第34回 パケットの捕捉・解析 LANアナライザ


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  掲載日:2004/03/24
 パケットの捕捉・解析 LANアナライザ


  現在では、テキストデータはもちろん、音声や映像などのマルチメディア情報もネットでやり取りされ、VoIPやビデオ会議も一般的となっている。そのため大容量のデータがLAN上を行き来し、トラフィック過剰などの問題も発生している。今回は、LAN上のトラブルを事前にキャッチし、問題解決を図るLANアナライザについて考えてみよう。基本的なLANアナライザのメカニズムからフレームのキャプチャリング、LAN全体の監視に役立つMIBスイッチや、遠隔地からの監視を実現するRMONプローブなど、最新情報まで含めて紹介する。 パケットの捕捉・解析 LANアナライザ

LANアナライザとその仕組み

LANに発生しうる問題
  LANに発生しうる問題とは、どのようなものなのだろうか。 その最も重度な問題とは、トラフィック過剰とそれに伴う遅延発生だ。現在のLANでは、テキストデータのみならず、音声や映像などのマルチメディア情報もやり取りされるようになった。しかしこれらの情報は非常にサイズが大きいため、多くのクライアントが同時にLANを用いると、多量のフレームがやり取りされることになる。
  この結果、フレームの渋滞ともいうべき現象が発生し、通信速度が著しく低下してしまう場合があるのだ。また、当初想定していたクライアント数を大幅に上回る規模へとLANを拡張した場合も、トラフィック過剰に陥る危険性がある。
  LANに慢性的な遅延が発生した場合、企業全体の業務に影響を及ぼすこともあるため、早急な対策が必要だ。この問題を容易に解決するには、クライアント数を削減するか、もしくは大容量データのやり取りを禁止すればよい。しかし、VoIPやビデオ会議システムなども一般化しつつある現在において、これらは現実的な対策とはいえない。
  そこでまず、LAN全体のトラフィックを検証し、トラフィック過剰となっている部分の帯域の拡張や、トポロジ変更の準備にかかることになる。この際に有効となるのがLANアナライザである。

LANアナライザとは
  LANアナライザ(LAN Analyzer)とは、LAN上のトラフィックを監視し、この変動を記録するための機器、もしくはソフトウエアをいう。機器としてのLANアナライザは、PC本体程度のものから、ハンディタイプのものまでさまざまだが、これをネットワークに接続することでトラフィックの計測や監視を行う。
  例えば、ソフトウエアとしてのLANアナライザは、PCやPCサーバーなどにインストールし、メモリに常駐させることで常にトラフィックを監視することになる。
  当初、ネットワークの状態を把握するには、電気信号が到達しているか否かの計測器が用いられていた。これはOSI参照モデルにおける物理層のテスティングに用いられるものであり、ケーブルテスタとも呼ばれているものだ。
  一方、現在普及するLANアナライザの多くは、ネットワーク上のフレームをキャプチャリングし、これをOSI参照モデルの全層において解析や統計ができるまでになっている。つまり、LANプロトコルのみならず、その上位層のTCP/IPにおいてのプロトコルや、各種アプリケーションサービスレベルの内容を解析し、これを監視することができるのだ。また、監視以外にも、トラフィックの変動をログとして記録し、これを統計データとしてグラフを表示したり、ネットワーク上の端末や、スイッチ、ルーターなどの監視、セグメント単位のトラフィック量解析など、多様な機能を持つものも少なくない。

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