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これさえ読めば基本はカンペキ!「UMLツール 掲載日:2004/07/26

UMLツール



1:基礎講座 2:選び方講座 3:市場動向
1
UMLとは?
2
UMLツールの基礎講座
3
UMLの最新動向
1
UMLツールの選び方
2
UMLツール製品カタログ
1
UMLツール市場動向
 
INDEX


基礎講座
これさえ読めば基本はカンペキ!
基礎講座

 企業システムの大規模化・複雑化が進む中、UMLに期待が集まっている。一般的に文字で表現されたものに比べ、図や絵は認識しやすく、理解しやすい。UMLは、この特徴を活かし、システムの構造を図解することで、視覚的にわかりやすく表現する。UMLを使用することは、システム開発時の業務分析や設計を効率化できるだけでなく、プロジェクトメンバー間の円滑なコミュニケーションにも、その効果を発揮する。そこで今回は、このUMLのメリットを最大限に引き出す、「UMLツール」を紹介する。 UMLツール

1 

UMLとは?


 UMLツールの説明に入る前に、先ず、UMLについて説明しよう。



1-1

UMLで何ができるのか?


 企業システムの開発をスムーズに進めるためには、そのシステムが担う業務を正確に把握し、開発メンバー間、あるいはユーザー企業とSIer・ベンダー間で、正しい情報共有を行なうことが不可欠だ。それには、わかりやすい設計図が必要であり、この設計図を記述するために、モデリングと呼ばれる作業が行なわれる。モデリングとは、そのシステムが担う業務の流れや、構造・機能などを図で記述することだ。
 従来、モデリングには複数の異なる表記法が利用されており、標準と呼べるものが存在しなかった。そのため、開発プロジェクトごとに表記法が異なることもあり、設計者間の共通言語として十分に機能していなかった。そこに登場してきたのが、UMLである。
 UMLは“Unified Modeling Language”の略で、日本語で言えば“統一モデリング言語”となる。オブジェクト指向技術の標準化団体であるOMGObject Management Group)によって標準化され、オブジェクト指向のシステム開発におけるデファクトスタンダードと見なされている。UMLは、言語と言ってもJavaなどのプログラミング言語のように文字ではなく、矩形や楕円など複数の図形を組み合わせて、システムの構成や動き方などを表現するダイヤグラム図によって記述されるため、視覚的にわかりやすく把握できる。


図1 UMLダイヤグラム図(ユースケース図)の例
図1 UMLダイヤグラム図(ユースケース図)の例
資料提供:ボーランド

 またUMLでは、複数のダイヤグラム図の表記法が定められており、複数のダイヤグラム図を使ってモデリングすることで、1つのシステムを多角的な視点から見ることができる。これによって、1つの視点から見ていた場合には見えなかった問題点を洗い出すことが可能になり、より品質の優れたシステムを開発できる利点がある。
さらにそれぞれのダイヤグラム図は連動しているので、前の変更が次の工程に与えた影響を把握するといったトレーサビリティを実現できる。このため、開発途中で不具合に気付いても、容易に前の工程に戻り対応できる。
 なおUMLのダイヤグラム図には、表1のようなものがある。これは、オージス総研が提供する「Konesa」がサポートしているもので、UML 1.4仕様に基づいている。


表1 「Konesa」がサポートするUMLのダイヤグラム図
ダイヤグラム名 説明 分類
クラス図 システムの構成要素(クラス)とその相互関係を静的に表現する 構造図
コンポーネント図 ソフトウエアモジュールの構成を表現する
配置図 システムの物理的な構成を表現する
ユースケース図 対象システムが提供するサービス・機能を表現する 振る舞い図
シーケンス図 オブジェクト間のやりとりを時系列で表現する
コラボレーション図 オブジェクト間のやりとりを構造的に表現する
ステートチャート図 オブジェクトの内部状態の変化を表現する
アクティビティ図 業務の手順やワークフローを表現する
上記以外に、UML 1.4ではオブジェクト図(ある時点のオブジェクトの静的な構造を表現する)が定義されているが、「Konesa」は現在のところサポートしていない。しかし、オブジェクト図はコラボレーション図で代用することが可能。
資料提供:オージス総研

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