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掲載日:2007/07/25
ゲキ売れ5
ゲキ売れ5
量販店売れ筋レポート7月号
「セキュリティソフトの巻」
ゲキ売れ5
ゲキ売れ5
ヨドバシ・ドット・コム
ゲキ売れ5

 ヨドバシ・ドット・コムの協力のもと、IT製品の最新トレンドを踏まえ、量販店での売れ筋商品を徹底分析するウェブマガジン「最新ITゲキ売れ5」。7月号では、セキュリティソフトを取り上げる。Windows Vistaの発売にともなって、一斉にバージョンアップしたこの製品群、インターネットに接続するPCを安全に運用するために、今や必要不可欠の存在といえる。ウェブとPCを活用するすべてのひとが使用するセキュリティソフト、果たして量販店ではどのような製品がゲキ売れしているのだろうか。


※表示価格は2007年7月25日現在のものであり、変更の可能性があります。最新価格はヨドバシ・ドット・コムでご確認ください。
売れ筋トレンドを読む

 一昔前までは、シマンテック、トレンドマイクロ、マカフィーの3社の寡占状態に近かったセキュリティソフトだが、低価格ソフトウェアの雄であるソースネクストの参入、カスペルスキーを初めとする欧州製の高検出率ソフトの登場などにともない、市場の競争は急速に激化。さらにマイクロソフトからセキュリティスイートWindows Live OneCareが発売されたことで、セキュリティソフト業界は再び群雄割拠の戦国時代へと突入した感がある。また、今回のランキングでは、ユーザ数、更新年数などの異なる同一シリーズの販売本数を合算している。したがって、製品パッケージごとのデータと比べ、より実際のシェアに近い結果となっているはずだ。

セキュリティソフトの要件定義

 「インストールしておけばPCが安全に保たれる」こと、一言でいってしまうなら、セキュリティソフトに求められる機能はそれだけである。しかし、使い勝手という視点でみると、ソフトウェアの重さという問題も大きな判断材料となる。セキュリティソフトは、常に実行され続けるから、PCの処理能力を一部奪う。つまり、インストールするだけでCPUをダウングレードし、メモリを減らしてしまうソフトウェアなのだ。そこでできるかぎり動作が軽く、かつできるかぎり完全なセキュリティを提供できるようにソフト開発は行われるわけだが、処理の重さとセキュリティレベルの高さは、やはり比例関係にあるようだ。そこで製品選びの基準となるのは、セキュリティ対策として容認できる処理の重さ、製品価格を含めた維持コスト、そして信頼性である。

日本発で世界的ウイルス対策へと成長 トレンドマイクロ ウイルスバスター2007トレンド フレックス セキュリティ

 昨年4月にゲキ売れ5でセキュリティソフトを取り上げた際には、シマンテックに次ぐゲキ売れ2につけていたトレンドマイクロのウイルスバスターが、今回見事にゲキ売れ1に輝いた。日本発の多国籍企業である同社は、法人向けでは世界市場で、国内では個人と法人の両方で、シェアNo.1を獲得したというから、その地位は不動のものとなった感がある。
 ウイルスバスターの強みは、やはりウィンドウズ向けセキュリティソフトとして1991年から15年以上続くブランドの知名度と、世界7拠点にウイルス専門の研究機関「トレンドラボ」を持つウイルス対策専業企業としての信頼感。ライバルのシマンテックと比べ、処理が軽いという評判もプラスに働いているのは間違いないだろう。また、1ライセンスで3台までのPCにインストールでき、更新も1ライセンスで一括して管理できる契約形態を採用したことも好調な売れ行きの追い風となっている。

セキュリティ市場を激震させたニューフェイスソースネクスト ウイルスセキュリティZERO

 圧倒的なコストパフォーマンスを持つ製品群でソフトウェア市場を席巻してきたソースネクストが、本格的にセキュリティ市場に参入してきた。武器とするのは軽さと低価格、そして、OSの公式サポート終了時まで「更新無期限無料」というセキュリティソフトの常識を破る設定である。この設定に対抗してか、トレンドマイクロやシマンテックといった大手セキュリティソフトベンダも、2年版、3年版という形で、複数年の更新を織り込み済みのパッケージを販売するようになってきた。それだけウイルスセキュリティZEROの与えたインパクトが大きかったということだろう。そして何よりの衝撃は、並み居るセキュリティベンダ大手をしのいでソースネクストがゲキ売れ2に飛び込んできたことだ。
 本製品の最大の特徴が更新無期限無料である点にあるのはもちろんのことだが、安価ながらWindows Vistaの認定を受けており、国際的なセキュリティソフト認定組織の1つであるCheck-mark認証を取得していること、自動更新設定でインストール後はほとんどメンテナンス不要であること、インターフェースがシンプルであることなど、少なからぬ特色を持っている。

