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製品購入ウラづけガイド
これさえ読めば基本はカンペキ!「SAN 掲載日:2005/10/17

SAN



1:基礎講座 2:選び方講座 3:市場動向
1
SANの基礎知識
2
SANの最新事情
1
SANの選び方
2
製品カタログ
1
マーケット情報
 
INDEX


基礎講座
これさえ読めば基本はカンペキ!
基礎講座

 日々増え続けるデータ量をスムーズに処理するには、サーバーとストレージを柔軟に接続できる環境が望ましい。その手法として注目されているのが、SAN(Storage Area Network)である。昨年あたりから、エントリー向けの低価格なSANコンポーネントも登場し、多くのデータを抱える中堅企業にとっても、問題回避の選択肢として検討できる製品となってきた。今回は、このSANについて基礎から最新事情までを詳しく紹介する。 SAN

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SANの基礎知識


 ストレージ装置は、装備されている場所や接続方法の違いにより、DAS(Direct Attached Storage)、NAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)の3タイプに大別できる。DASはコンピュータ本体に直接接続するタイプ、NASとSANはネットワークに接続するタイプでネットワークストレージと呼ばれている。



1-1

SANとは


 今回取り上げるSANは、サーバーネットワークとは別のデータストレージ専用ネットワークを設けて、サーバーにストレージ環境を提供する仕組みのことを指す。SANでは各サーバー側がファイルシステムを搭載する形を取り、データはブロック単位でストレージ専用ネットワーク上を行き来する。従って、ネットワークに対する負荷はNASよりも小さくてすむ。ただし、異なるファイルシステムを持つサーバー間ではデータ共有が難しくなる。
 SANには「ファイバチャネル」と呼ばれるシリアルSCSIで接続する「FC-SAN」と、SCSIの命令体系をIPにマッピングした「iSCSI」(Internet SCSI)やファイバチャネルをベースにIPネットワークを利用する「FCIP」(Fiber Channel over IP)または「iFCP」(Internet Fiber Channel Protocol)で接続する「IP-SAN」がある(図1参照)。単にSANといった場合はFC-SANを指し、IP-SANといった場合は製品化が進んでいるiSCSIを指す場合が多い。


図1 FC-SAN、IP-SAN、NASの仕組みの違い
図1 FC-SAN、IP-SAN、NASの仕組みの違い

 SANのおもなメリットを挙げると次のようになる。 
他のストレージソリューションに比べて高性能
ディスク容量の拡大に対するスケーラビリティが優れている
高可用性を実現しやすい(堅牢性、仮想化)
ストレージ統合によるTCO削減効果が高い
LANフリー/サーバーフリーのバックアップを実現できる
異機種混在(ヘテロジニアス)環境でのデータ共有が容易
ディザスタリカバリ/リモートミラーリングを実現しやすい
運用管理性が向上する


コラム IP-SAN(iSCSI)は普及するか?
 SANはファイバチャネル、NASはIPネットワークという棲み分けで発展してきたはずのネットワークストレージだが、前述したようにSANにもIPネットワークを適用する動きがある。IP-SANに対応したストレージは「IPストレージ」と呼ばれているが、IPストレージはファイバチャネルが不得意な分野(どこからでも接続可能で距離の制限もない)で注目を集めているだけでなく、コスト面(ファイバチャネルではホストバスアダプタ(HBA:LANのNICに相当するもの)やFCスイッチ(LANスイッチに相当するもの)などの追加コストが高い)や性能面(イーサネットのギガビット対応)でも期待されている。例えば、IP-SANの代表選手であるiSCSIはシスコがIBMなどと共同開発した技術で、伝送媒体がファイバチャネルからIPに替わっても同じ SCSI命令体系を使用することができるので、NICのデバイスドライバを変更するだけで、サーバーシステムは従来のSCSIデバイスを認識することができる。ただし、FC-SANと比較すると、フロー制御方法やIP遅延といった点で性能が劣るというマイナス面もある。しかし、ストレージベンダー各社ではギガビットイーサネットの普及に合わせてiSCSI対応の製品ラインナップの充実も順次進めているので、今後その製品動向にも注視していく必要があるだろう。

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