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製品購入ウラづけガイド
これさえ読めば基本はカンペキ!「KVMスイッチ 掲載日:2005/06/13

KVMスイッチ



1:基礎講座 2:選び方講座 3:導入事例
1
KVMスイッチとは
2
KVMスイッチの注目機能
1
KVMスイッチの選び方
2
製品カタログ
1
サーバー台数の増加でKVMが混乱状態
2
業務に耐え得るコストパフォーマンスに優れたKVMスイッチの検討
3
プライバシーマーク取得のためサーバールームを無人化
 
INDEX


基礎講座
これさえ読めば基本はカンペキ!
基礎講座

 KVMスイッチは、システム管理者がいつでもどこからでも離れた場所にあるコンピュータを監視して、迅速に障害を発見し解決できる専用ツールとして注目を集めるようになってきた。これはデジタルKVMスイッチの台頭で高度なリモート運用管理が効率的に行えるようになったからである。そこで今回は、KVMスイッチの基礎知識からデジタルKVMスイッチの最新機能まで、その最新事情をお届けする。KVMスイッチソリューションは、サーバーの設備/運用コストの削減だけでなくセキュリティの向上にも役立つ。 KVMスイッチ

1 

KVMスイッチとは


 KVMスイッチとは、K(キーボード)、V(ビデオモニター:ディスプレイのこと)、M(マウス)を複数のコンピュータで共有して使うための切替器のことで、CPU切替器、サーバー切替器、コンソールスイッチなどとも呼ばれている。この定義だけを読むと「なんだ、プリンタ切替器と似たような製品か」と早合点しそうになるが、KVMスイッチのことを決して侮ってはいけない。現在のKVMスイッチはCPU切替器と呼ばれていた時代から大きな技術進歩を遂げていて、KVMスイッチを上手に使いこなすことで、ITシステムの設備コストや運用コストを大幅に削減できたり、セキュリティ対策の強化に役立てたりすることが可能になるのだ。



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なぜKVMスイッチが必要なの?


 コンピュータの製品単価が下がってきたことで、1人で複数のコンピュータを操作する機会が家庭でも職場でも増えてきたが、複数のコンピュータを導入したときに重複導入されてしまうハードウエアにキーボード、ディスプレイ、マウスの3つがある。
 例えば、文書作成のために1台目のパソコンを導入し、その後、ビデオ編集用に2台目を導入した場合、この2台のパソコンを使うのがあなただけだとしたら、利用者が1人であるかぎり、同時に2つのキーボード操作やマウス操作が必要になることはないので、1組のKVMを切り替えて使えるようにしておけば、ムダな追加購入をしなくてすむ。
 このことは職場のコンピュータでも同じ話。例えば、1人のシステム管理者がサーバールームでメールサーバー、Webサーバー、アプリケーションサーバーといった複数のコンピュータを同時に管理している場合、やはりサーバー間でKVMを切り替えて使うことができれば、1組のKVMだけでサーバー管理は十分行えることになる。

 つまり、KVMスイッチには以下のような導入メリットがある。


コンピュータの台数分のKVMを用意する必要がなくなるので、設備コストを削減できる。
KVMの台数を減らせることで、サーバールームの省電力化・省スペース化に役立つ。
狭い場所でも相当数のコンピュータのインストールやセットアップを効率よく行える。
複数のKVMが混在することによる操作対象のコンピュータの誤認を防ぐことができる。
KVMを頻繁に差し替えることでコネクタの接触不良を招く恐れがなくなる。

【サーバールームから脱出できる?!】

 前項では、KVMスイッチのハードウエアとしての導入メリットを紹介したが、KVMスイッチのメリットはこれだけではない。KVMスイッチの中にはKVMのケーブルを延長(100m〜300m)することができる製品も登場しているので、システム管理者はサーバールームの外からコンピュータを管理することが可能になる。これは、サーバールーム内で一日中、サーバー管理を行った経験のある人なら、すぐにそのメリットがわかるはず。
 サーバールームは通常、コンピュータの安定稼働やUPSのバッテリ寿命確保のために、マシンにとって最適な空調が行われているが、これはあくまでもマシンにとって最適なだけで、人間にとっては決して最適な環境ではない。具体的には、室温は20度前後、湿度は40〜60%程度に維持されているのが一般的で、自然界なら人間にとっても少しも問題のない設定範囲でも、空調によるこの温度設定は、体が冷え切ってしまい体調を崩しやすい。
 そこで、KVMスイッチによりKVMをサーバールームの外に持ち出すことができれば、システム管理者は快適な場所でサーバー管理が行えるようになる。また、サーバールームへの出入りが少なくなる(場合によっては無人化できる)のでセキュリティの強化にもつながる。


【BIOSレベルのリモート運用管理が可能!】

 管理者が出張中に突然サーバーがトラブルを起こしたり、地震/台風などの災害による交通機関のストップでサーバールームに担当者が向かえなくなったりするといった緊急事態に備えて、サーバーのリモート運用管理はぜひ導入しておきたいソリューションの1つだが、このときIPネットワーク経由で接続可能なデジタルKVMスイッチ(後述)なら、BIOSレベルでサーバーの全ての機能をリモートコントロールできるようになる。また、数台のサーバーが日本全国の各拠点に散らばっていて、各拠点にオペレータを配置することができず、指示を出すにもITリテラシーの問題からパワーボタンさえ分からないといった場合、KVMスイッチなら本社からすべてのサーバーを集中管理することができる。


コラム リモートコントロールソフトとの比較
 サーバーをリモート管理するには、リモートコントロールソフトウエア製品を使ったソリューションも提供されているが、参考までに両者の違いを表1に示しておく。ここに示したように、ソフトウエアを使った場合にはサーバーが稼働していることが必要で、サーバーダウン時には管理不能になるが、KVMスイッチならBIOSレベルのアクセスが可能なのでサーバーダウン時でも管理できる(図1参照)。

+拡大

表1 リモートコントロールソフトとの比較
  Avocent
デジタルKVMスイッチ
リモート
コントロールソフト
KVMスイッチの
メリット
アクセス BIOSレベルアクセス IPベースアクセス
(OS起動後)
より深いレベルでの障害復旧
アクセスフォーム マルチOS対応 限定されたOSアクセス 一元集中管理
インストール ハード、ソフトのインストール不要
(サーバーにはKVMでの接続のみ)
サーバーにソフトをインストールする必要あり 導入が容易
サーバーCPUリソース負荷 無し 有り 管理するサーバーに負荷を掛けない。
ネットワーク負荷 画面変更時に差分のみ送信 常時パケットを送信 ネットワーク帯域を圧迫しない
画面表示 KVM上で圧縮変換、安定した表示 サーバーリソースを使用、不安定 安定
(資料提供:日本アボセント)

コラム システム管理ツールとの比較
 KVMスイッチを導入することでサーバーの集中管理が可能になることから、従来のシステム管理ツール(HP OpenView、Tivoli、Unicenterなど)との関係も気になるところだ。実は、両者は競合する関係ではなく、両者を合わせて使用することでより良いソリューションを実現できる。つまり、デジタルKVMスイッチは遠隔地からサーバーを集中管理して復旧するためのツールであり、一方、システム管理ツールは遠隔地からシステムを集中管理して問題を検知するためのツールという位置付けになる。

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