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製品購入ウラづけガイド
これさえ読めば基本はカンペキ!「IP-VPN 掲載日:2006/02/13

IP-VPN



1:基礎講座 2:選び方講座 3:シェア情報
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IP-VPNと他WANサービスの特徴
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IP-VPNとエントリー型VPN
1
IP-VPNサービス選びのチェックポイント
2
IP-VPNサービスカタログ
1
IP-VPN市場概観
 
INDEX


基礎講座
これさえ読めば基本はカンペキ!
基礎講座

 現在では市場規模は1600億円にまでふくれあがり、文字通り企業向けWANサービスの主役の座に着いたIP-VPN。しかし、登場後の3年間でフレームリレー(FR)からの置き換えも一巡し、市場は成熟化に向かいつつある。跡を追うように登場した広域イーサネットサービスや、ブロードバンド化で注目されるインターネットVPNの追い上げが激しい中、NTT東西の地域IP網を足回り回線に使う「エントリー型VPN」との組み合わせで、いまふたたびIP-VPNが脚光を浴びつつある。 IP-VPN

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IP-VPNと他WANサービスの特徴


 IP-VPNについて、広域イーサネットとインターネットVPNと比較しながらおさらいしよう。いずれのサービスも1対n型が主流だった専用線やFRと異なり、n対n型のフルメッシュ型のWANが安価に構築できるが、採用している技術やサービス内容によっていくつかの特徴がある。ここでは「IP-VPN=MPLS-VPN」「インターネットVPN=IPsec VPN」として解説する。



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IP-VPNと広域イーサネット、インターネットVPN


・細かく網内を制御「IP-VPN」

 IP-VPNは、MPLS(MultiProtocol Label Switching)技術をベースとしている。MPLSでは、サービス網内のルーターがユーザー拠点からのIPパケットに独自のラベルを付けて、網内ではそのラベルによってユーザーを識別し、かつルーティングを行うようになっている。この技術を使うことで、ユーザーは同じ網サービスを利用しながら、他のユーザーとはまったく無関係に通信を行うことができる。


図1 IP-VPN(MPLS)のデータ通信の仕組み
図1 IP-VPN(MPLS)のデータ通信の仕組み

 IP-VPNのサービスとしての特徴は、MPLSルーターで構築されていることから、レイヤー3(ネットワーク層)ベースのサービスとして「IPしかプロトコルをサポートしていない」「優先制御をサポートしている」ほか、以下のような特徴を持っている。


「IP-VPNの特徴」
(1) アクセス回線として、専用線、FR、ATM、イーサネット系回線からADSL回線まで幅広く利用でき、PHSや携帯電話、定額制モバイルカードなどモバイルアクセスまで対応している。
(2) アクセス回線の容量によって利用料金が段階的に上がるようになっているため、拠点のトラフィックに応じた回線容量を選択することができる。たとえば、64kbps、128kbpsのDA(ディジタルアクセス64/128)から1Mbpsのメガデータネッツ、3Mbpsのイーサアクセスなど、拠点の規模によって選ぶことができる。

図2 IP-VPNの多彩なアクセス回線
図2 IP-VPNの多彩なアクセス回線
資料提供:NTTコミュニケーションズ

・何もしないが大容量「広域イーサネット」

 広域イーサネットはかつて「広域LAN」と呼ばれていたように、イーサネットのフレームを網サービスに送り込み、サービス網内ではいわゆるスイッチング(VLAN)の技術によってユーザーを区分けする。レイヤー2(データリンク層)ベースのサービスとしてIP以外のプロトコルもサポートしている。以前は優先制御をサポートしていなかったが、現在では対応可能だ。レイヤー3ベースのIP-VPNに対して「土管」と呼ばれるように、サービス網として「何もしないが、大容量」が特徴だ。それ以外にも、


「広域イーサネットの特徴」
(1) アクセス回線も当初はMbps単位の回線料金しかなかったが、その後、64kbpsなどの低速回線にも対応するなど、幅広くなってきている。現在ではモバイルアクセスにも対応。
(2) 10Mbps、100Mbpsなどイーサネットの速度体系に準じた価格体系になっていることが多く、大容量WAN回線が欲しいユーザーには、IP-VPNと比較するとコスト的に有利なことが多い。

・中小規模には欠かせない「インターネットVPN」

 インターネットVPNは、インターネットという公衆網を使い、認証と暗号化技術を使ってVPNを実現するものだ。L2TP、SSL-VPN、などさまざまな方法があるが、一般的なのは「IPsec」を使ったもの。かつてはインターネットVPNというと「帯域制御・優先制御ができない」「ベストエフォートの回線を使うため不安定」など企業WANとして信頼性の面で不安があったが、VPNルーターの低価格化が進むとともに、ADSLやFTTHなどのブロードバンド回線が普及したことで、相対的にそれまでの問題点を背面に追いやり、今や中小規模企業ネットワークでは欠かせないものとなっている。


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