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 運用コストを減らすワザ50(基礎) 掲載日:2004/05/21
 キャパシティ管理

 コスト削減は情報システム部門の最大の関心事。しかしそれがビジネス成長の妨げになっては元も子もない。データ量や処理量の増加に比例して運用コストが増大しないコントロールが肝心だ。このコントロールを適切に行うために不可欠なのがキャパシティ管理。まずはキャパシティ管理の意義や方法を確認しておこう。 キャパシティ管理イメージ



キャパシティ管理のイメージ
 運用管理コストの抑制・削減を考えるなら、まずはシステムの安定稼働を図ることが肝心なのは言うまでもない。本シリーズでは変更管理や問題管理、それらの基盤となる構成管理をしっかりと行うことにより、トラブルを激減させることができることを紹介してきた。キャパシティ管理は、こうした現場に密着した運用管理業務の上位で、システム全体のキャパシティ(容量/パフォーマンス)を把握し、ビジネス規模すなわちデータ量と処理量との最適なバランスを保って安定したサービスレベルの確保と運用管理コスト最適化をめざすものといえる。
 キャパシティ管理のイメージは次の図のように考えるとわかりやすいだろう。

図1 バランス化したシステム
図1 バランス化したシステム
(資料提供:アイ・アイ・エム)

 リソースが一定で業務量が多くなればサービスレベルは低下し、サービスレベルを高めると処理できる業務量が少なくなる。そのバランスをとるためには、業務量やサービスの変動量に従って、支点となっているリソースを変化させるとよい。
 計測対象の変動量は、サービスを実現するための業務それぞれの処理時間やレスポンスタイムなどであり、サービス量に対応するトランザクション件数やバッチジョブ本数などである。測定対象業務にはアプリケーションプログラムだけでなくミドルウエアやシステムプログラムも含まれる。リソースはCPU、メモリ、ディスク、ネットワークなどの容量・性能だ。
 このバランスを保つための方法が「キャパシティ管理」であり、将来にわたってバランスを保つことが「キャパシティ・プランニング」である。

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