ゲキ売れ5「会計・財務ソフトの巻」8月号

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掲載日:2006/08/30
ゲキ売れ5 ゲキ売れ5
              量販店売れ筋レポート8月号
       「会計・財務ソフトの巻」
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ヨドバシ・ドット・コム
ゲキ売れ5
 ヨドバシ・ドット・コムの協力のもと、IT製品の最新トレンドを踏まえ、量販店での売れ筋商品を徹底分析するウェブマガジン「最新ITゲキ売れ5」。8月号の今回は、会計・財務ソフトを取り上げたい。どんな事業活動にもつきものの会計。オフィスのIT化とともに、手書きの帳簿からオーダーメイドの会計システムや表計算ソフトによる手作りのシステムを経て、現在では汎用性の高いパッケージソフトが主流となっている。今や大手の会計事務所でも、なんらかの形で市販のソフトウェアを利用していないところはないだろう。また、今年の5月より施行された新・会社法に伴って、対応するソフトウェアへの切り替え需要も見込まれるこの市場では、一体どんな製品がゲキ売れしているのだろうか。

※表示価格は2006年8月25日時点のものであり、変更の可能性があります。最新価格はヨドバシ・ドット・コムでご確認ください。
売れ筋トレンドを読む  ゲキ売れ5
 最初に断っておくと、今回のランキングはこれまでと異なり、1年間の累積販売数から算出したものである。今や事業所の数だけライセンスが売れるとすら推測できる会計ソフトだが、その販売数は決算期前の切り替え需要や確定申告前駆け込み需要でムラが出るため、1ヵ月の集計で正確な動向を読むことは困難だからである。ランキングは比較的各社に分散する形となったが、これは販売ターゲットと価格、販売ルートなどがそれぞれ異なるために結果として一極集中が避けられた結果だと考えられる。とはいえ、やはり強いのが弥生会計。スタンダードとプロフェッショナルを分けてこの結果だから、弥生ブランドという観点で見るなら圧勝の結果であった。
会計ソフトはどう選ばれる?
 「会計ソフトというのは、コンピュータを使ったことがないような方が、会計ソフト導入を目的にハードと一緒に購入することもあるソフトですから、自分に使いこなせるだろうか?という疑問をお持ちのお客様も多くいらっしゃいます」とヨドバシ・ドット・コム担当者。どうやら会計ソフトの市場では、他のソフト以上に初心者対応が重要なようなのだ。そこで弥生やソリマチでは、店頭でのデモンストレーション、および相談会を実施しており、デモで触った製品を即決するユーザーも少なくないという。インタフェースの使いごこちばかりは、カタログや口頭の説明だけではどうにも判断できない。すると、デモで触ってみるか、さもなければ価格とネームバリューで判断するほかない。こうした製品選びの背景を念頭に置きつつ、今回のランキングを読み解いていくこととしよう。
定番ソフトの座も見えてきたベストセラー弥生「弥生会計スタンダード 06」
 ソフトウェアというのは不思議なもので、ある一線を超えて普及してしまうと、その後はほぼ寡占状態になってしまうことが多い。ワープロ、表計算、プレゼンテーションではMicrosoftが、デザインや画像加工ではAdobeが、それぞれ定番ソフトとして君臨することで、ファイル交換の利便性が得られ、使いこなしノウハウの共有が可能になっている。
 ゲキ売れ1、2を独占した弥生会計の強さは、ある意味圧倒的である。一定のシェアを超えてしまうとソフトウェア製品選びのポイントは、「どれが優れているか」から、「どれを覚えれば価値あるスキルになるか」、「どれなら作業を共有できるか」に変わってくる。PhotoshopとIllustratorスキルが、デザイナーの条件であるように、経理の条件として特定の会計ソフトの使いこなしスキルが求められるようになる時代が遠からず訪れるだろう。弥生会計は、その特定ソフトの位置へと着実に歩みを進めていっているように思える。
プロフェッショナルという言葉の重み弥生「弥生会計プロフェッショナル 06」
 ゲキ売れ1に輝いたスタンダード版と本製品の違いは、経営分析と分散入力の二つの機能が追加されている点にある。逆に言えばそれ以外はほとんど変わらないにもかかわらず、2製品の価格差は約2倍。それだけの価値が本当にあるのだろうか。スタンダード、プロフェッショナルとも、各帳票データをExcelへとエクスポートする機能を備えている。ならば、数字の分析はExcelで行えば済むとつい考えてしまうが、そうした経理の作業コストを削減することこそが、実は会計ソフトを導入するそもそもの理由なのだ。
 中小規模の企業なら、経理とPCに通じた人間がいれば、会計業務をExcelだけで済ますことだって可能だろう。しかし、それほどの技術力と知識を備えた人材を、その程度の業務に費やすコストは計り知れない。Excelで損益分岐点を分析して、こつこつとグラフを作成する時間があるならば、さっさと会計ソフトに出力させて、その検討に入ったほうがよい。DIY精神でコストがかさんでは、元も子もない。そう考えると、わずかな機能差が2倍の価格差を生む理由も納得できてしまう。
