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| 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。 今回のテーマは「Cabir(カビール)」。遂に出現してしまった世界初の携帯電話ウイルスです。あなたの携帯電話は大丈夫ですか? |
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| 2004年6月、遂に携帯電話の世界にもコンピュータウイルスが登場した。その名も「Cabir」、日本語ではカビール、キャビルなどと呼ばれている。実際の感染画面に表示されるメッセージのスペルは「Caribe(ピラニアのこと)」となっているが、コンピュータウイルス対策会社では「Cabir」という名前で発表している。こういう不一致はウイルスの命名にはよくあることだ。 さてこの「Cabir」、どこでどういう形で発見されたかというと、実はこのウイルスを作った本人がコンピュータウイルス対策会社に送りつけたことでその存在が明らかになった。つまり、実際に被害報告が出て発見されたわけではない。 それでは誰がどこへ送りつけたかというと、Cabirの作者は「29a」というウイルスライターの国際グループに所属する「Vallez」というペンネームのウイルスライターだと見られている。そして、Cabirの存在を最初に発表したのは、ロシアのコンピュータウイルス対策会社のカスペルスキー研究所である。 |
| 【Cabirに感染すると・・・】 | ||
| それでは、Cabirがどんな振る舞いをするウイルスなのか説明しよう。Cabirは携帯電話専用OSの1つ「Symbian(シンビアン)」のSeries 60 を搭載した携帯電話で動作するウイルスで、CARIBE.SIS というインストールファイル形式で存在する。これをうっかりインストールしてしまうと、携帯電話の起動設定が変更され、携帯電話の電源を入れるたびにCabirが起動するようになる。Cabirが起動すると、15秒から20秒間隔で携帯電話に搭載されているBluetooth機能を使って、他のBluetooth対応の携帯電話へ接続しようとする。そして通信相手が見つかるとCARIBE.SISの送信を試みる。このとき、通信相手の携帯電話の画面には、図1のようなメッセージが表示される。 CabirはBluetoothを介して感染していく仕組みになっているが、現在発見されているCabirの振る舞いはここまでで、幸いにも感染した後のペイロード※(悪意に満ちた行為を実際に実行する部分)は含まれていない。つまり、感染してもSymbian OSのファイルが破壊されたり改ざんされたりすることはなく、Bluetooth機能を勝手に起動されることでバッテリの消耗が激しくなるだけである。 |
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