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製品購入ウラづけガイド
これさえ読めば基本はカンペキ!「無線LAN 掲載日:2004/08/16

無線LAN



1:基礎講座 2:選び方講座 3:市場動向
1
無線LAN規格とセキュリティ
2
無線LANスイッチによる課題解決
1
無線LANスイッチの選び方
2
製品カタログ
1
無線LAN市場動向
 
INDEX


基礎講座
これさえ読めば基本はカンペキ!
基礎講座

 企業で無線LANを導入する際、LANの拡張に合わせてアクセスポイント(AP)を増やしていく必要があるが、このとき問題になるのがAPの運用管理だ。つまり、数台では問題にならなかった運用管理も、数十台から数百台へと APが増えてくると、ファームウエアのアップグレード1つとってもネットワーク管理者には大変な負担増になる。
 そこで、今回は無線LANの規格動向とセキュリティ強化にも触れながら、最近、複数APの運用管理コストを削減できる製品として特に注目され始めた「無線LANスイッチ」について詳しく紹介する。
無線LAN

1 

無線LAN規格とセキュリティ


 無線LANを語る場合、重要と思われるキーワードとして4つ挙げることができる。まず、LANの世界では異機種混在が当たり前になるので、その統一規格である「IEEE802.11」と製品認定の「Wi-Fi アライアンス」。3つ目は有線LANでは発生しなかった無線LAN固有の「セキュリティ」問題。ここではまずこの3つについて説明しよう。4つ目の最もホットな最新キーワードについては次節で紹介する。



1-1

無線LAN製品はIEEE802.11規格とともに発展


 実は無線LAN製品は、IEEE(米国電気電子技術者協会)802.委員会ワーキンググループ11によって1997年にIEEE802.11として規格化される以前から登場していた。しかし、統一規格が存在しない当時の無線LAN製品は、ベンダーが異なるとお互いに通信できなかったり、伝送速度が遅かったり(1Mbps程度)、価格が高かったりして、それほど普及しなかった。しかし、 IEEE802.11(最大伝送速度2Mbps)に準拠した製品が登場するようになってからは無線LAN市場が徐々に拡大するようになり、1999年に IEEE802.11b(最大伝送速度11Mbps)が策定され、これに対応した製品群が市場に登場すると、無線LAN市場は本格的に立ち上がるようになった。
 その後、2002年からは最大伝送速度54MbpsのIEEE802.11aに対応した製品が登場し、また2003年6月に承認された IEEE802.11gの対応製品も加わったことで、個人ユーザーだけでなく、ようやく法人ユーザーにも魅力的な製品ラインナップが揃い始めるようになった。


表1 おもな無線LAN規格
  IEEE 802.11b IEEE 802.11a IEEE 802.11g
周波数 2.4GHz 帯 5.2GHz 帯 2.4GHz 帯
通信速度 (規格値) 最大11Mbps 最大54Mbps 最大54Mbps
通信速度 (実質値) 最大5Mbps 最大22Mbps 最大20Mbps
伝送距離 50m〜180m 20m〜90m 20m〜180m
互換性 ×
電波干渉の可能性 Bluetooth/電子レンジ なし Bluetooth/電子レンジ
メリット 互換性が高い IEEE 802.11bより高速 IEEE 802.11bより高速
安価 他の周波数帯より空いている IEEE 802.11bと互換性がある
比較的安定している   遮蔽物も透過性が高い
デメリット 速くはない 他の方式と互換性がない 他の周波数帯より混んでいる
QoSの欠如 屋外では使用できない まだ比較的不安定で、高価
WEPが脆弱 電力消費が激しい  
同一セルに3台のAPを 置くと、ローミングができなくなることがある 遮蔽物も透過性が低い  
高価  
資料提供:日商エレクトロニクス

 今後の予定としては、無線LAN製品の認証や相互接続性を検証する業界団体「Wi-Fi アライアンス」において、IEEE 802.11i(後述)というセキュリティ機能を追加した規格と、IEEE802.11eというマルチメディアデータのためにQoS機能を追加した規格の製品認定がまもなく開始される。


コラム Wi-Fi アライアンスとは
 無線LANの世界では、規格の標準化を進めているIEEE802.11委員会と並んで、もう1つ重要な組織として「Wi-Fi アライアンス」がある。設立当初は「WECA」(Wireless Ethernet Compatibility Alliance)という名称だったが、2002年10月に「Wi-Fi アライアンス」に名称を変更した。無線LAN業界の大手企業200社以上が加盟しているこの業界団体では、他社製品との互換性が保証された製品に対してWi-Fi(ワイファイ:Wireless Fidelity)マークを発行している。
 このほかにも、「Wi-Fi アライアンス」ではWEPWired Equivalent Privacy)より安全性が高いセキュリティ方式「Wi-Fi Protected Access(WPA)」(後述)を制定したり、ホットスポットと呼ばれる無線LANによる公衆アクセス・サービスに対する認証制度「Wi-Fi ZONE」を行ったりしている。同サイトではWi-Fi ZONE認証を受けた事業者とアクセスポイントのリストを公開していて、日本国内の都市についても検索可能だ。

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