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 運用コストを減らすワザ50(応用) 掲載日:2004/12/17
 IPセントレックス

 IPセントレックスの現状は、登場当初の予想や期待とはだいぶ違った形で推移してきていることがわかった。電話サービスに関する周囲の状況もまた変わっている。それでは現在、IPセントレックスを利用してコスト削減を図る道をどう考えればよいだろうか。 ここではIPセントレックスを用いたコスト削減のポイントを紹介する。合わせて30%の通信コスト削減を図った事例、および最新のモバイルセントレックスの概要を紹介していく。 IPセントレックスイメージ



IPセントレックスにおけるコスト削減のポイント

ポイント1:合理的な音声・データ統合の途を探る
 IPセントレックスの特徴の1つは、IP-VPNや広域LANという低コストで高品質な通信回線を利用するサービスが多いことだ。これら新型WANは、従来の専用線接続に比べ、より広い帯域の回線をより低コストに利用できるようにしている。
 そしてこれらサービスのオプションとして、IPセントレックスが選べる場合が多い。数十M〜1Gbpsにも及ぶ新型WANの帯域、そしてBフレッツなどの広帯域なアクセス回線をもってすれば、かなり余裕のある帯域でデータ・音声両用のWANが低コストで実現できる。しかもカバー領域は全国に広がっており、網側でのQoSも可能になっている。この回線を利用して、自前でVoIPゲートウエイを設置して拠点間内線通話を行なうこともできるが、運用管理の手間はどうしてもかかる。外線発着や携帯電話等への対応を考えると、IPセントレックスのほうが容易に、また機能追加に労力を割くことなしに、高度なサービスを早期に実現できる可能性が高い。
 もっとも、基礎編で触れたが必ずしも音声・データ統合が正解である場合ばかりではないことも留意して、データ統合という「合わせワザ」を考えていくのがよいだろう。

ポイント2:地方営業所などの内線化を図る
 上にあげた新型WANの利用は活発に行なわれており、何をいまさらと思う方もおられるだろう。実際本社と支社間などの主要なネットワークでは新型WANとVoIPゲートウエイを利用した内線通話を利用している企業は数多い。しかし地方の営業所や出張所、店舗などの、PBXの設置も必要ない極めて小規模の拠点のそれぞれにVoIPゲートウエイを設置するコストは相応に高く、内線化を実現していない場合も多いと思われる。これら拠点を含めてIPセントレックスを利用すれば、通話料金の削減が図れる場合があるだろう。また、全国拠点を接続する場合には、通話品質への疑問は残るにせよ、インターネットVPNの利用はコスト面でおおいに有利になるはずだ。拠点数が多い場合にはインターネットVPNを利用するIPセントレックスも検討する価値があろう。

ポイント3:通話料が安くなるかどうかを考える
 「内線通話は定額」「外線通話は格安」になるのがIPセントレックスの現在の最大のセールスポイントになってきた。しかし、IPセントレックスの導入や運用にかかる支出をできるだけ早く回収するために十分なコスト削減効果があるかどうかをよく考えるべきだろう。内線通話がこれまでどれだけの本数かけられていたのか、外線通話の頻度はどれだけかなどを分析・検討する必要があろう。PBXの価格低下や、固定電話サービスの低価格化の動向などもにらみながら、投資に見合ったコスト削減効果が自社で可能かどうかを検討したい。一般的には拠点が多く、全国に広がっている場合ほどコスト面で有利になるだろう。

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