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掲載日:2007/01/31
ゲキ売れ5
ゲキ売れ5
量販店売れ筋レポート1月号
 「UPSの巻」
ゲキ売れ5
ゲキ売れ5
ヨドバシ・ドット・コム
ゲキ売れ5

 ヨドバシ・ドット・コムの協力のもと、IT製品の最新トレンドを踏まえ、量販店での売れ筋商品を徹底分析するウェブマガジン「最新ITゲキ売れ5」。2007年の幕開けを飾るのはUPS(無停電電源装置)である。ITに依存する今日のオフィス環境において、データの保護はビジネスの生命線。その基礎となる電源は、地味ながらも重要度において他のIT機器に勝るとも劣らない重要な役割を担っている。IT家電の普及も追い風となって順調に売れゆきを伸ばすUPSだが、どのような製品が量販店でゲキ売れしているのだろうか。


※表示価格は2007年1月25日現在のものであり、変更の可能性があります。最新価格はヨドバシ・ドット・コムでご確認ください。
売れ筋トレンドを読む

 サーバやワークステーションなどの大型機器だけでなく、デスクトップPCやネットワークストレージなど、様々なIT機器に対する電源の確保が要求されるようになってきている。そのニーズに応えるのが、床置きのコンセントを代替する形で簡単に導入できるテーブルタップ型UPSである。そこで、今回のゲキ売れ5ではランキングの対象をテーブルタップ型UPSに限定させていただいた。325VA/185Wから725VA/450Wまで、幅広い容量の製品がゲキ売れにランクインしたが、APCとオムロンの2メーカーによる独占状態、特にゲキ売れ1,2,3フィニッシュを決めたAPCの強さが際立つ結果となった。

UPS選びのポイント

 UPSの基本的な機能は、停電時に電源供給を内蔵するバッテリーに切り替えて、接続機器の動作を継続させること。10ms程度の瞬間的な電源オフをも防ぐためには常時インバータ方式を選択しなくてはならないが、PCなどの電源目的であれば、より単純でローコストな常時商用電源方式で十分である。
 製品選びのポイントとなってくるのは、接続する機器の消費電力と必要バックアップタイムの長さ。バッテリー容量が大きいほど、バックアップタイムは長くなるが、業務を継続するほどの大容量を提供するのはUPSの役割ではない。あくまでUPSが提供するのはアプリケーションの正常終了、PCのシャットダウン及び休止状態移行などを完了するための数分〜数十分の余裕である。そこで、接続機器の消費電力をまかなえることを最低条件として、あとは運用上の要求にあわせて容量を選択すればOKということになる。

まさにテーブルタップ感覚のお手軽UPSAPC SurgeArrest BE325-JP

 「重要なデータはすべてシッカリと管理されたサーバに保管しているから大丈夫」と自信を持っていえるオフィス環境がどれほどあるだろうか。そのためには、すべての端末をディスクレスPCで構築する必要があり、それでも実行中のアプリケーションのデータを保護することは不可能なのだ。それよりも、すべてのIT機器をUPSに接続し、重要データとビジネスを守るための数分間を確保するほうが、はるかに現実的でローコストな解決策となるだろう。
 UPS設置を徹底するためには、テーブルタップ感覚で導入できる手軽なUPSが求められる。その点本製品は、PCに1台、ストレージに1台という感覚で、IT機器とセットで導入することができる価格とコンパクトさを備えている。USBやシリアルポート経由の自動シャットダウン機能などはついていないが、かえってそのシンプルさゆえに、気負うことなく新しい機器を導入するごとに、当然の付属品として購入することができるだろう。本製品が今回ゲキ売れ1に輝いた事実こそ、UPSに対する感覚が「特別なもの」から「あって当たり前のもの」へと変化してきたことを示している。

機能、容量ともバランスのとれたスタンダードUPSAPC ES500 BE500JP

 今回のゲキ売れ5製品のうち、実に3製品までが500VA/300Wという容量で揃う結果となっている。APCのカタログスペックによれば本製品の195W出力に対するバックアップタイムは約8分間。これは小型のデスクトップPCと液晶モニタの組み合わせに該当する電力量だから、オフィスの個人用端末1セットに1台導入するのに最適なスペックといえるのではないだろうか。 電話/ISDN/ADSL回線サージ保護機能、PowerChute Personal Edition ソフトウェアによるUSB/シリアルポート接続されたPCのオートシャットダウンなど、機能面も一通り揃った本製品が、PC1台を中心としたワンシステムの電源確保ニーズに過不足ないソリューションを提供して、ゲキ売れ2にランクインしている。