アンチウイルスの老舗ブランド シマンテック ノートン インターネットセキュリティ 2007

 アンチウイルスという言葉、今でこそウイルス対策ソフトウェアの代名詞として日本でも普及しているが、そもそもはシマンテックのウイルス対策ソフトの製品名である。このことからも、シマンテックがいかにセキュリティ市場で重要な役割を果たしてきたかが伺えるのだが、ゲキ売れランキングにおいては前回のゲキ売れ1から今回はゲキ売れ3へと後退する形となった。
 ゲキ売れ4にランクインした同シマンテックのノートン360と数字を分け合ったことが、シェア後退の一因だと考えられるが、「個人的な意見になってしまいますが、軽さの順に並べるなら、ソースネクスト、トレンドマイクロ、マカフィー、シマンテックという感覚。シマンテックはCPU負荷が高く、メモリも喰うというイメージがどうしてもありますね」とヨドバシ・ドット・コム担当者が語るように、非力なマシンはもちろんのこと、高速なマシンでも処理能力を削られることに対する抵抗感も背景にあるように思われる。実際には2007版では重さの問題は解消しているとのことなのだが、一度広まってしまった印象は、なかなか克服するのが難しい。しかし、処理が重いというとマイナスイメージが先行してしまうが、それだけ詳細にウイルスチェックを行っているということであり、セキュリティを重視するビジネス環境に対する親和性は高いともいえるはずだ。

オールインワンでバックアップまで管理 シマンテック ノートン360

 「PCのセキュリティ対策はウイルス対策だけでは終わらない」なんて物言いは、キーマンズネットの読者には釈迦に説法かもしれないが、これまでのセキュリティソフトは、バックアップ等のストレージ管理、断片化対策等のパフォーマンス管理、誤って削除したファイルの復元機能などについては、別の領域としてきた。これらは確かにセキュリティ対策とは厳密には異なる機能だが、PC周辺のリスク管理と捉えるなら、すべてを統合したソフトウェアはユーザにとっても分かりやすく、使いやすいものとなるだろう。

 
ゲキ売れ5
6月16日〜7月15日の1ヵ月間、ヨドバシカメラ全店およびヨドバシ・ドット・コムで最も売れた「モバイルPC」上位5製品はこれだ!(情報提供:ヨドバシカメラ)

※表示価格は2007年7月25日時点のものであり、変更の可能性があります。
ゲキ売れ1  ウイルスバスター2007
 トレンド フレックス
 セキュリティ優待1年版 Win
  [Windows Vista対応版]
ウイルスバスター2007トレンド フレックスセキュリティ優待1年版 Win
■メーカー:トレンドマイクロ
■価格:5,280円 (2007年7月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
ゲキ売れ2  ウイルスセキュリティ
 ZERO 1台用 Win
  [Windows Vista対応版]
ウイルスセキュリティZERO 1台用 Win
■メーカー:ソースネクスト
■価格:3,970円 (2007年7月25日時点)
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ゲキ売れ3  ノートン インターネット
 セキュリティ2007 1
 ユーザー Win
 [Windows Vista対応版]
ノートン インターネットセキュリティ2007 1ユーザー Win
■メーカー:シマンテック
■価格:6,480円 (2007年7月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
ゲキ売れ4  ノートン360 Win
ノートン360 Win
■メーカー:シマンテック
■価格:8,980円 (2007年7月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
ゲキ売れ5  マカフィー・インターネット
 セキュリティスイート2007 1
 ユーザー R2 Win
  [Windows Vista対応版]
マカフィー・インターネットセキュリティスイート2007 1ユーザー R2 Win
■メーカー:マカフィー
■価格:5,580円 (2007年7月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
 

 こうしたPC管理を一元化する統合ソフトとして発売されたのがマイクロソフトのWindows Live OneCareなのだが、これに対抗する形でシマンテックが市場に問う新製品がノートン360である。ストレージ管理において豊富な実績を持つベリタスソフトウェアと合併したシマンテックには、PC管理に必要な技術のほとんどが揃っている。そのテクノロジの粋を極めて開発されたノートン360の実力を想像するなら、ゲキ売れ4の位置はまだまだ出発点に過ぎないとも思えるのだ。

軽さと使いやすさに定評あり マカフィー マカフィー・インターネットセキュリティスイート2007

 セキュリティソフトの3強の一角を担ってきたマカフィーだが、今回はゲキ売れ5の座にとどまった。ウイルス、スパイウェア、ハッカー対策から、不要ファイル削除、バックアップと復元、オンライントレードにおける個人情報保護、有害コンテンツのブロック、迷惑メールのフィルタリング、フィッシング詐欺対策まで、豊富な機能を備えた本製品は、ノートン360に近い総合リスク管理ソフトウェアに仕上がっている。トレンドマイクロ、シマンテックの次に来るマカフィーの日本における知名度と、ソースネクストの躍進のあおりを受けてやや劣勢なものの、オールマイティを志向するトレンドマイクロとシマンテックの二大巨頭と一線を画するマカフィーの玄人志向が、一定の支持を得ているのも間違いないだろう。

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