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 運用コストを減らすワザ50(基礎) 掲載日:2004/11/19
 IT投資マネジメント

 現状のビジネスを維持するための運用・保守などのための予算が「コスト」なら、未来のビジネスのためのITづくりはまさに競争力を生むための「投資」である。投資にはリターンが期待できなければならない。IT企画の段階でその期待値を説得力ある形で算出できるだろうか。また現状のITがもたらす利益を正確に把握するにはどうすればよいだろうか。今回は、まずIT投資効果を定量的に予測・測定する手法について紹介し、応用編では新需要予測システムの導入に際して増収効果を測定した全日本空輸(ANA)の事例を紹介していく。 IT投資マネジメントイメージ



IT投資マネジメントによる合理的投資とは

上昇に転じたIT支出
 システム部門に「コスト削減」が優先的な課題となって久しい。すでに「できることはやりつくした」企業も多いだろう。ところが現在、IT投資(コストを含んだ総額)はマイナス成長にピリオドを打ち、今年から上昇に転じている。
 調査会社のIDC Japanの2003年までのデータに基づく予測によれば、2003年のIT投資額は11兆224億円だが2004年は11兆1747億円と1.4%の増加が見込まれ、2005年以降はさらに大きな伸び率で増加が続く見込みという。

図1 IT投資総額の変化
図1 IT投資総額の変化
(資料提供:IDC Japan)

 この調査と予測は電子測定器や業務用端末、携帯電話、システムの維持人件費は除外しており、それらを合計すればこの金額の倍以上の投資が行なわれているはずだ。またハードウェアの価格が顕著に低下していることを考えると、実際のIT市場はこの数字以上に拡大していると思われる。

大企業はコスト削減よりも投資の合理化へ、中小・中堅はコスト削減メイン
 コスト抑制は従来どおりの厳しさで行なわれているとするなら、この伸び率の反転は「投資」として行なわれていると考えることが可能だ。同社のITスペンディングリサーチマネージャーの塚本卓郎氏によれば、IT支出を下げるための方法論にはIT担当従業員の数の大小により、「一種のデジタルデバイドといっていいほど」の違いがあるという。大企業はコスト削減対策を従来からとってきており、今後は「投資」をどう合理的に行なうかが焦点になり、中小・中堅企業においてはコスト削減が今後とも中心的な課題になるというのだ。

IT投資マネジメントの必要性
 IT投資マネジメントは、コスト抑制一辺倒の時代から次の時代へと変わろうとするときの必要な管理手法といえるだろう。従来どおりIT支出はできるだけ抑えながらビジネス変化への対応や新ビジネスへのチャレンジを行なうには、「何が利益に結びつくのか」をはっきりさせ、利益が期待できるプロジェクトだけを、しかもそれぞれに優先順位をつけて遂行していくことが必要になる。それを行なうのがIT投資マネジメントだ。

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