第52回 総ざらい!ルーティング原理の初歩


この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


  掲載日:2004/12/22
 総ざらい! ルーティング原理の初歩

 今回は、ネットワークにおける情報のやり取りの要であるルーターについて学んでいこう。まずパケットの中継転送を行うIPや、ルーティングを実現するルーティングテーブルとその種類を説明する。また情報のやり取りに用いるルーティングプロトコルを、RIPとOSPFを挙げて詳しく解説するとともに、コアルーターとエッジルーターの違いについても、QoSとVPNを復習しながら理解していこう。 総ざらい! ルーティング原理の初歩


宛先を探すルーティングとは?

IPネットワークに不可欠なルーター
  今や世界を網羅する巨大ネットワークとして誰もが活用しているインターネットや、電気通信事業者によってサービス提供され、多くの企業で用いられているIPネットワークなどの大規模なコンピュータネットワークにおいては、パケット交換方式と呼ばれる方式を用いて情報をパケットの単位に分割し、この単位で情報をやり取りしている。これにより、ネットワーク自体を誰もが同時に利用することができるわけである。またこれらのネットワークでは、伝送路が網の目状に張り巡らされるとともに、伝送路と伝送路の接点や交点に、必ずルーターと呼ばれる通信機器が配置されている。
  ルーター(Router)は、主にOSI参照モデルにおけるネットワーク層のプロトコルであるIP(Internet Protocol)を用いて、パケットの中継転送を実現する通信機器の1つである。情報は送信元でパケットの単位に分割され、送り出されたパケットは、複数のルーターによってバケツリレーのように中継を繰り返して、宛先へと送り届けられる。また宛先では、パケットから情報を取り出すとともに、これを組み立て復元することで受信を完了する。なお、ルーターによる中継制御はルーティング(Routing:経路選択)と呼ばれている。

ルーティング実現のメカニズム
  次に、ルーターがルーティングを実現するメカニズムについて見ていこう。実は、送信元から送り出されるパケットには、パケットヘッダーと呼ばれる、宅配便の荷物でいえば荷札に相当する情報が必ず付加されている。またパケットヘッダーには、宛先と送信元の双方のIPアドレスが格納されている。ルーターは届いたパケットのIPヘッダーを読み取り、内部に格納されている宛先IPアドレスをもとに、最適なルートを判断し、その方向へとパケットを中継する。
  インターネットやIPネットワークは、電気通信事業者による基幹ネットワークの集合体ともいえるが、ここには多くのルーターが、膨大な数の伝送路を相互的に結びつけている。1つのルーターに到達したパケットは、IPヘッダーの内容をもとに最適な方向へと中継される。中継先には次のルーターが存在するが、これもまた最適な方向へとルーティングを繰り返す。
  なお、このように膨大な数のルーターが用いられている場合、中には何らかの障害によってルーティング制御ができないものも発生するかもしれない。この場合、その周辺に存在するルーターはこれを検知し、その方向とは別の経路を選択してルーティングすることで、パケットを目的地へ届けようとする。こうして、パケットは問題なく相手へと到達することができるわけだ。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには・・・

会員登録をすると自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ

ルーティング原理の初歩/第52回 総ざらい!ルーティング原理の初歩」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「ルーティング原理の初歩」関連情報をランダムに表示しています。

「ルーター」関連の製品

LTE通信モジュール内蔵 VPNルーター FutureNet NXR-G100 シリーズ 【センチュリー・システムズ】 ワイヤレスアダプタ/ワイヤレスVPNルータ「UNIVERGE WA シリーズ」 【NEC】 SRXシリーズ 【ジュニパーネットワークス】
ルーター ルーター ルーター
LTE通信モジュール内蔵の企業向けVPNルーター。3大キャリア対応。M2M(Machine to Machine) / IoT(Internet of Things)に必要な耐環境性 / 高信頼性 / 低消費電力を備えている。 LTE回線や無線LANを活用し、多様なネットワーク構築を可能にする企業向けワイヤレスVPNルータ。
無線LAN AP内蔵モデル、LTE通信機能内蔵モデル等を用意。
Junos OSに統合型脅威管理(UTM)と不正侵入防御(IPS)、クラウド/モバイル時代に必須のアプリケーションの“見える化“機能を統合可能な次世代のサービス・ゲートウェイ。

「ルーター」関連の特集


ARPとデフォルトゲートウェイを基礎から解説!OSI参照モデルの第2層データリンク層、第3層ネットワ…



IT専門部署がいないことが多い中堅・中小企業のみならず、ルータは初期導入コストで選定されがち。真の意…



前年比で5倍以上!今、市場が急拡大中のモバイルルータ…でもビジネスシーンでの利用ってそんなにあるの?…


「ネットワーク機器」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

会員登録(無料)・ログインはこちらから

ルーティング原理の初歩/第52回 総ざらい!ルーティング原理の初歩」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「ルーティング原理の初歩/第52回 総ざらい!ルーティング原理の初歩」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


30001014


IT・IT製品TOP > ネットワーク機器 > ルーター > ルーターのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