クライアントセキュリティ対策の進め方

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すご腕アナリスト市場予測
この先どうなる?が知りたいあなたに「セキュリティ対策 掲載日:2006/11/24

クライアントセキュリティ対策の進め方



 ノートPCや外部記憶媒体の盗難・紛失など、日々発生している情報漏洩事件の多くは、クライアント端末のセキュリティに関連している。今日の企業では、モバイル端末も含め多種多様なクライアント端末が用いられており、そのセキュリティ対策は依然として重要な位置付けとなっている。しかし、その予算は限られていることから、効果的な対策の進め方について頭を悩ませる企業も少なくない。このような状況をふまえ、本稿では、クライアント端末の効率的なセキュリティ対策を進める方法として有効なフレームワークを紹介する。 クライアントセキュリティ対策の進め方



 A N A L Y S T アナリストファイル #034
 株式会社アイ・ティ・アール
株式会社アイ・ティ・アール 雪嶋 貴大(Yukishima Takahiro)
リサーチ・アナリスト
雪嶋 貴大(Yukishima Takahiro)
ネットワーク・セキュリティ、電子メール・セキュリティ、セキュリティ管理を中心に、情報セキュリティ分野における市場動向の調査分析や製品評価を担当。ポリシー策定や製品・サービス選定などユーザー企業におけるセキュリティ対策の支援にも従事。南山大学経済学部卒業後、ユーザー企業の情報システム部門を経て、2005年より現職。


クライアントセキュリティの重要性


 多くの企業では、昨今情報セキュリティ対策を重要課題とみなし、何らかの措置を講じることを検討している。ITRが毎年行なっている国内のIT投資動向の調査においても、IT予算に占めるセキュリティ対策費の割合は増加傾向にあり、また対策を実施・検討している製品・サービスの中でもセキュリティに関連する分野への注目度は高い。

 情報セキュリティの重要性に対する認識が高まり、実際にその対策が進められている一方で、情報漏洩に関する事件が依然として発生し続けているというのも事実である。ここ1年の代表的な事例としては、P2Pファイル交換ソフトである「Winny」がインストールされたPCが同ソフトの機能を悪用するウイルスに感染したことによる情報流出が取り沙汰されることが多い。また、従業員のノートPCの持ち出しに端を発する車上荒らしによる端末の盗難や帰宅時の紛失などの事件も少なくはない。NPO 日本ネットワークセキュリティ協会では、一般に公開されている情報漏洩事件に関する調査を行なっているが、その調査結果では、情報漏洩の原因として、「紛失・置忘れ」が43%で最も多くあがっており、これに「盗難」の27%が続いている。また、経路としては紙媒体が49.9%と圧倒的に多いものの、「PC本体」も16.8%と2番目に多く発生している。加えて3番目には「FD等可搬記憶媒体」(15.7%)が続いており、クライアント端末やそれを介した情報漏洩の経路としては、全体の3割を超える比率となっている。

図1.情報漏洩の原因と経路
図1.情報漏洩の原因と経路
出典:NPO日本ネットワークセキュリティ協会
「2005年度個人情報漏洩インシデント調査結果<速報>」2006年6月

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