第1回 ネットワーク概念と集中・分散処理

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ネットワーク早わかり講座
連載第1回 LANの仕組みとその管理方法を学ぶ! 掲載日:2002/11/20
ネットワーク概念と集中・分散処理

 最新技術が頻繁に開発されるたびに、その技術を取り入れていかなければならないネットワークの世界。しかし、新しいものを吸収するには、そのベースとなるアーキテクチャを理解しておかなければならないものだ。この「ネットワーク早わかり講座」では、そんな最新技術の基本となる「ネットワーク技術の基礎」を中心に詳しく紹介しながら、現在利用されている製品や仕組みと関連付けて、わかりやすく解説していく。 連載第1回 LANの仕組みとその管理方法を学ぶ!

↓ ネットワークを構成する要素と仕組み
↓ 集中処理と分散処理とメリット、デメリット
↓ ネットワーク管理ツールの必要性


ネットワークを構成する要素と仕組み

 そもそもネットワークとは何だろうか。ネットワーク(network)とは、網状に張り巡らされた組織の形態をいう。インターネットや電話網を始めとする情報通信網、テレビやラジオなどの放送網、一般道や高速道路によって構成される交通網などは、すべてネットワークということができる。昨今では多くの企業が導入しているLANもまた、情報通信網としてのカテゴリーに属するコンピュータネットワークの1つといえるだろう。
 まずは、このLANについて学んでいくことにしよう。

LANとは
 LANとは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network)の略称であり、コンピュータやPC、周辺機器などを10Mbps〜1Gbps程度の伝送速度を実現することのできる有線や無線媒体を用い、一つのオフィスやフロア、建物群など地理的に限られた範囲内で直接的に通信を可能とするデータ通信システムの総称だ。つまり、1つの建物内など限られた範囲内でコンピュータや周辺機器を接続することで構築される構内情報通信網や企業情報通信網がLANということになる。
 LANによって接続されたPC同士では、情報や周辺機器の共有、さらにはお互いのコミュニケーションやデータ通信などが可能となる。
 LANには多くの規格が存在するが、100BASE-TX1000BASE-Tが多く普及している。これらのLANは、非シールドツイストペアケーブル(UTP:Unshielded Twisted Pair cable)を用い、各々のPC内にセットされるLANカードと、ハブ(Hub)と呼ばれる集線装置を接続することによって構成される。

標準化されているLANの規格
LAN 標準化組織 規格名 ケーブル種類 伝送速度
10BASE IEEE802.3 10BASE5 同軸ケーブル(標準50 10Mbps
10BASE2 同軸ケーブル(細心50
10BASE-T UTPカテゴリ3、5
100BASE-T IEEE802.3u 100BASE-T4 UTPカテゴリ3、5 100Mbps
100BASE-TX UTPカテゴリ5
100BASE-FX 2芯マルチモード光ファイバ
1000BASE IEEE802.3z 1000BASE-SX 短波長(0.85 m)マルチモード光ファイバ 1Gbps
1000BASE-LX 長波長(1.3 m)シングル/マルチモード光ファイバ
1000BASE-CX 2芯平衡型同軸ケーブル
IEEE802.3ab 1000BASE-T UTPカテゴリ5、5e

 UTPとハブを用いたLANは、敷設が容易であることから企業などのLANにおいて急速に普及したが、当初は10BASE-Tという10MbpsのLANだった。その後、同様にUTPとハブを用いた最大100MbpsのLANが開発され普及し始めることになるが、これが100BASE-TXだ。現在、一般に最も普及するLAN規格といえる。また、最近では1Gbpsを実現するLAN規格、1000BASEの普及も進む。1000BASE-Tでは、カテゴリ5・5eのUTPケーブルを用いることから、新たな敷設も容易である上、既に敷設されている100BASE-TXなどのUTPケーブルを用いることができるという大きな利点を持つ。1000BASE-Tは、LANのバックボーン部から普及が進みつつある。
M(Mega) メガと読む。100万、もしくは10の6乗。
G(Giga) ギガと読む。10億、もしくは10の9乗。

図1-1 LANの構成要素
図1-1 LANの構成要素
LAN(Local Area Network)とは、コンピュータやPC、周辺機器などを10Mbps〜1Gbps程度の伝送速度を実現することのできる有線や無線媒体を用い、1つのオフィスやフロア、建物群など地理的に限られた範囲内で直接的に通信を可能とするデータ通信システムの総称だ。ここではLANの基本的な構成を示している。昨今では無線LANの普及もめざましいが、無線LANの場合は、LANカードの代わりに無線LANカードや無線LANアダプタを用いることで、ケーブルの敷設が不要となる。

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