中型以上のPCに要求される725VA/500Wを供給APC ES725 BE725JP

 ゲキ売れ2のES500の上位機種である本製品だが、相違点は725VA/500Wという電源容量と、LAN回線(RJ45)に対するサージ保護も提供しているという2点である。LAN回線に対するサージ保護が有用なのはもちろんだが、例えば同じ195W出力で比べると、500VA/300Wでは8分間だったバックアップタイムが、725VA/500Wなら13分間に伸びる。またマルチプロセッサと大画面モニタといった組み合わせの高性能デスクトップPCでは、消費電力300Wを超えることもしばしば。その場合には、500VA/300Wでは、そもそも使用することができない。そうした中型以上のシステム用として、325W出力で4分50秒のバックアップタイムを提供する本製品が選ばれているのだろう。

500VA/300Wの小型軽量UPSオムロンBZ50T

 UPS市場におけるAPC一人勝ちを防いでいるのがオムロンである。電源容量とUSB/シリアルポート接続によるオートシャットダウン機能、バッテリー寿命の3点ほどしかスペック項目の思いつかないUPSだが、オムロン製品にはAPCと大きく違うポイントが別にある。オムロン製品は同じ出力容量を持つAPC製品に比べ、製品重量が約半分なのだ。

 
ゲキ売れ5
12月1日〜12月31日の1カ月間、ヨドバシカメラ全店及びヨドバシ・ドット・コムで最も売れた「UPS」上位5製品はこれだ!(情報提供:ヨドバシカメラ)

※表示価格は2007年1月25日時点のものであり、変更の可能性があります。
ゲキ売れ1  SurgeArrest BE325-JP
 [雷ガードタップ+
 電源バックアップ]
SurgeArrest BE325-JP雷ガードタップ+電源バックアップ
■メーカー:エーピーシー・ジャパン
■価格:4,980円 (2007年1月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
ゲキ売れ2  ES500 BE500JP
 [無停電電源装置
 500VA/300W]
APC ES500 BE500JP無停電電源装置500VA/300W
■メーカー:エーピーシー・ジャパン
■価格:12,600円 (2007年1月25日時点)
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ゲキ売れ3  ES725 BE725JP
 [無停電電源装置
 725VA/450W]
ES725 BE725JP無停電電源装置725VA/450W
■メーカー:エーピーシー・ジャパン
■価格:22,050円 (2007年1月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
ゲキ売れ4  BZ50T
 [無停電電源装置
 500VA/300W]
BZ50T無停電電源装置500VA/300W
■メーカー:オムロン
■価格:11,340円 (2007年1月25日時点)
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ゲキ売れ5  BZ50LT
 [無停電電源装置
 500VA/300W]
BZ50LT無停電電源装置500VA/300W
■メーカー:オムロン
■価格:16,590円 (2007年1月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
 

 ただし、同じ500VA/300Wの電源容量を持つAPCのES500と本製品を比較すると、ES500では195W出力時のバックアップ時間が8分間なのに対して、BZ50Tは200W出力時で6分間と少々短くなる。バッテリーのスペックもES500が12V/7.2Ahに対して、BZ50Tは12V/5Ahと小さくなっている。このバッテリーの違いが重量の違いとなっているわけだが、これは言い換えれば、オムロンのほうが、より小容量のバッテリーで同じ最大出力を実現しているということだ。最終的な製品選択は接続機器の消費電力と必要バックアップタイムで決まってくるが、その際の製品選択の幅はオムロンのほうが広いともいえる。また、移動することが少ないとはいえ、設置性についても軽量であるほうが有利だろう。これらの違いを理解するUPS上級者から、オムロン製品は支持を受けているのではないだろうか。

長寿命バッテリーを搭載した500VA/300W オムロンBZ50LT

 型番を見てもわかるように、BZ50LTはゲキ売れ4のBZ50Tと兄弟機種である。仕様上の違いは、バッテリー寿命のみ。BZ50Tが2〜3年なのに対して、BZ50LTは4〜5年の長寿命を提供する。UPSの運用は基本的には設置したらしっぱなしになるだろうから、コストパフォーマンスの問題だけでなく、メンテナンスフリー期間が長いことの恩恵も大きいだろう。
 このバッテリー寿命に関してAPCとオムロンを比較すると、オムロンのBZ50T及びBZ50LTは周囲温度20℃で2〜3年及び4〜5年、対するAPC ES500の場合、周囲温度5℃〜25℃で4年ということになっている。測定条件も有効数字の桁数も異なるスペックで比較することは困難だが、BZ50LTが比較的長い寿命を保証していると考えて間違いはないだろう。

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