「サーバ仮想化」始めの一歩+αの最新事情

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これさえ読めば基本はカンペキ!「サーバ仮想化ソフト 掲載日:2007/08/27

サーバ仮想化ソフト



1:基礎講座 2:選び方講座 3:市場動向
1
サーバ仮想化の基礎知識
2
サーバ仮想化ソリューションの最新事情
1
サーバ仮想化ソフトの選び方
2
製品カタログ
1
仮想化市場の捉え方
 
INDEX


基礎講座
これさえ読めば基本はカンペキ!
基礎講座

 サーバを仮想化する技術は以前から注目されてきたが、最近ではOSベンダやCPUベンダ自らがこうした技術を積極的に取り込む姿勢が顕著になってきた。しかし、サーバ仮想化はサーバ統合、TCO削減などの大きなメリットをもたらしてくれる反面、リソースとアプリケーションの組み合わせが複雑化することから、運用管理が難しく、信頼性や高可用性という点で不安が残るケースも少なくない。そこで今回は、新しいソリューションが次々と登場しているサーバ仮想化ソフトにスポットを当てて、どこまで信頼性や可用性、使い勝手が向上してきたのか、その最新事情をお届けする。 サーバ仮想化ソフト

1 

サーバ仮想化の基礎知識


 サーバ仮想化とは、1台の物理サーバを複数台の仮想的なサーバに分割し、それぞれに別のOSやアプリケーションソフトを動作させる仕組みのことだ。仮想サーバ上の各OSは仮想マシン(VM:Virtual Machine)と呼ばれ、それぞれが固有のパーティション内で稼動する。仮想マシンモニタ(VMM:Virtual Machine Monitor)と呼ばれる仮想化ソフトウェアがOSの要求や動作を管理し、必要に応じてハードウェアの制御を各OS に切り替える。
 サーバ仮想化の歴史は古く、元々はメインフレーム技術の一部である論理パーティショニングからスタートした。そして現在、特に話題になっているサーバ仮想化はIAサーバを中心としたソフトウェアによるサーバ仮想化技術であり、本稿ではそこにスポットを当てて解説を進めていく。なお、サーバ仮想化市場全体の捉え方については、第3部の市場動向を参照していただきたい。



1-1

サーバ仮想化が求められる背景と導入メリット


 低価格で使いやすいIAサーバを中心としたローエンドからミッドレンジクラスのサーバ群が急速に普及してきたことで、最近、部門サーバの乱立が目立つようになってきたが、こうした状況下では、以下のような課題を抱える情報システム部門が増え始めている。


部署ごとにサーバが設置されていることから、バックアップ作業の負担が増大している。
各サーバの稼働率に格差があり、ハードウェアリソースを有効活用できていない。
サポートが終了しているハードウェアやOS上で業務アプリケーションが稼働している。
情報システム部門の人的リソース不足により、分散された複数サーバを管理していくのが困難。

 このような課題により、サーバのハードウェアが低価格化しているのに対し、運用コストは膨れ上がっている。
   一方、多くのサーバが稼働しているデータセンタでは、ブレードサーバの導入などにより、サーバ統合(サーバコンソリデーション)を進めているが、それでも膨大な台数のサーバを同時に稼働させるための電力、空調設備、耐荷重などのファシリティリソースには依然として莫大なコストがかかっている。しかし、データセンタにある大半のサーバの稼働率は十数%程度しかなく、ハードウェアリソースの大半が無駄になっているのが実状である。
 そこでこうした企業の情報システム部門やデータセンタの現状を少しでも改善できる技術として、今、IAサーバを対象にしたサーバ仮想化に注目が集まっており、サーバ仮想化を導入することで、図1のようなメリットが得られる。


図1 仮想化の導入とメリット
図1 仮想化の導入とメリット
サーバ統合からポリシーベースの自動化まで仮想化は成熟を続けている。
資料提供:日商エレクトロニクス

 まず、最も一般的な仮想化のメリットはサーバ統合であり、散在する単機能な小型サーバを1つのサーバに統合化することで、運用管理コストを大幅に削減することができる。
 2つ目のメリットは、迅速なプロビジョニングが可能になるという点だ。情報システム部門では、アプリケーション開発環境、テスト環境、本番環境を迅速かつ安価にセットアップしなければならないが、サポートすべき製品群が急増していることから、この作業はシステム管理者にとって大きなプレッシャーになっている。そこで、多くの仮想化ソリューションではこうしたプレッシャーから解放させてくれるプロビジョニングを迅速に行うための機能が包含されている。
 3つ目のメリットとして挙げられるのは、サーバ仮想化では、高可用性とディザスタリカバリを実現するための複数のアプローチを提供してくれるという点だ。たとえば、複数の仮想サーバを1台の物理サーバでフェールオーバーさせることが可能になり、ハードウェア数を縮小することができる。
 4つ目のメリットとしては、最先端のサーバ仮想化技術を使えば、実行中のシステムをキャパシティに余裕のある別の物理サーバに動的に移動させることができ、ダウンタイムなしにワークロードの変化に合わせながらサーバリソース配分を調整することができる。
 そして、最も成熟したサーバ仮想化ソリューションでは、ポリシーベースの自動化機能により、アプリケーションの可用性とサービスレベルを自動的に維持できるようになる。たとえば、CPU使用率が90%を超えた場合に仮想サーバにCPUキャパシティを自動追加することが可能になる。


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