個人・法人の両方に、リーズナブルな会計ソフトソリマチ「会計王7」
 大手量販店での店頭デモを活発に行い成果を挙げているのが、このソリマチの会計王である。先に触れたとおりソフトの使い勝手というのは、実際に触ってみないかぎり分からないものなので、コンピュータ自体を使い慣れないユーザーにとっては、デモやセミナーが、購入への一本道を形づくることも少なくないはずだ。
 そういう意味で、農業や漁業といった第一次産業向けの経営支援ソフトでも実績を積んできたソリマチは、小規模でかつPCスキルの低いユーザーのニーズを的確に掴んでいるようだ。また、会計ソフトには、ほとんど性能差というものがなく、通常の業務が目的であれば機能面でもほぼ横並びといっていい。インタフェースの優劣も結局は慣れの問題といってしまうこともできる。UNIX系OSで育った人にとって、どんなにCUIのShellが使いやすくても、MacやWindowsのユーザーはマウスの方に慣れているのだ。そうした意味で、地道な営業活動で着実に上を狙っているのが、この会計王だといえるのではないか。
ドキュメントのビッグブランドの安定感エプソン「財務応援Lite」
 エプソンが会計ソフトでこれほどのシェアを占めているとは、ゲキ売れ取材班の誰もが予想していなかった。しかし、製品の内容を見るとなかなか侮れないものだと分かってきた。「財務応援」の名に恥じず、法人の会計のみならず経営分析に必要なツールまで備えているし、なによりコストパフォーマンスが高い。インタフェースもシンプルだがそつのない作りである。
 このジャンルのソフトウェアで、購入する際の一番の不安材料となるのは、予測できない機能不足が原因で全く役に立たなかったり、使いこなすことができずにゴミにしてしまうことだ。そしてその見通しを立てるのは、未経験のユーザーには不可能に近い。そうした背景のもとでは、大企業のブランドが大きな安心を与えてくれるだろう。エプソンという企業への信頼が、本製品のゲキ売れ4という位置を支えているのではないだろうか。
2005年7月1日〜2006年7月31日の1年間、ヨドバシカメラ全店およびヨドバシ・ドット・コムで最も売れた「会計・財務ソフト」上位5製品はこれだ!(情報提供:ヨドバシカメラ)
※表示価格は2006年8月25日時点のものであり、変更の可能性があります。
 ゲキ売れ1
 弥生会計 スタンダード 06
  会社法対応版 Win
 ■メーカー:弥生
 ■価格:33,580円 (2006年8月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
 ゲキ売れ2
 弥生会計 プロフェッショナル
 06 会社法対応版 Win
 ■メーカー:弥生
 ■価格:66,800円 (2006年8月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
 ゲキ売れ3
 会計王7 Win
 ■メーカー:ソリマチ
 ■価格:23,500円 (2006年8月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
 ゲキ売れ4
 財務応援Lite
 (OEN18LM) Win
 ■メーカー:エプソン販売
 ■価格:20,790円 (2006年8月25日時点)
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 ゲキ売れ5
 勘定奉行21Ver.III
 Bシステム Win
 ■メーカー:オービック
         ビジネスコンサルタント
 ■価格:155,400円 (2006年8月25日時点)
ヨドバシ・ドット・コムでもっと見る
この価格でこの売れ行き オービックビジネスコンサルタント「勘定奉行21Ver.III」
 実は、会計ソフトといったらこれがゲキ売れに入ってくるだろう、とあらかじめ目星をつけていたのが、弥生会計とこの勘定奉行であった。テレビCMや雑誌広告でよく見かける製品が売れているのだろうという単純な考えがアタマにあったのだ。そのため、販売本数をベースとしたランキングを伺ったときには、勘定奉行がゲキ売れ5のシンガリとは少々意外であった。
 しかし考えてみれば本製品の価格はゲキ売れ1〜4の約5倍。売上高で比較するなら当然もっと上に来る。そもそもデータベースにSQLServer7.0互換のMSDE(Microsoft DataEngine)を採用している本製品は、基幹系システムの延長線上にあるシステムであり、スタンドアローンの会計ソフトから発展してきた他の製品とは全く毛色が異なるものだから、販売ルートもおそらく量販店メインとは言いがたいはずだ。それでいて、販売本数でしっかりゲキ売れ5に入るのだから、やはり相当に強力なブランドであるといえるだろう。
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