が出荷されている。

■グローバルロードバランシング

 データセンタをはじめとする複数拠点に点在するサーバ群に対して負荷分散したいときはグローバルロードバランシング対応製品を選択する必要がある。このタイプの製品を利用すると、ユーザを最も応答時間の短いWebサイト(データセンタ)に導くことができ、万一データセンタに障害が発生したときは、ユーザは別のWebサイトにリダイレクトされる。言い換えると、この機能を利用することでディザスタリカバリを実現できるというわけだ。グローバルロードバランシングに対応する製品ではDNSを使ってサイト間の負荷分散を実現していて、各サイト内のコンテンツに対してヘルスチェックも実行できる。

■ファイアウォールロードバランシング

 10ギガビットイーサネットの普及により、ファイアウォールがトラフィックのボトルネックとなるケースが増えている。こうした事態を回避するためにファイアウォールを負荷分散したいときは、複数台のファイアウォールをすべてアクティブ構成で動作させることが可能なファイアウォールロードバランシング対応製品を選択したい。

 ファイアウォールを挟み込む形でアプリケーションスイッチを設置することで、ファイアウォールの負荷分散と冗長化を実現することもできる。さらに帯域制御やセキュリティ機能も搭載されている製品の場合には、本来ファイアウォールで処理すべき機能の一部をアプリケーションスイッチに代替させることが可能になるので、ファイアウォールのパフォーマンスを最大限に活かすことができるようになる。

■SIPロードバランシング

 SIP(Session Initiation Protocol)とは、IPネットワークにおける音声や動画像のセッションを制御するためのプロトコルで、IP電話の呼制御を実現する。IP電話の普及にともないSIPプロキシサーバの負荷分散も必要になってきた。ただし、SIPシーケンスは1台のSIPプロキシサーバで処理する必要があるので、SIPに対してアプリケーションスイッチを導入するにはSIPパーシステンスを実現するための仕組みが求められる。そこで、SIPロードバランシングではアプリケーションヘッダ部分に含まれる「CALL-ID」を参照することで、SIPパーシステンスを実現している。また、SIPロードバランシングに対応した製品では、SIPサーバに障害などが発生してサービスが停止した場合、自動的に他のSIPサーバにトラフィックが再送される。

■処理能力の確認

 最初は各製品のデータシートを参考にしながら最大スループットや最大同時セッション数などを確認することになるが、もう1つの確認手段として、独立系ネットワークテスト機関が公表しているパフォーマンスレポートを参考にする方法もある。たとえば、Broadband-Testingのパフォーマンスレポートでは、レイヤ4テスト、レイヤ7テスト、圧縮テスト、SSLテスト、トータルシステムパフォーマンステストの5 分野に渡って、全機能を「オン」に設定した場合のパフォーマンスパターンを調査・検証している。具体的には、1 秒あたりのコネクション数、スループット、応答時間、SSLトランザクション数などのテスト結果を確認することができる。ただし、こうしたレポートを参考にする場合は、テストの実施時期が古くなっていないか、最新バージョンによるテスト結果になっているかどうかを忘れずに確認したい。
 また、実環境でのテスト以外に、TCP/IPレベルの要求と応答を、多数のコネクションを実現しながら測定できるAvalancheのような負荷テスト装置を利用して性能評価するといった方法もある。

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