サイバークリーンセンターってなんだ?

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


5分でわかる最新キーワード解説
今週のキーワードはこれだ! 掲載日:2007/05/09
サイバークリーンセンター

 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分で わかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは「サイバークリーンセンター」。日本のインターネット環境からボットを撲滅させるべく開始されたユニークな国家プロジェクト。コンピュータウイルス対策に国が乗り出すという世界でも珍しい試みで、ネットワーク環境でも治安の良い国を目指します!

サイバークリーンセンターとは
サイバークリーンセンターとは

 サイバークリーンセンターは、インターネットを利用する上で大きな脅威となっているボットウイルスの蔓延を食い止めるため、ボットの特徴や技術の解析、対策ソフトの開発、感染ユーザへの注意喚起や再感染防止などの活動を行なう総務省・経済産業省の連携プロジェクトで、2006年12月より活動を開始した。現在日本にあるボット感染PCを減らしていくために、関係機関およびISP(インターネットサービスプロバイダ)や、ボット駆除ツール提供ベンダ、セキュリティベンダが緊密に連携し合い、ボットについての情報提供や啓蒙活動、駆除を促す活動を行うことを目的としている。国がコンピュータウイルスの脅威についてユーザに注意喚起をするという、世界的にもきわめて珍しい試みだ。

 サイバークリーンセンターは、サイバークリーンセンター運営委員会(CCC-SC)の下に「ボット対策システムグループ」「ボットプログラム解析グループ」「ボット感染予防推進グループ」の3つの専門グループが設置され、それぞれ以下の役割を担当している。

ボット対策システムグループ

 Telecom ISAC Japanが担当し、ボット本体を収集する「ボット収集システム」の運用及び、ISPを通じてボット感染ユーザへの注意喚起及びボット対策情報の提供を行なう。

ボットプログラム解析グループ

 JPCERTコーディネーションセンターが担当し、ボットプログラムの調査・解析を行なう。ボットの特徴や技術の解析に加え、有効でかつ効率的な解析手法などを検討。また解析結果をもとに、セキュリティベンダと協力して駆除ツールの開発を行なう。

ボット感染予防推進グループ

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が担当し、セキュリティベンダとの連携により、各社のアンチウイルスソフトのパターンファイルに最新ボット情報の反映を促す。



ボットとは?

 コンピュータウイルスの一種。ボットに感染したPCは、攻撃者が用意したサーバに自動的に接続され、数千台から数万台のボット感染PCからなる「ボットネット」と言われるネットワークを形成する。この多数の感染PCは攻撃者の意のままに操作され、スパムメールの大量送信やDDoS攻撃などに悪用されてしまうほか、個人情報を含むPC内の情報を攻撃者に渡してしまう危険性がある。ボット作成者は、スパムメール送信業者などにボットネットを時間貸ししたり、盗んだ個人情報を販売したりするなど、ボットネットを犯罪目的で利用して利益を得ている。
 ネットワークの通信速度が向上し、PCの処理速度も高くなっている今日では、ユーザがウイルス感染していることに気づかないことも多い。そのため、ユーザは知らぬ間に攻撃の踏み台にされ、被害者でありながら加害者ともなってしまっている。また、日々新しい亜種が作成されており、トレンドマイクロによればその数は12万種ほど にものぼる。2年ほど前に実施された調査では、日本には現在40万人から50万人がボットウイルスに操られているという結果が出ており、社会問題ともなっている。
 なお、ボットネットについては、「ボットネットってなんだ?…ゾンビマシン急増」(2005年9月5日掲載)で詳しく説明している。そちらの記事もぜひ参考にされたい。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

キーマンズポイントで今応募できるプレゼントはこちら!(2016/12/31まで)

ITキャパチャージに解答いただくとポイントがたまります。
たまったポイント数に応じて、以下、A〜E賞の各賞品に応募することができます。

●B賞:抽選で1名様
 象印マホービン 圧力IH炊飯ジャー「極め炊き NP-YB10」 
●A賞:抽選で1名様
 HUAWEI Windows 10 Pro搭載 2in1デバイス「HUAWEI MateBook M3」 
●C賞:抽選で1名様
 iRobot 床拭きロボット「ブラーバ ジェット240」 
●D賞:抽選で1名様
 プリンセス 大皿みたいな白いホットプレート「Table Grill Pure」 
●E賞:抽選で2名様
 ASUS 毎日の健康をスマートに記録「VivoWatch」 

このページの先頭へ

サイバークリーンセンター/サイバークリーンセンターってなんだ?」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「サイバークリーンセンター」関連情報をランダムに表示しています。

サイバークリーンセンター」関連の特集


「もう一枚脱がしたくない?」ただのアダルトゲームのつもりが、いつのまにやらスパマーの手先に!恐怖のウ…



対策ナシでは感染までわずか4分!1日3000件も未知の検体が検出されることも…まだまだ怖いボット事情…



近年はUDPプロトコルを用いる「DNS」「NTP」などを利用したDDoS攻撃が増殖中。実際の攻撃手法…


「ファイアウォール」関連の製品

NextGen Firewall Fシリーズ(旧 NextG Firewall) 【バラクーダネットワークスジャパン】 要件の変化に即応、拡張性重視のセキュリティゲートウェイ運用術 【マクニカネットワークス】 NextGen Firewall Xシリーズ(旧 Barracuda Firewall) 【バラクーダネットワークスジャパン】
ファイアウォール ファイアウォール ファイアウォール
UTM同等の多彩なセキュリティ機能を搭載した次世代ファイアウォール。
L7アプリケーションコントロール機能を備え、アプリケーションレベルの脅威も遮断。
トラフィック増加も怖くない 拡張容易な次世代ファイアウォール 通常のL3/L4ファイアウォール機能に加え、アプリケーションとユーザの可視化・制御機能を備えたL7対応の次世代ファイアウォールアプライアンス。

「ファイアウォール」関連の特集


大量のパケットを送りつけてネット接続をマヒさせるDDoS攻撃。古典的な手法ですが、2015年には50…



 IPv6においてもフィルタリング・ルールだけではインターネットからの脅威には対応できないのはIPv…



 「サイバー攻撃は防御できないレベルにまでなってしまった。私たちは、被害をいかに最小限に留めるしか対…


「ネットワークセキュリティ」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

サイバークリーンセンター/サイバークリーンセンターってなんだ?」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「サイバークリーンセンター/サイバークリーンセンターってなんだ?」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


30002134


IT・IT製品TOP > ネットワークセキュリティ > ファイアウォール > ファイアウォールのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