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 運用コストを減らすワザ50(基礎) 掲載日:2004/08/20
 アプリケーション連携

 アプリケーション連携・統合に関する関心は最近とみに高まっているようだ。それはシステム主導になりがちだった従来のEAIのほかに、比較的低コストでサービス主導の考え方による新しい連携法が有力な選択肢として加わったことによると思われる。そこで今回はアプリケーション連携および統合技術の現状を紹介し、導入の考え方を整理してみたい。
*ここでは、アプリケーション相互を連携させる技術のことを「アプリケーション連携」と呼び、多数のアプリケーション連携を合理的・効率的に行う技術を「アプリケーション統合」と呼ぶことにする。
アプリケーション連携イメージ



アプリケーション連携が必要になる理由
 まずアプリケーション連携を考える前提として、社内の情報システムの現状と、ビジネス環境の変化について考えてみよう。

アプリケーション連携を考える前提

【既存の複数システム間の複雑なデータ交換、プロセス連携のシンプル化】
 これまでシステム部門は必要に応じて各種のシステムを導入してきている。それらは通常はばらばらに導入されてきたために、システム間でのデータ交換やプロセス連携は考慮されていないことが多い。後発のシステムではそれ以前のシステムとの連携を作りこんである場合もあるが、連携機能が個別に作りこまれているために、ビジネスの拡張や新ビジネスの立ち上げの際には変更の影響が甚大で、システム追加コストよりも既存のシステムの変更コストが上回ることが珍しくない。できるだけコストをかけずに柔軟なビジネス拡張やシステム追加が行えるようにするために、データ交換やプロセス連携をよりシンプルにすることが、システム部門の古くから抱える重要な課題である。

【標準技術に準拠したB to B、B to Cビジネスの要求】
 企業間取引のプロセス全般が、従来の業界標準や個別に作成された特定プロトコルに基づいたEDIから、インターネット技術から派生してきた標準仕様に基づいたものへと徐々に移行してきている(EDIそのものもXMLへの移行準備が進んでいる)。企業間における標準的な取引の仕様が変われば、その情報を社内システムで合理的に取り扱えるようなインタフェースが必要になる。インターネットを介して直接顧客との取引を行う場合でも、同様な事情がある。

ユーザー部門、経営層から求められていること
 これらほとんどの企業に共通するシステムの状態と周囲の動向への対応が求められているのに加え、エンドユーザーの側からのシステムへの要求も厳しくなってきている。その要求は大きく分ければ次の2つということができよう。

業務効率の改善
意思決定のスピードアップ

 業務効率の改善には、業務処理の省力化、作業工数の削減、機械化による人件費削減などが含まれる。これらは長年システム部門が追求してきたことでもあるのだが、現在では単一の業務の効率化ではなく、複数の業務のフロー全体での効率化が問われている。売上向上や顧客満足度向上などの具体的な利益につながるようなビジネス視点での効率性が問われるようになってきたのである。
 一方では企業ポータルやデータウエアハウスのような情報参照・分析系のシステムと基幹系を含む各種システムとの連携による効果的な戦略立案を可能にするための情報活用が重要視されるとともに、もう一方では経営意思を業務プロセスに反映するための仕組みが不可欠と考えられるようになってきた。ビジネスに影響する問題点や、よりビジネスに貢献可能なプロセス変更・追加ポイントを見つけ次第改善可能なシステムが必要だと考えられている。

図1 エンドユーザーからみた最適な業務システム
図1 エンドユーザーからみた最適な業務システム
(資料提供:日立製作所)

 これらのエンドユーザーからの要求がシステム部門につきつけている課題は、総じて言えば情報システムにさらなる柔軟性をもたせることである。

 システム部門にとって、運用管理コストの低減は現在最も大きな課題になっている。この課題の解決を図りつつ、上に「前提」として掲げた課題とエンドユーザーからの課題にシステム面で応えていかなければならない。

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