AR(強化現実)●VR(仮想現実)の逆って?


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 今週のキーワードはこれだ! 掲載日:2005/01/19
 仮想現実の逆(?)で新しい市場を開く!「AR(強化現実)」ってなんだ!?


 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。
 今回のテーマは「AR(強化現実)」。コンピュータで情報を補うことで、目に見える現実の事物への認識を助ける技術です。ヘッドマウント・ディスプレイなどの身につけられる機器上に、自分のいる位置や、見える景色に関連する情報が表示される…、そんな夢のような技術に関する研究が進められています。

5分でわかるイメージ図


AR(Augmented Reality:強化現実)とは
 コンピュータの情報処理を通じて、目前に広がる実在する空間と、映像や音楽、文字などさまざまな情報とを重ね合わせる技術。これまで、「現実」をただ見るだけでは知りえることができなかった知識や情報を補完し、“現実の認識を強化する”ことから、「強化現実」と呼ばれている。例えば、美術品を見ているときに、「美術品」という目に見える現実空間に、その作品が作り出された時代背景や、他の作品との関連性といった様々な情報が、「映像」や「音声」、「文字」などの形式で重ね合わされることで、より現実世界への理解を深めることができる。このように、人が目にする現実世界に対する認識を様々な形で補完し、強化するところがARの最大の目的といえる。
Scroll Browser
▲ARの一例。[Scroll Browser] 壁の中の配線の様子を見ている。

■AR登場の背景
 ARが登場する以前から、実際には存在しない、データの世界に存在する「仮想的な空間」を、あたかも現実らしく見せる「バーチャル・リアリティ」(=仮想現実)が広く研究されていた。ARは、いわばこの仮想現実とは正反対の技術といえる。例えば仮想現実では、実在しない空間の中に人が入り込み、その中を動き回るという処理が可能であるが、すべての空間や状況を仮想的に作り出すには膨大な時間と労力が必要であり、また、その空間を広げるには限界があった。また、仮想現実の応用例は、現実では体験する事ができない医療や軍事などのシミュレーション訓練や、遊園地のアトラクションなどと限られており、こうした流れの中で、リアルな空間にデータを重ね合わせるというインターフェースを持ったARが注目されることになる。

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